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 JamesKex E-MAIL  - 21/2/27(土) 14:54 -
  
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返信の沼です
 ホップスター  - 21/2/27(土) 12:06 -
  
※ホップ…なかのひと。最近Youtubeに弟が「地元の人」的なポジションで普通に顔出し出演してるのが発覚しました。
※エルファ…H・FFのメガネチャオ。なお家族も全く知らずホップスターが偶然見つけた模様。

【ホップ】「まず最初に先週ツッコミ忘れた箇所があります」
【エルファ】「もうどうでもいいでしょう先週のなんて!!」
【ホップ】「いやこれだけはどうしても!」

>【スマッシュ】「さあ、我々の要求はわかりますね?」
>【けいりん】「今すぐに過去編をたくさん書いて適宜挿入して、我々を末永く楽しませろやゴラァ!!!」
>【スマッシュ】「さもなくばチャオBを破壊する!!!!」
>【けいりん】「ヒャッハー――!!!」

【ホップ】「もうチャオB吹っ飛んでるから!!」
【エルファ】「いや確かにそうですけど!!わざわざそれを言いに1週間引っ張らないでください!!」
【ホップ】「これはスマッシュさんによるツッコミ待ちの巧妙な罠…つまり突っ込まないとギャラロマが終わらないんだよ!!」
【エルファ】「論理が超光速航行して銀河の端までぶっ飛んでます!!」

>【けいりん】「ホップさんはギャラロマのあれこれを反省しきりな様子ですが、我々の書く感想の方が圧倒的に反省点は多いのだと主張しておきましょうか」
>【スマッシュ】「漫才をするだけの感想と比較してもなんの慰めにならないと思うよ……」

【ホップ】「これねー、最初の方の漫才でも書いたけど、執筆に相当時間かかってて序盤書いたのってめっちゃ昔だから、どうしても黒歴史の反省文を書かされてるみたいな状況になっちゃうんだよ…」
【エルファ】「一応確認しておきますけど、それがコロナ禍のおかげで一気に書ききれたんですよね?」
【ホップ】「はい。終盤3分の1ぐらいは2020年に一気に書き上げてます。つまり終盤は一転して自画自賛しまくると思います!!」
【エルファ】「恐怖でしかない…読者の皆さん震えてお待ちください!!」

>【けいりん】「ホップさんは自虐要素の1つの数えていましたが冒険小説で賊が出るのはとても正しいと感じました」
>【スマッシュ】「山賊、海賊、空賊、宇宙海賊……。ファンタジーやSFにはやたらと賊が出てくるもんね」
>【けいりん】「賊は独立した小規模の組織というのが序盤の敵役として都合がいいんですよね。その後の物語に一切関係させずに済むので」

【エルファ】「確かにそう言われるとセオリー通りではあるんですよね」
【ホップ】「ふっふっふ…この頭おかしい作者がセオリー通りに物語を進めると思ったか?」
【エルファ】「そうだった…この作者頭おかしいんでした…!ということは…?」
【ホップ】「今後の展開をお楽しみに!!」
【エルファ】「いやそうなんですけども!!このフリでそれはないでしょう!!」

>【けいりん】「しかしギャラロマの真に恐ろしいところは、開示されている設定が多いがゆえに今後の展開が絞り切れないところですな」
>【スマッシュ】「これまで出した設定をどこまで拾う気なんだろう……?全部拾うとなると相当に壮大な物語にしないといけないですよね。今回出てきた『大崩壊』とかも気になります」
>【けいりん】「単に舞台設定を整えるための設定なのか。はたまた旧文明が今後も物語に関わってくるのか……!?」

【エルファ】「現在のところ『単に作者がこういうの面白そうだからって何も考えずに全部詰め込んだ説』が最有力です」
【ホップ】「ぎく」
【エルファ】「だってこの作者がこの設定全部活かした物語纏めきれる訳ないじゃないですか…」
【ホップ】「ぐぬぬ…一応、大崩壊については正直単なる言語や技術体系の辻褄合わせの意味合いが強いんだけど、終盤にもうちょっとだけお話に絡んできます!」
【エルファ】「先週の返信でもチラっと言いましたけど、あんまりここを掘りすぎると『大崩壊前の話の方が面白そう』現象になっちゃうんですよね」
【ホップ】「そしてそこを書く力は私にはありません…」

>【スマッシュ】「こういう感じの遥か未来の物語系では歴史に埋もれたロストテクノロジーが発掘されて、っていう物語の動かし方はよくあるからね」
>【けいりん】「さすがに詳しいですね、具体的なアニメの例も出せるのでは?」
>【スマッシュ】「『ギャラクシーエンジェル』で見ました!」
>【けいりん】「ギャグアニメじゃねえか!そういうのじゃなくて、∀とか挙げとけや!」

【ホップ】「ここでGAが出てくるのがスマッシュさんだ…ゼロ年代前半の遺物やぞあれ…」
【エルファ】「チャオ小説自体がゼロ年代前半の遺物なのでしょうがないです」
【ホップ】「GAや∀に限らずロボアニメでよくある展開だけど個人的にはあんまり好きじゃないんだよなー」
【エルファ】「何故でしょう?」
【ホップ】「やっぱりロボットは最新鋭の科学の結晶であって欲しい!」
【エルファ】「割と考え方がクラシック!」
【ホップ】「いやそもそも私、旧チャオBや初代PSOでクラシックなオタク世代の恩寵を受けて育った人間だから…でなきゃそもそも2021年に銀河規模のロボ作品なんて書かないし載せないよ!!」
【エルファ】「それもそうでしたね…」
【ホップ】「という訳でロストテクノロジーを掘り出す方向にはいきません!次回をお楽しみに!」
【エルファ】「地味に選択肢を消しやがった!感想ありがとうございました!」
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ただ感想の底です
 スマッシュ  - 21/2/27(土) 1:24 -
  
※スマッシュ…なかのひと。昔YouTubeにアップした動画のURLを思い出せない。
※けいりん…チャオ?投稿した本人すらURLを知らない限定公開動画の再生数はきっと悲惨でしょうね

【けいりん】「3……、2……、1……」
【スマッシュ】「どっかーーん!」
【けいりん】「なぜなにチャオ小説〜〜!」
【スマッシュ】「良い子のみんな〜〜、なぜなにチャオ小説の時間だよ〜」
【けいりん】「けいりんお姉さんがチャオ小説について解説するよ〜〜」

【スマッシュ】「なにこれ」
【けいりん】「今回、本編が急に特別授業から入ったので感想もそれに合わせようかと思った次第」
【スマッシュ】「それでなんの授業をするんです?」
【けいりん】「見切り発車したから行くあてなどありません」
【スマッシュ】「チャオ小説より酷い展開だ!」
【けいりん】「ホップさんはギャラロマのあれこれを反省しきりな様子ですが、我々の書く感想の方が圧倒的に反省点は多いのだと主張しておきましょうか」
【スマッシュ】「漫才をするだけの感想と比較してもなんの慰めにならないと思うよ……」
【けいりん】「それもそうですね、残念」
【スマッシュ】「あと我々の感想は最高に美しく面白く上質で上品なので反省点などない」
【けいりん】「はっはっは、美しいとか上品とかは嘘でしょう!最高に面白くて上質なのは私も認めざるを得ないところですが!」

【スマッシュ】「それで本編の感想に戻りますが、次回の宇宙海賊が非常に気になりますね」
【けいりん】「ホップさんは自虐要素の1つの数えていましたが冒険小説で賊が出るのはとても正しいと感じました」
【スマッシュ】「山賊、海賊、空賊、宇宙海賊……。ファンタジーやSFにはやたらと賊が出てくるもんね」
【けいりん】「賊は独立した小規模の組織というのが序盤の敵役として都合がいいんですよね。その後の物語に一切関係させずに済むので」
【スマッシュ】「この賊を踏み台にして、ようやくクロスバードの面々が大活躍を見せるって感じかな!?」

