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ある日、爆弾で死にたくなった。
でも、僕には知識を得るためのインターネットをするお金もなく、トリニトロトルエンの適切な使い方も分からない。
だから、友人がそれをくれた時は歓喜した。
【爆発する方法】
ストレートだ。
実にストレートだ。
だが、それが良い、と言わんばかりのヘブン状態に僕はさせられる。
そうして、その古びて黄色くなった本の一ページ目をゆっくりと開いたのだ。
【爆発する方法 まとめ】
1 司法試験とか公認会計士試験とか、難しい国家資格を目指して勉強を始めましょう。で、その授業の予習をこんな下らん雑文に時間を取らずにさっさとやってしまいましょう。
2 とりあえず今書いているチャオの出てくるようなストーリーが全く考え付かないチャオ長編小説をさっさと書き終えましょう。18万文字まで書いてみて、そのことに対して軽く絶望してみましょう。
3 バイトの店長から、土日祝日にシフトを入れられても、ニコッと了解しましょう。それでもって、バイト先であるバーのオーナーの肩に入れ墨が入っていても、ニッコリ気にせず業務にあたりましょう。
4 大学でサークルのはずなのにやけに動員と上下関係と酒が厳しい部活に入って、参加しないといけないイベントをブッチしてこってり絞られて、飲み会で大ジョッキを一気飲みさせられてみましょう。
5 最近彼女ができてウハウハの知り合いから、「悩み事ある?」とちょい上から目線できかれたら「恋愛関係」と答え、「何があったの?」ときかれたら、「何もないことが悩みなんだ」と答えてみましょう。
6 以上のコトを全部お前の現実なんだと理解しましょう。
。。。
ああああ!!!! 〈爆発 完〉
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