【けいりん】「しかしギャラロマの真に恐ろしいところは、開示されている設定が多いがゆえに今後の展開が絞り切れないところですな」
【スマッシュ】「これまで出した設定をどこまで拾う気なんだろう……?全部拾うとなると相当に壮大な物語にしないといけないですよね。今回出てきた『大崩壊』とかも気になります」
【けいりん】「単に舞台設定を整えるための設定なのか。はたまた旧文明が今後も物語に関わってくるのか……!?」
【スマッシュ】「こういう感じの遥か未来の物語系では歴史に埋もれたロストテクノロジーが発掘されて、っていう物語の動かし方はよくあるからね」
【けいりん】「さすがに詳しいですね、具体的なアニメの例も出せるのでは?」
【スマッシュ】「『ギャラクシーエンジェル』で見ました!」
【けいりん】「ギャグアニメじゃねえか!そういうのじゃなくて、∀とか挙げとけや!」
【スマッシュ】「ギャラロマに関して言えば、旧文明の話をそこまで掘り下げなくても物語は進行できるタイプの物語な気もします。どう舵取りしていくか気になりますね」

【けいりん】「……今、気がついたのですが」
【スマッシュ】「なんでしょう?」
【けいりん】「今回は本編への言及多めでギャグ控えめという我々の感想にしては若干異色な感じにしてみたものの、『どう舵取りしていくか気になりますね』で感想をまとめる段階でやることではなかった気がします。もっとあーだこーだと考察できるところまで話が進んでからやるべきだったのでは?」
【スマッシュ】「反論させていただきますが、それは私の責任ではありません!」
【けいりん】「は?」
【スマッシュ】「この先の展開を予想したくなるギャラロマが罪な作品なのであって、私はそれに踊らされている可哀想なピエロなのです」
【けいりん】「そうでしたか。では哀れなピエロさん、今から一発ギャグなどでボケの数を水増ししてもよいですよ」
【スマッシュ】「オッケー!いくぜ俺の渾身の一発ギャグ、ふとんがふt」
【けいりん】「ではまた来週!」


【スマッシュ】「遮られたとて最後まで一発ギャグをやらせていただく!!ふとんが吹っ飛んでパンをくわえながら『遅刻遅刻〜』って走る美少女にぶつかり魂が入れ替わったところ、美少女がふとんに、ふとんが美少女に!なんてこったいその肌の温もりでこの僕を温めてくれるのかい、そして美少女になったふとんはもはやふとんではなく抱き枕と言った方が正しいのではないのかね!?なぁに心配しなくてもいいさ、二人とも僕が抱きしめてあげるから――」
【けいりん】「せめて一発ギャグをやってください」
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第8章:2021/02/27
 ホップスター  - 21/2/27(土) 0:03 -
  
※ホップ…なかのひと。久しぶりにYoutubeに動画あげたけど4再生(金曜日23時現在)。
※エルファ…H・FFのメガネチャオ。昔の動画にコメントついてるのを1年半以上経った先日気が付きました。

【エルファ】「…今回特に酷くないですか?」
【ホップ】「分かる?」
【エルファ】「分かります」

【エルファ】「前半は授業という名のただひたすら設定説明、後半はギャグ展開からのいきなりシリアス、そしてオチは突然の海賊退治とかもう意味が分かりません」
【ホップ】「よい子とよいチャオのみんなはマネしないでね!」
【エルファ】「安心してください、そもそもチャオ小説書いてるのがもう数人しかいません!!」

【エルファ】「この回に限ったことじゃない…というかこの作者昔っからそうですけど、物語のセオリーに反することばかりやってますよね」
【ホップ】「本気でその方が面白いと思っていた時期もありました…」
【エルファ】「伏線張らずにいきなり斜め上の展開させてばかりでしたよね」
【ホップ】「でも物語って予測がつかないから面白いんじゃないの!?伏線なんか張ったら先の展開読めちゃうじゃん!!」
【エルファ】「そういう面白さと突拍子のなさとは違います!だいたい大抵の物語は主人公側が勝って終わるんですから一緒でしょう!この物語だってどうせ最後はクロスバード大勝利!希望の未来へレディーゴー!!して終わるんでしょうし!!」
【ホップ】「返す言葉もございません…」

【エルファ】「…この調子だとこれからも非常に不安ですが、また来週…」
【ホップ】「少なくともギャラロマに関してエルファが不安じゃなかったことがあるだろうか…」
【エルファ】「ないですね…」
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第8章:ただ大気の底を眺めて
 ホップスター  - 21/2/27(土) 0:03 -
  
フレミエールへの移動中、クロスバードの一室。
【カンナ】「…それじゃ、特別授業、始めましょうか」
【オリト】「こんな状況でもやるんですか!?しかも艦長が!?」
そう、オリトへの授業である。本来はカンナは艦長という立場のため授業の担当から外れていたが、共和国に捕まり曳航中である現在は、つまるところ暇なのだ。
【カンナ】「時間がもったいないじゃない。今日はクーリアと相談して、銀河史の概要をやることにしました!」
【オリト】「とりあえず…ノートアプリ出すんでしばらく待って下さい…」
と、渋々自らの端末を準備するオリトだった。


        【第8章 ただ大気の底を眺めて】


【カンナ】「とりあえず一般常識の範囲ではあるけど、まずは基本的なことからやりましょうか。…人類とチャオが宇宙に進出して以降の歴史は、一般的に3つに区分されてるわね。つまり旧文明時代、宇宙開拓時代、そして今の銀河戦国時代ね」
人類とチャオが宇宙に進出するようになってからおよそ3000年。その活動域は銀河全体に広がり、かつてない繁栄を謳歌していた。
…だがその旧文明は、俗に『大崩壊』と呼ばれる事件で崩壊してしまう。
【カンナ】「大崩壊というのは、およそ550年前に起こった、一斉に全銀河の大半の惑星の文明が崩壊した事件のことね。とはいえ、そもそも光の速さでも端から端まで数万年かかるこの銀河で、どうして一斉に文明が崩壊したのか。その詳細は今でも不明のままよ」

と、そこまで説明したところで、ある人物が現れた。
【アンヌ】「何やら面白そうなことやってますわね!」
…他ならぬこの人である。
【オリト】「何でこんなところにいるんですか!?」
【アンヌ】「折角ですから、艦内を見て回ろうかと思いまして。…で、何をやっているのです?」

アンヌの疑問に対し、カンナが説明する。それに対するアンヌの答えは、カンナとオリトの予想通りだった。
【アンヌ】「それは是非!私にもやらせて下さい!」
【カンナ】「…まぁ、そうなるわよね…」
さすがに断る訳にもいかず、軽く状況説明をして、アンヌにバトンタッチ。

【アンヌ】「それでは、大崩壊後からですわね。…大崩壊の後も、超光速航行が可能な技術レベルを保持できた惑星はわずか。しかしそのわずかに残ったそれぞれの惑星が、もう一度銀河へと進出し始めました。私達がこれから向かう予定のグロリア王国もそのうちの1つですわね。そしてそのうちの3つの惑星が、後に現在の3大勢力の原型となったのです」
この時代がいわゆる「宇宙開拓時代」である。
【アンヌ】「しかしいくら銀河が広いといえど、無限ではありませんわ。銀河全域をほぼ開拓しきり、他の勢力と接触すれば、当然少なからず争いが起こります。最初は小さな行き違いであっても、誤解が誤解を生み、やがて大規模な戦争になっていく…こうして3大勢力を中心として銀河全体が戦争状態に突入してからおよそ50年、現在新銀河暦564年4月、銀河戦国時代の真っ只中ということですわね」
新銀河暦の年数から分かるように、この暦は大崩壊が起こった年を元年として制定されている。但し、あくまでも推定であり、正確な年代は不明である。

【アンヌ】「…さて、話を旧文明に戻しますわ。旧文明については分かっていないことも非常に多いですが、わずかに残っている記録や遺構物の調査などから、全銀河が1つの統一された政府の下にあったと推測されています。現に私達が使用している戦艦や人型兵器も、細部の差はあれど基本的な構造は3大勢力ともに同一。こうして同盟の皆さん相手に共和国の私が普通にお喋りしてもほぼ問題なく通じますのも、旧文明時代に共通言語が使用されていた証拠、と考えることができますわね」
実際、この銀河において各勢力で使用されている言語は、多少の訛りや語彙・用法の違いこそあれど、基本的には同一なのである。銀河のほぼ全住民同士で意志疎通が可能というのは、銀河統一政府のような存在が過去にあった、としなければ説明が難しい。
と、アンヌがここまで説明したところで、アンヌの個人端末のアラームが鳴った。
【アンヌ】「…と、失礼しました。そろそろフレミエールへの到着時刻ですわ」


アンヌとX組の面々がクロスバードのブリッジへ向かい、レイラが軽く端末を操作する。
【レイラ】「外の映像、出ます!」
次の瞬間中央のメインモニターに、黒い星の海の中にある褐色の惑星が大きく映し出された。思わず「おぉ」と声をあげるX組の面々。
【カンナ】「これが…フレミエール…」
【アンヌ】「ええ。旧文明時代は緑豊かな星だったそうですが、環境悪化によりこのような有様に…」
現在も人間が住むこと自体は可能だが、水がほとんどなくなってしまったため、地上には軍の基地や観測拠点など、必要最低限の人員しか住んでいない。
かつてフレミエールに暮らしてた住民の大半は、フレミエールの周辺に建設された宇宙コロニーで暮らしている。また、宇宙開拓時代に新天地を求めて他の惑星へと向かった者も少なくない。
そんな説明を聞いて、クーリアがこんな疑問を呈す。
【クーリア】「なるほど…しかし失礼ですが、私ら同盟や連合の勢力圏から離れていて、戦略的にも戦術的にも価値が薄いと思われるこの星に、なぜ艦隊が丸ごと停泊可能な大規模な基地があるのでしょう?」
【アンヌ】「いい所を突いてきますわね…仰せの通り、ここに基地を置くことに軍事上の意味はほとんどありませんわ。でもここは、論理より感情を大事にする共和国。…あとは分かりますわね?」
ここまで話を持っていけば、さすがにクーリアも気がつく。
【クーリア】「この星にドゥイエット家が基地を置かなければいけない、感情的な理由…まさか?」
【アンヌ】「ええ。この星…フレミエールは、ドゥイエット家始まりの星なんですわ」
そう言うとアンヌは、どこか寂しげな表情でモニターに映し出されたフレミエールを見ていた。


やがて魔女艦隊はフレミエールの衛星軌道上にある基地コロニーに到着。X組の面々も、アンヌに案内されながら降り立つ。
【基地司令官】「お帰りなさいませ、お嬢様!」
司令官を初め、兵士がずらりと出迎えに並び、敬礼をする。ちなみにこの基地司令官もドゥイエット家の分家の人間であるが、本家であるアンヌに対してはこういう立場になる。
【アンヌ】「皆さん、楽にして下さいませ」
アンヌがそうなだめるが、彼らは敬礼をやめようとはしなかった。階級や上下関係もそこまで厳密ではない共和国軍にあって、これだけ引き締まった光景はほとんどない。
【オリト】(これは…緊張する…)
そしてアンヌの後をついていくように歩くX組。カンナを始めとする本来のメンバーはエリート揃いのため、この手のシチュエーションには比較的慣れていたが、スラム育ちのオリトにとってはそうではない。その対象が厳密には自分ではないと分かっているとはいえ、このように敬意を持って出迎えられたのも初めてである。当然、緊張でほとんど思考が停止してしまった。


X組はそのまま会議室のような部屋に案内され、そこでしばらく休憩、となった。
【オリト】「な、なんかすごく疲れた…」
机の上でぐったりとするオリト。
【ジェイク】「おー、机の上で寝るとかチャオの特権だなー」
【アネッタ】「確かにチャオだから許される行動よね…人間がこんな場所で寝そべる訳には…って先生!?」
アネッタが思わず叫んだのは、そう、ミレーナ先生が完全にオリトと同じ体勢で机に寝そべっていたからである。
【ミレーナ】「どーせ共和国も誰も見てないんだしさー。気にしない気にしない。っていうかそんなこと言ってるけど、いつも休憩時間はぬいぐるみに囲まれて幸せそうに寝てるのはどこの誰だったかしらー?」
【アネッタ】「そ、それは…っ!」
アネッタの顔が真っ赤になる。まさか敵国の基地で自分のプライベートが暴露されるなんて夢にも思ってなかった。
【アネッタ】「なんで先生がそれを!?」
【ミレーナ】「いや、みんなの個室の掃除してるのあたしだからねー?」
アネッタは慌てて周囲を見回すが、みんな特別驚いた表情はしていない。まさかと思い、聞いてみる。
【アネッタ】「っていうか、あれ、みんな…知ってたの!?」
【カンナ】「いやだって艦長室にぬいぐるみ持ち込んだのアネッタだし…」
【ジェイク】「アルタイルのコクピットにぬいぐるみ置きっぱなしだよな?」
【ミレア】「えっと、つまり、バレバレ、です」
【オリト】「あ、僕もミレーナ先生に部屋の掃除頼まれたことがあるんで…」
…そう、オリトを含め全員知っていたのだ。

【アネッタ】「…もうイヤー!生きて捕虜の辱めを受けるぐらいならここから飛び降りて死んでやるー!」
と、思わず窓に駆け込もうとするアネッタ。
【レイラ】「ストップストップ!ここ1階だから!ついでに言うともうあたし達捕虜になってるから!」
レイラがツッコミを入れながらアネッタを止める。それを笑いながら見てる他のメンバー。いつものX組の光景であった…が、実はこの場に1人いないメンバーがいた。
【ゲルト】「って、そういえばジャレオはどこだ?いなくね?」
【クーリア】「ああ、彼ならば…」


そのジャレオは、コロニーの宇宙船ドッグにいた。
【ジャレオ】「これがプロキオンですか…まさか実物をこんな形で見れるなんて」
【技術兵A】「アンヌ様のご招待だ。もちろん何もかもお見せするって訳にはいかねぇが…ま、ゆっくり見てってくれ。答えられる範囲なら、質問にも答えるぞ」
【ジャレオ】「ありがとうございます」
アンヌの許可をもらい、人型兵器だけでなく戦艦など、共和国の技術を見学することになったのだ。
現在ドッグでは、魔女艦隊の修理・補給中。共和国の技術兵がいつもと変わりなく仕事をしているところを見学できるというのも、同盟のジャレオにとってはこの上ない機会である。
【ジャレオ】「しかし、クロスバードで交戦、曳航されている際は分かりませんでしたが、どの艦も相当ダメージを受けてますね…相当な激戦をくぐってきたように見えますが…」
【技術兵A】「さすがに分かるか…お前らとぶつかる前に、連合の『蒼き流星』とやり合ってきたからな」
【ジャレオ】「蒼き流星とですか!?」
ジャレオは驚いた。もちろん、彼らクロスバードも魔女艦隊と戦う前に彼女と戦っていたからだ。
【技術兵A】「あぁ。俺は技術兵だから戦闘になったら見守ることしかできねぇが、さすがにヤバいと思ったなぁ…命があるのはアンヌ様のおかげだよ、まったく」

…と、話しているその時だった。
突如とある技術兵が、ナイフを握り締めてジャレオ目掛けて突っ込んできたのだ。
【技術兵B】「うおあああああっ!!!」
【ジャレオ】「!」
突然のことに動けないジャレオ。だが、先ほどジャレオと話していた技術兵が咄嗟に身を挺し、まさに体でナイフを持った技術兵を止めた。
尋常ならざる様子に他の技術兵が気付き、さらに止めに入る。ジャレオは無傷だったが、先ほどの技術兵は右腕から流血している。
騒然とする中、ジャレオを狙った技術兵が叫ぶ。
【技術兵B】「放せよ!俺の家族は!同盟に!殺されたんだ!!」
その後も言葉としては判別不能な叫びを繰り返したが、彼は数人の兵士に腕を捕まれたまま、どこかへ連れて行かれた。

半ば呆然とするジャレオに、負傷した技術兵が語りかける。
【技術兵A】「ケガはないか?」
【ジャレオ】「ええ、僕は…ですが、貴方は…!」
【技術兵A】「なに、兵隊さんやってりゃこれぐらいかすり傷さ。すまんな、ウチの者が迷惑をかけて」
【ジャレオ】「いえ…ここでは僕は、あくまでも敵ですから」
ジャレオはここが「敵地」であることを改めて認識した。ここは同盟ではない。本来は敵国である共和国なのだ。
【技術兵A】「戦争をやってる以上、どうしたってあぁいう憎しみは生まれちまう。ドゥイエット家は基本的に対連合戦線の担当だから同盟に直接の恨みを持ってる者は多くないが、連合に対しては家族や友人を殺された奴がごまんといる。俺だって同僚の何人かが蒼き流星に屠られてるしな。…だが、人間やチャオならば、いつかきっとそれを乗り越えられる…アンヌ様はそう考えておられるからこそ、お前さん達を客人としてもてなしてるんだろうさ」
【ジャレオ】「………」
【技術兵A】「アンヌ様もお前さん達もまだ若い。その先にある無限の可能性を、信じてるぞ」
【ジャレオ】「はい…!」
そう答えると、ジャレオは深く頷いた。


その頃、アンヌは別室で基地の幹部と打ち合わせしていた。
【アンヌ】「補給が終わるまでどれぐらいかかるかしら?」
【幹部】「はっ、数日あれば大丈夫かと。ただ…」
【アンヌ】「ただ?」
【幹部】「いえ…あの…」
しかし、その幹部は言葉を詰まらせる。
【アンヌ】「怒りませんから、言って下さいませ」
【幹部】「はっ。補給線上にあるヘリブニカ宙域にて、いわゆる海賊行為が多発しておりまして、物資の補給などがままならない状況でして…」
【アンヌ】「そういえばそんな話がありましたわね…」
フレミエールは既に人がほとんど住めない状況にあることから、食料や物資などの資源はコロニーでの生産と他の惑星からの輸入で賄っている。
ヘリブニカでの海賊行為によりフレミエールのコロニー群がすぐに危機に陥る、という訳ではないが、それでも大きな損害を被っているのは事実である。
【アンヌ】「鎮圧に回せる部隊は…あればとっくにやっているかしら?」
【幹部】「ええ、他の3家にも問い合わせてみたのですが、何分同盟や連合との戦線維持で手一杯のようで…」
【アンヌ】「ハーラバードなんかは本当に手一杯なのか怪しいもんですけどね…と、それはとにかく、さすがにこのままでは困りますわね…」
少し考え込むアンヌ。今ちょうど動かせそうなのは他でもない自らの部隊である魔女艦隊であるが、戦時中にも関わらずドゥイエット家の主力艦隊が海賊退治、というのは格好がつかない。それにそもそも、今はクロスバードをグロリアまで送る方が優先順位としては上である。

と、そこまで考えて、アンヌは何かを思いついた。
【アンヌ】「そうですわ、それならばいい考えがありますわ!ただ、少々無理を言うことになりますが…」


【カンナ】「………」
【クーリア】「艦長、どうしましたか?」
【カンナ】「いえ、ちょっと嫌な予感が…」
【クーリア】「まさか…」

…かくして翌日、ヘリブニカ宙域にて、クロスバードは宇宙海賊の退治へと出向くことになるのである。
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出落ち返信です
 ホップスター  - 21/2/20(土) 11:42 -
  
※ホップ…なかのひと。エルファさん恐怖の大王らしいよ。
※エルファ…H・FFのメガネチャオ。その割にはめがね割られまくってますが。


【ホップ】「想定外…」
【エルファ】「どうしたんですかいきなり」
【ホップ】「スマッシュさんがアニソン歌い出しドンにここまで食いついてくるとは思わなかった…!」
【エルファ】「むしろ割と食いつきそうな話題じゃないすか」

【ホップ】「実際問題コレPSO2上でやったから、メロディーがないってのが地味に厄介」
【エルファ】「スマッシュさんが問1で出した『いつも何度でも』とか、メロディーあれば大抵の人は即答でしょうけど歌詞だけだと意外と難儀しそうですよね」

【ホップ】「あと問2ルートで強そうなのは小田和正の『言葉にできない』」
【エルファ】「えっ…名曲中の名曲ですけどアニソンでも何でもないですよね…?」
【ホップ】「もう覚えてる人はいないかも知れないけど我らがソニックXの26話で挿入歌で使われてます!!」
【エルファ】「我々当事者ですらほとんど覚えてないのにそれは反則でしょう!!何年前だと思ってるんですか!!」

【ホップ】「あとサビだけ有名パターンも結構良問ありそう、パッと思いつかないけど」
【エルファ】「アニソンだけじゃないですけど、歌い出しにサビをちょっと入れてくるパターンが意外と多いですからまずそこを探すのが意外と大変ですよね」

【ホップ】「最後の曲名まで当てろパターンも良問難問作れそう。あの1stガンダムも正確には『翔べ!ガンダム』な訳だし(あってたよね…?)」
【エルファ】「あと最近のアニソンも作品名と曲名がかなり異なるケースが多いので『あれ、何だっけ!?』ってなりがちですよね」


【ホップ】「…まぁ、先週書いたようにアレ深夜のノリだしやったの数年前なんでたぶん二度とやることはないんじゃないのかな…」
【エルファ】「ここまで乗っといてソレですか!?」
【ホップ】「という訳で本題に入ります!」
【エルファ】「酷い…」


>【スマッシュ】「じゃあ番外編じゃなくてほぼ本編なのでは……?僕、番外編ってなんかそれまで冒険していたチャオたちが急にクリスマスパーティとか始めるやつだと思っていたよ……」
>【けいりん】「それはチャオB特有の番外編な気もしますが……」
>【スマッシュ】「すなわちホップさんの番外編はチャオ小説の定義から逸脱している!!これは非難されてしかるべき!!」

【ホップ】「ごめんそもそもこのお話自体がチャオ小説からだいぶ逸脱してる気がするんですよ…」
【エルファ】「ほぼ唯一のチャオで主人公のはずのオリト君ただの客人ですからね…」
【ホップ】「だからこれは自分的には本編に数えたらアウトなの!字数も足りないし!」
【エルファ】「そもそも20年以上経って数人しか見ていない今チャオ小説の定義を議論する意味とは…?」

>【けいりん】「私たちの発見した物語の盛り上げ方にワンピースパターンというものがありまして。ワンピースって話のクライマックスに突入する前後のタイミングで回想編を入れるって物語の構成をしばしば使っているんですよ」
>【スマッシュ】「回想編が途中に入ってきても、それ自体が面白ければ別に気にならない。むしろ回想編で入念に描写と解説された分だけその後の感動が増幅する仕組みです」

【ホップ】「スマッシュさん観てないって仰ってたんで例に出すけど、鬼滅の刃がめっちゃこのパターン使いまくって大成功してるんだよね」
【エルファ】「敵の鬼が倒される直前にその鬼の悲しい過去回想が入るんですよね。いずれにせよ、王道パターンではあります」

【ホップ】「でもぶっちゃけると、自分的には過去編ってあんまり好きじゃないんだよねー」
【エルファ】「どうしてでしょう?」
【ホップ】「『本筋先に進めろよ!!私は未来が見たいんだよ!!』ってなっちゃう。それこそ過去編とか番外編でよくね…?的な。それなら読み飛ばせるし」

【エルファ】「なるほど…話題はちょっと逸れますけれど、『過去の戦い』の方が本編よりもずっと面白そうじゃね?ってなるコンテンツもたまにありますよね」
【ホップ】「あー、『かつて戦争があって文明滅びた後の世界で云々』的なお話だと『いやその戦争が見たいわ』ってなるやつあるよね」
【エルファ】「つまりギャラロマも…っと、これまだネタバレになるんでしたっけ」
【ホップ】「手元には最後まで書いてるやつがあるから地味に今どこまで話してOKなのか分からなくなる…」
【エルファ】「という訳で、今後の展開をお楽しみに!感想ありがとうございました!」
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感.5です
 スマッシュ  - 21/2/20(土) 10:05 -
  
※スマッシュ…なかのひと。PSO2NGSの舞台は惑星ハルファ……、これは一体!?
※けいりん…チャオ?これは世界の終末を意味するハルマゲドンとエルファさんを組み合わせた造語であることは明らか!つまりエルファさんこそがノストラダムスの予言した恐怖の大王だったんだよ!!


【スマッシュ】「超!!!難問!!!!」
【けいりん】「いきなりなんすか」
【スマッシュ】「この前の感想の返信にあった『アニソン歌いだしでドン』が面白そうなのでいくつか問題を考えてみました」
【けいりん】「最近こいつクイズ系YouTuberにハマってるんすよ……。しかもそれ以外のYouTuberの動画は全然見ていないので、超!!偏食!!!」

【スマッシュ】「アニソンクイズはアニメ好きグループなら超絶盛り上がるように思えますが、実際にはホップさんも体感したような欠点が様々ございます。1つ目は各自で見ているアニメが異なるので、世代等も意識して出題する必要があること。2つ目は有名なアニソンは歌い出しが特徴的すぎて出オチになっちゃう曲も多いこと。そして3つ目がなにより大切なお袋でございます」
【けいりん】「最後、結婚式の時の3つの袋の話になっちゃってるじゃねえか。すげえ漫才っぽい脱線すんなよ、私たちの間では珍しいボケすぎてビビるわ」
【スマッシュ】「3つの袋って、なにを3番目に持ってきてオチにするか、難しすぎません?さすがに金玉袋は結婚式で言いたくないし……」
【けいりん】「もはや使い古されたネタすぎてどの袋でもオチなくなってしまった感はあるかもしれない……って脱線を続けるなよ」
【スマッシュ】「俺はいくぜ、俺のレールをどこまでも!」
【けいりん】「レールが無いところに行っているから脱線と言っているんですけど……おーい」

【スマッシュ】「いけねえ、いけねえ!このあとで感想も書かないといけないから、脱線はほどほどにしないとな!」
【けいりん】「アニソンクイズの話自体が既に脱線でしたねそういえば……」

【スマッシュ】「そんなわけで私の見つけた良問・難問を紹介するぜ!!」
【けいりん】「アニソン歌い出し……ドーーーーーン!」

問1
『呼んでいる胸のどこか奥で いつも心躍る夢を見たい』

問2
『I can hear my voice 今始まる midnight time からこの場所で』

問3
『降り始めた雪は足跡消して 真っ白な世界にひとりのわたし』

番外編(曲名完全回答のみ正解、というルールの時に限り超難問。きみはこの曲のタイトルを当てられるかな!?)
『ひびけキャシャーン たたけキャシャーン くだけキャシャーン』


【けいりん】「アニソンじゃないのが混じってる!!!!」
【スマッシュ】「ん〜〜??なんのことかな〜???」
【けいりん】「厳密にはアニソンじゃないのが混じってる!!!!!」
【スマッシュ】「聞こえんな〜〜〜!」

【スマッシュ】「それではここから答えと解説!問1の答えは、千と千尋の神隠しの『いつも何度でも』です」
【けいりん】「難易度は低めですが、出オチでもないという塩梅ですね。後半のフレーズがかなり独特な上にタイトルと少し似ているのがヒントになっていて、そこから答えを導き出せそうです」

【スマッシュ】「問2は『EZ DO DANCE』です」
【けいりん】「アニソンじゃない!!!!!」
【スマッシュ】「2013年にPrizmmy☆さんがこの曲をカバーし、プリティーリズム・レインボーライブの主題歌となりました」
【けいりん】「せこいパターン!!このパターンをアニソンと認めていいのか、審議ですよ審議!!!」
【スマッシュ】「だけどこのパターンがOKなら、超有名な楽曲を不意打ち気味に繰り出せるので面白いかなと思いました」
【けいりん】「もっともらしい言い訳を……!ぐぬう……!」

【スマッシュ】「問3はアナと雪の女王の『Let It Go〜ありのままで〜』です」
【けいりん】「問1でもありましたけど、アニメ映画から持ってくるというパターンですね。アニソンと言うとみんなテレビアニメの主題歌を想像しがちなので、そこから外れたところから曲を持ってくるという発想です」
【スマッシュ】「このアイデアの中で難問を探してみたら、この曲と『前前前世』が強そうでした。難問ではないけど『いつも何度でも』はクイズとしてなんか好みな感じです」
【けいりん】「レリゴーはサビのフレーズは万人が知っていると言っても過言ではないくらい有名だけど、歌い出しって全然思い出せないんですよね。前前前世も似た感じ」
【スマッシュ】「サビが印象的な曲で、なおかつテレビとかで紹介される時にはサビの部分しか流れないからね」

【けいりん】「そして問4ですが。ルールが指定されていますね。曲名完全回答のみ??」
【スマッシュ】「即興でやるアニソンクイズって、曲名じゃなくてアニメのタイトルを言っても正解になると思うのよ。それだと昔のアニソンってクソ弱いけど、曲名を完全に答えないとダメっていう厳しいルールにすると、昔のアニソンってかなり難しくなるんじゃないかなって思いました」
【けいりん】「キャシャーンは、なんかもう3択クイズみたいになってますね」
【スマッシュ】「3択クイズかよって面白さがあったのでキャシャーンを採用してみました」
【けいりん】「それで正解は?」
【スマッシュ】「正解は『たたかえ!キャシャーン』でした」
【けいりん】「3択のどれでもねえのかよ!!!!」


【スマッシュ】「というわけで、難問や良問を探すコツと一緒にご紹介しました。今後またお友達同士で似たようなクイズを開催することが一生に一度くらいはあるでしょうから、その時まで全問記憶しておいてくださいね」
【けいりん】「一生に一度使うかどうかの知識でホップさんに余計な記憶容量使わせんなや!!」

【スマッシュ】「さあ、ノルマは達成したから感想に移ろうか」
【けいりん】「そんなノルマはない!」


>【エルファ】「大方この話を書く必要性に後から気付いて無理やり本編に差し込もうとするもそんな技量もなく番外編という形にしたというところでしょうか」

【スマッシュ】「カラオケ大会の予想が外れたと思ったら、こんな事情があったなんてな!!!」
【けいりん】「どうやら動機付けの解説のための回だったようです」
【スマッシュ】「じゃあ番外編じゃなくてほぼ本編なのでは……?僕、番外編ってなんかそれまで冒険していたチャオたちが急にクリスマスパーティとか始めるやつだと思っていたよ……」
【けいりん】「それはチャオB特有の番外編な気もしますが……」
【スマッシュ】「すなわちホップさんの番外編はチャオ小説の定義から逸脱している!!これは非難されてしかるべき!!」
【けいりん】「なに血気盛んになっているんですか!?まるでチャオBの人みたいですよ!!」

【スマッシュ】「今回みたいに話の途中でなにかを差し込むのをホップさんは恥じているようだけど、そんな必要ないと私思うのよね」
【けいりん】「私たちの発見した物語の盛り上げ方にワンピースパターンというものがありまして。ワンピースって話のクライマックスに突入する前後のタイミングで回想編を入れるって物語の構成をしばしば使っているんですよ」
【スマッシュ】「回想編が途中に入ってきても、それ自体が面白ければ別に気にならない。むしろ回想編で入念に描写と解説された分だけその後の感動が増幅する仕組みです」
【けいりん】「なんて素敵な方法なんでしょう!ギャラロマもこの手法を用いたらすごいことになりそうです〜〜!!!!」
【スマッシュ】「さあ、我々の要求はわかりますね?」
【けいりん】「今すぐに過去編をたくさん書いて適宜挿入して、我々を末永く楽しませろやゴラァ!!!」
【スマッシュ】「さもなくばチャオBを破壊する!!!!」
【けいりん】「ヒャッハー――!!!」

意訳:ギャラロマ毎週楽しみにしてます。番外編でもいいから少しでも長くたくさん読めたら嬉しいなあ。
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第7.5章:2021/2/20
 ホップスター  - 21/2/20(土) 0:04 -
  
※ホップ…なかのひと。そういえばPSO2NGSの舞台は惑星ハルファっていうらしいよ。
※エルファ…H・FFのメガネチャオ。そろそろ身内でネタにされそうで震えてる。

【ホップ】「はい、という訳で今週は番外編をお届けしました!次回から本編に戻ります!」
【エルファ】「…色々と言いたいことはありますが…」
【ホップ】「何でしょうか…」
【エルファ】「これ本来は本筋に挟むべき話ですよね!?」
【ホップ】「ぎく!」

【エルファ】「大方この話を書く必要性に後から気付いて無理やり本編に差し込もうとするもそんな技量もなく番外編という形にしたというところでしょうか」
【ホップ】「すごい!人の考えてることを全て正確に当てるなんて!」
【エルファ】「まずその発言にツッコミを入れたいのですが…それをすると自分の存在が怪しくなるのでやめておきます」
【ホップ】「この漫才におけるエルファの存在定義が揺らぐ…!」
【エルファ】「漫才であることは否定しないんですね…」

【エルファ】「とりあえず、無理やりではありますがオリト君とカンナさんの動機付けがされましたけど…他のメンバーは?」
【ホップ】「ないっす」
【エルファ】「あっさり放棄した!!」
【ホップ】「ほら、エリートって最初っから家の意向とかで進路が決まっちゃっててそこに疑問を挟まないことも多いじゃん?」
【エルファ】「それはそうですけど今ここでそれを言われてもただの言い訳にしか聞こえません。現にカンナさんはそこに疑問挟んだから軍にいるんじゃないですか!」

【ホップ】「…と、という訳でまた来週!次回からは通常回に戻ります!」
【エルファ】「ちなみにこんな番外編、今後もあるんですか?」
【ホップ】「あるかもしれない…」
【エルファ】「はいはい、あるんですね…」
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第7.5章:人の理由とチャオの理由
 ホップスター  - 21/2/20(土) 0:03 -
  
クロスバード・ブリッジ。
魔女艦隊に曳航され、フレミエールへ移動中である。
そのブリッジでは、艦長であるカンナが1人、システムチェックをしていた。他のクルー、それにアンヌは別室で作業中か、休憩中である。

【オリト】「…失礼します」
そこにオリトが入ってくる。
【カンナ】「お、来た来た。いらっしゃい」
【オリト】「で、用事というのは…?」
オリトが尋ねる。他でもない、カンナがオリトを「用がある」とブリッジに呼び出したのだ。

【カンナ】「…ちょっと、話が聞きたかったのよ。オリト君について」
【オリト】「俺について、ですか?」
オリトが首を傾げる。
【カンナ】「ええ。そういえばオリト君のことよく知らないな、って思ってね。どうせしばらく一緒に行動するんだしさ」
そう言いカンナは、仮想キーボードの操作を止め、椅子を回してオリトの方を向いた。


        【第7.5章 人の理由とチャオの理由】


【カンナ】「まずこれはだけは聞いておきたかったんだけど…オリト君は、どうしてここにいるのかしら?」
【オリト】「え?」
突然の質問に対して、オリトは戸惑い、こう答える。
【オリト】「それは、入学式の日に迷い込んで、気が付いたらクロスバードに…」
そこまで言ったところで、カンナが慌てて訂正する。『それ』は、カンナも既に大まかにではあるが聞いている。
【カンナ】「あーごめんめん、違う違う。どうして士官学校に入ろうって思ったのか、ってことよ」
【オリト】「あ、そういうことですね」

それを聞いたオリトは、こう答えた。
【オリト】「俺みたいなスラム育ちには、勉強ができても士官学校ぐらいしか選択肢がないですし…今の時代、いい学校はそれに見合ったいいお金を払わないと入れないんですよ」
【カンナ】「確かにね…」
カンナはそれを頷きながら聞いていた。

そこで、今度はオリトがこう返す。
【オリト】「艦長さんは、どうしてですか?」
【カンナ】「えっ!?」
予想していなかった『逆質問』に、思わず聞き返すカンナ。
【オリト】「あ、えっと…艦長さんのご実家は政治家一家ですよね?士官学校じゃなくて普通の学校でそういうことを勉強するっていう選択肢もあったんじゃないのかな、って…」
そうオリトが説明する。確かにカンナの父親は同盟では有力な国民議会議員であり、他の家族もほぼ全員が政治家であることで有名である。カンナも当然、将来はそういう道に進むのだろうと、少なくとも周囲は思っている。
【カンナ】「あー、それね」

カンナはそれを聞き、こうつぶやいた。
【カンナ】「そうね…確かにそうする選択肢もあったかも知れないわね…」

そして、少し考えて、こう説明した。
【カンナ】「小さい頃から、つまらない大人の都合で国ごと振り回されるのを散々見てきたから…ならいっそ、自分の手でこの戦争を終わらせてみたい、って思っちゃったのよ」
【オリト】「なるほど…」
【カンナ】「ま、つまりはただの反抗期ってやつかしらね。家族みたいに政治の力じゃなくて、自分は実力でみんなの役に立ちたいって。…結局、血は争えそうにないけどね」
そう言い、カンナは苦笑いした。


それからしばらく、カンナとオリトはブリッジから、何もない外の景色を眺めていた。超光速航行中なので、外は星空もなくただ漆黒が広がるのみである。

そして、ふとオリトが思い出したようにこうつぶやいた。
【オリト】「あ、そうだ。もう1つ、ここにいる理由があるんです」
【カンナ】「何かしら?」
【オリト】「これは半分後付けなんですけど…士官学校に入るって決まった時に、すごくスラムのみんなから祝福してもらえて。そんなみんなの希望になれたら、って思うんです」
【カンナ】「へぇ、素晴らしいじゃない!後付け結構よ!」
カンナがそう笑顔で返す。
【オリト】「いや、そんな大したものじゃ…」
【カンナ】「ううん、後付けでも何でも、そういう思いを持ってるのはいいことよ。結局自分のことしか考えてないあたしとは大違いよ」

カンナはそう言い、こう続けた。
【カンナ】「これからクロスバードがどうなるか分からないけど…将来もし何かあった時は遠慮なく頼ってくれていいわ。もちろん、あたしにできることには限りがあるし、そもそも誰かに頼られるほど人間出来てないけど…それでも、オリト君の助けになりたいから」
【オリト】「そ、そんな…ありがとうございます」
オリトは遠慮がちに一礼した。


【カンナ】「…あ、そうだ!もう1つ頼みたいことがあるんだけど…いいかしら?」
改めてカンナがそう尋ねる。
【オリト】「いいですけど…何でしょう?」
【カンナ】「ちょっと言いにくいんだけど…」
そこまで言って、カンナが少し口ごもるが、こう続けた。

【カンナ】「艦長室の掃除…頼めるかしら?」
【オリト】「艦長室…ですか?」
思わず聞き返すオリト。そう、クロスバードに迷い込んだ時に最初にカンナと話した、あの散らかった艦長室である。
【カンナ】「ええ…さすがにいい加減片付けようってずっと思ってたんだけど、こんな状況になっちゃったでしょ?…やるにやれなくなっちゃって…」
そう説明するカンナ。しかし、要するに面倒事の押しつけである。
【オリト】「わ、分かりました…」
オリトは安請け合いするんじゃなかった、と内心思いつつ、渋々承諾することにした。
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巡る返信です
 ホップスター  - 21/2/13(土) 11:06 -
  
※ホップ…なかのひと。マグロの次はアラにされる。
※エルファ…H・FFのメガネチャオ。お寿司食べたくなってきましたね。

>【スマッシュ】「そう、一体どんな粗があったのか想像をするしかない……。というわけで今回はそのツッコミどころとやらを想像しようじゃないか!!」
>【けいりん】「なるほどそういうパターンですか」

【ホップ】「(読み返しつつ)…あれ、どこだっけ?」
【エルファ】「作者ぁ!!!」
【ホップ】「ニュース絡みのくだりは確かに修正して、他にもいくつか手直しした記憶はあるんだけど…」
【エルファ】「つまり記憶に残らない程度にはどうでもいい箇所ということで、スマッシュさん申し訳ないですがハズレです」
【ホップ】「答えがないのにハズレとはこれいかに…」

>【けいりん】「そっすか。まあでも本命は同盟の派閥争いですよね。こんなの絶対に後々のストーリーにがっつり関わってくる部分ですから、問題が生じて修正せざるを得なくなる可能性は必然的に高くなります」
>【スマッシュ】「候補に挙げた文章かどうかはともかくとして、派閥争いに関してはなんらかの手直しが入ってもおかしくないと見た」

【ホップ】「実はこの辺の設定については執筆初期の時点で割と決めてたんで後からは動かしてないんだよねぇ…」(ニヤリ)
【エルファ】「気持ち悪い笑い方しないでください。まぁ同人小説あるあるで、こういう面倒臭い設定ばかり先行して思いつくってのはありがちな話ではあります。最も、その結果がこの理解者が誰もいない訳分からん小説なんですけど」
【ホップ】「スマッシュさんついてきてるからセーフ!!」
【エルファ】「シャーロットさんの名前覚えてないのに…?」

>【スマッシュ】「クロスバード対魔女艦隊のカラオケ対決に決まっているだろうが!!!」
>【けいりん】「小説で……カラオケ……?」
>【スマッシュ】「ロボットアニメと言えばカラオケ対決と聞いたことがある」

【ホップ】「全っ然関係ないけど、昔PSO2で深夜のノリで『アニソン歌いだしでドン』的なのやったことがある」
【エルファ】「歌詞の最初で曲当てるやつですか」
【ホップ】「ただアニソンって出オチになっちゃう曲が多いんだよ…」
【エルファ】「あー…」

【ホップ】「燃え上がったらガンダムだし空に聳えるのはマジンガーだし地球にさらばしたらヤマトだし若い命が燃えたら即ゲッターだし」
【エルファ】「チョイスが70年代!!!」
【ホップ】「ほら私のいるコミュニティ初代PSO経験者ばかりだから基本的にオッサンオバサンばかりなのよ…」
【エルファ】「それでも70年代はチョイスが古すぎませんか…」
【ホップ】「あと極めつけは『アニメじゃない』」
【エルファ】「そのものズバリ曲名!!」

【エルファ】「…というかここスマッシュさんへの返信なんですが」
【ホップ】「夢を忘れた古い地球人には分からんのさ」
【エルファ】「歌詞引っ張りすぎですし意味不明です!!感想ありがとうございました!!」
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夢の感想です
 スマッシュ  - 21/2/13(土) 9:41 -
  
※スマッシュ…なかのひと。実写ソニック第2弾公開にあわせてテレビで第一作が公開、そこからソニック人気に火がつくですって!?
※けいりん…チャオ?ソニックの可愛さに全日本人が虜になって、ブームにただ乗りする非公式のソニック風デザインのグッズが氾濫するですって!?

【スマッシュ】「アラガール!!アラガール!!」
【けいりん】「うわあ、いきなりなんですか」
【スマッシュ】「最近、感想コーナーを見るとホップさんが『アラガール』と言っているので、きっと新しく流行っている萌え要素なのだろう!勉強熱心な私は想像を膨らませているのです、はい!」
【けいりん】「ああ、森ガールとか山ガールとかそういう……。でもそういうのは萌え要素とは言わないのでは……?」
【スマッシュ】「ううむ、あら汁を作るのが得意な漁村出身の女性のことを指すのかな!?とても家庭的で素敵な感じがするよね!だとするとアラボーイやアラマダム、アラダンディもいるのかしら!?アラボーイはやや流行りそうな気配を感じますな!!!」
【けいりん】「たぶんですけど、『粗がある』と言っていたのでは?」
【スマッシュ】「我が夢のなぎ倒されて冬の山」
【けいりん】「辞世の句を詠んだ……。って言うか、実際に感想コーナーを見返してみたら『粗がある』なんて文字は一回も出てきてないんですが」
【スマッシュ】「じゃあさっきまでのくだり、完全に捏造じゃねえか!!どうしてくれるんだ!?」
【けいりん】「知りませんよ、そんなことより感想に入ったらどうですか」
【スマッシュ】「それもそうだな。最近、最初のボケのくだりが長くなってしまって、ちゃんとした感想に入る前に疲れてしまう傾向がある」
【けいりん】「アホですな」

>【ホップ】「とはいえ今回の話はなぁ…かなり後になってツッコミ所が複数見つかって手直ししてるから、ちょっとちぐはぐなんだよなぁ」

【スマッシュ】「『粗がある』と言っていないにしても、こういう発言をよく感想コーナーで見かけるので読者としては非常に気になるよね」
【けいりん】「読者視点では先の展開を知らないので、一体どういう食い違いが生じているのか想像の域を出ませんもんね」
【スマッシュ】「そう、一体どんな粗があったのか想像をするしかない……。というわけで今回はそのツッコミどころとやらを想像しようじゃないか!!」
【けいりん】「なるほどそういうパターンですか」
【スマッシュ】「今回は話に大きな動きのあった回ではなかったよね。それなのにツッコミどころがあったとは、これいかに!?」
【けいりん】「動きはなかったものの設定の説明らしきものは複数あったので、そこについて後々に都合の悪いものがあったのではないかと推察できますね。そしてそれを手直しした……と」
【スマッシュ】「手直しが施された……、つまり問題点を放置していないという前提で、それがおこなわれたと思しき文章をサーチ!!」
【けいりん】「そんなことができるのですか!?」
【スマッシュ】「できなくても、それはそれでネタになるから問題なし!!ウオオオォッッ!!!」

ピコーン!ピコーン!

候補1
>ちなみにこれは同盟に比べて共和国の技術が遅れている、という訳ではなく、単に技術体系の違いである。

候補2
>ちなみにアレグリオの士官学校は校長が山脈派のメンバーであるため、どちらかというと山脈派寄りと見なされており、それ故にカンナも海溝派のリークがあったのではと勘ぐったのだ。

【けいりん】「ニュースの件は既にホップさんが自白したので挙げていないんですね」
【スマッシュ】「本命は候補2の方。候補1は後から手直しするまでもなく、修理できない理由付けとして最初から書いてあった可能性は結構高いと見ている」
【けいりん】「『規格が違うから/同じだから』はロボットものとかでしばしば聞く言い分ですよね。そういう意味では後付けの設定の可能性は低そうですが、なぜ候補に?」
【スマッシュ】「候補を複数用意しておかないと格好がつかないかなって……。あと、もしかしたらマグレ当たりの可能性もあるし……」
【けいりん】「そっすか。まあでも本命は同盟の派閥争いですよね。こんなの絶対に後々のストーリーにがっつり関わってくる部分ですから、問題が生じて修正せざるを得なくなる可能性は必然的に高くなります」
【スマッシュ】「候補に挙げた文章かどうかはともかくとして、派閥争いに関してはなんらかの手直しが入ってもおかしくないと見た」
【けいりん】「結構難しい設定ですよね、ギャラロマ。三つ巴の戦争で勢力が3つある時点で複雑なんですが、そこに加えて内部も派閥争いで勢力が分かれています。しかも派閥争い設定の開示が、友好的に接してくれる敵(アンヌさん)の登場と同時だったため、物語上の敵味方の区別が曖昧になっているんですよね。要するに作者の采配次第で、誰を敵にしても、誰を味方にしても進行できそうな雰囲気」
【スマッシュ】「アンヌさん味方ルートもあるとか想像できて読者としては楽しい面もあるけど、作者側とすると苦労が多そうだよね。複雑にするにしても読者が理解できる範囲に留めないといけないし、複雑にした分だけ納得感あるストーリー進行をするのが難しくなっているし」
【けいりん】「まさに苦しんでいるように見えますね」
【スマッシュ】「というわけで、今後の展開を見据えながら勢力図を描くにあたって不都合な点があったので修正した、と予想しました」

>【ホップ】「来週は番外編、ということで短編をお届けします!」

【スマッシュ】「このタイミングで番外編だとぉぉぉ!?と驚くでも思ったかああああ!!!??」
【けいりん】「なにに対抗しようとしているんですか……」
【スマッシュ】「わかっているかね、ここで番外編をやる理由は一つしかない」
【けいりん】「なんです?なにかあります?」
【スマッシュ】「クロスバード対魔女艦隊のカラオケ対決に決まっているだろうが!!!」
【けいりん】「小説で……カラオケ……?」
【スマッシュ】「ロボットアニメと言えばカラオケ対決と聞いたことがある」
【けいりん】「嘘でしょう……?」
【スマッシュ】「だがここでの番外編でギャグ堕ちすることでアンヌさんの生存ひいては味方フラグが色濃くなることを思えば、番外編と言いつつも今後の展開の布石となるストーリーが描かれる可能性は高いと予想されます!!こういう番外編を活用できないから連合のエース様はダメなんですよ、あの人は死にますね」
【けいりん】「哀れ、名前すら覚えてもらえてねえ……」
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第7章:2021/02/13
 ホップスター  - 21/2/13(土) 0:05 -
  
※ホップ…なかのひと。実写ソニック第2弾正式発表されたけど、日本で公開されるんだろうか…
※エルファ…H・FFのメガネチャオ。今は映画館で公開しなくてもネットで売ればいいから楽といえば楽ですが…

【エルファ】「さぁ今週もやってまいりました作者の公開処刑の時間です」
【ホップ】「既にノリノリ!」
【エルファ】「いやこうでもしないとこんなのに付き合ってられませんよ…毎週毎週オラクルから呼び戻される身にもなってください」
【ホップ】「そういう設定だったの!?」
【エルファ】「そういう設定に誰かさんがしたんでしょう!」

【ホップ】「とはいえ今回の話はなぁ…かなり後になってツッコミ所が複数見つかって手直ししてるから、ちょっとちぐはぐなんだよなぁ」
【エルファ】「むしろ傷口が広がってません?」
【ホップ】「うるさい!」

【エルファ】「とりあえずオリト君だけ今の今まで自分たちのニュース見てなかったのは無理ないですか」
【ホップ】「無理あるよね!」
【エルファ】「現代ですらみーんなスマホでニュースチェックするのにいくら混乱してたとはいえさすがにどうなのよって話です」
【ホップ】「ちなみにオリト君はスラム出身だけど個人端末ちゃんと持ってます!この辺については後々触れる…かも知れない!」
【エルファ】「だから「かも知れない」じゃなくてちゃんと触れてください!!」

【ホップ】「それではまた来週…と言いたいところですが」
【エルファ】「ですが?」
【ホップ】「来週は番外編、ということで短編をお届けします!」
【エルファ】「このタイミングで!?早くもネタ切れですか!?」
【ホップ】「いや書きあがってはいるけど諸般の事情でね?」
【エルファ】「色々と気になりますがとにかくまた来週…」
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第7章:巡り巡る思惑と甘い夢
 ホップスター  - 21/2/13(土) 0:04 -
  
魔女艦隊旗艦・プレアデスの、とある一室。来客のための部屋で、シンプルながら高級感漂う。
【アンヌ】「さてと…ゆっくりお話を聞かせてもらおうかしら?」
と、アンヌが正面に座ったカンナに対して話を切り出した。
【カンナ】「…何を話せばいいのかしら?同盟軍の動き?編制?それなら申し訳ないけれど、あたしらに話せることはないわ」
カンナは半分投げ槍な様子で逆にアンヌに尋ねる。クロスバードに現在乗っているのは士官学校の学生と軍医のミレーナ先生、それにオリトだけなので、共和国軍にとって「役に立つ」情報は実際ほとんど持っていない。
【アンヌ】「そんなつまらない話は諜報部に放り投げてしまえばいいのですわ。…そうですわね、まずは好きなスイーツから伺おうかしら?」
【カンナ】「す…スイーツ?」
【アンヌ】「ええ。どんなに銀河が広くて、互いに戦争していようが、スイーツが嫌いな女子などいません!これぞ宇宙の真理ですわ!!」
【カンナ】「た、確かにスイーツは好きだけど…」
さすがのカンナも、スイーツについて力説するアンヌに呆然とした。


        【第7章 巡り巡る思惑と甘い夢】


クロスバードの他のメンバーは、同じ部屋に集められていた。そこに共和国軍の男性が1人入ってくる。
【ドミトリー】「失礼します。私、ドゥイエット家艦隊の副司令官を務めております、ドミトリー=グラマチェフと申します」
【クーリア】「クロスバード副長、クーリア=アレクサンドラ=オルセンです」
この場にカンナがいないので、副長のクーリアが立ち上がり挨拶する。
【ドミトリー】「私から簡潔に状況を説明させて頂きます。現在、我が艦隊は惑星エクアルス付近を移動中です。それと…」
【クーリア】「何でしょうか?」
【ドミトリー】「答えられる範囲で構いませんので、一応ここに迷い込んだ事情だけお伺いさせて下さい。本来はアンヌ様がそちらの艦長様に伺うべき内容なのですが、アンヌ様のことですから恐らく雑談で時間を潰してしまいますので…」
【レイラ】「ざ、雑談?」

どういうことか分からない表情をするクロスバードの面々だったが、果たしてその通りになっていた。
【アンヌ】「そうそう、ケーキも外せませんわ!」
【カンナ】「ケーキいいわね!色々あるけど、やっぱり定番のショートケーキが…はっ!」
突然カンナが言葉に詰まる。
【アンヌ】「どうされましたかしら?」
【カンナ】「スイーツに…乗せられてしまった…ここ敵艦なのに…目の前に敵の司令官がいるのに…」
そんなつもりは全くなかったはずなのに、気がつけばスイーツの話で盛り上がってしまった。恥ずかしさで顔が赤くなる。
それと同時に、こうして相手を丸め込んでしまうというのも、魔女艦隊の強さの理由の1つなのだろうと感じていた。

【アンヌ】「本来ならば貴方達は捕虜として、戦争法に則った扱いを受けてもらうのでしょうけども…私達はそんな決まりきった扱いが正しいとは思ってませんわ。ルールに縛られた組織は硬直化し、却ってそれが足枷となりやがて瓦解する…それが私達、宇宙共和国が敢えて古代・中世のような『4大宗家による統治』という政治体制をとっている理由ですわ…と、これはさすがにご存知だったかしら?」
【カンナ】「ええ、基本的なことは存じています」
さすがにこの辺りの事柄は、共和国にとって敵国である同盟や連合にとっても一般常識の範疇である。魔女艦隊との交戦前にクーリアがオリトに4大宗家について教えていたが、その理由や詳細についてもクーリアが今後教える予定だった事柄だ。
【アンヌ】「『心ある者による心ある統治』、これが共和国の大原則。例え敵国の人間であろうと、心ある者に対しては友人として接したいですし、それができるのが共和国。ですから私達としては、貴方達をお客様として、いや友人としてお迎えしたいですわ。それに…」
【カンナ】「それに?」
【アンヌ】「共和国自慢のスイーツも紹介したいですわ!」
【カンナ】「そ、それは…悔しいけどちょっと食べたい…」


【ドミトリー】「皆様は士官学校の学生で、練習航海で超時空移動をしていた際にエンジンが故障した結果、同盟から遠く離れた共和国・連合の境界宙域に飛ばされた…ということでよろしいですか?」
【クーリア】「ええ、間違いありません」
【ドミトリー】「ありがとうございます」
ドミトリーに簡単な事情説明を行ったクーリア。しかし、彼女達には1つ気になることがあった。ゲルトがたまらず質問する。
【ゲルト】「あのー、1ついいか?」
【ドミトリー】「何でしょうか?」
【ゲルト】「俺達のクルー、ここにいるメンバーと艦長以外にチャオが1匹いるんだけど、どこに行った?」
…そう、オリトがこの場にいないのだ。どうやら自分達とは別室に案内されたようだ、というのは何となく把握していたが、やはり不安である。
【ドミトリー】「あぁ、チャオの彼でしたら、こちらの担当の者がついております。ご安心下さい」

オリトが案内されたのは、チャオ用の小さいサイズの部屋。スラム育ちで、士官学校入学と同時にクロスバードに迷い込んでからは人間用の部屋を借りていたオリトにとって、『チャオ用の部屋』というのは初めての経験だった。
【オリト】「すげぇ…チャオ用の部屋があるなんて…」
以前述べたように、どの勢力も軍に所属している兵士のうちおよそ9割が人間である。そのため、いずれにおいても戦艦でもチャオ用の部屋が用意されている戦艦は少なく、大半のチャオ兵はオリトのように人間用の大きな部屋を借りているのだ。そのため、「チャオ用の部屋がある戦艦」というのは本当に珍しい。
思わず部屋中を見回すオリト。そこに、1匹のチャオが入ってきた。
【チャオ】「やぁやぁやぁ、色々とごめんねー。僕はルシャール。しがない共和国兵さ」
【オリト】「ど、どうも」
【ルシャール】「敵とはいえ、お互い数少ないチャオ兵士なんだ。仲良くしていこうじゃないか。堅苦しいのはナシで、分からないことがあれば何でも聞いてくれていいよ」
【オリト】「あの…変なことかも知れないですけど、いいですか?」
オリトが恐る恐る尋ねる。
【ルシャール】「お、何だい?」
【オリト】「俺達のクロスバードって、エンジン壊れて超光速航行が飛び飛びにしかできないはずなんですけども…修理するんですか?できないとしたら、どうやって同盟の近くまでクロスバードを持ってくんですか?」
【ルシャール】「技術的な質問かよ!」
さすがにルシャールもこれは予想外で、ツッコミを入れずにはいられなかった。だが気を取り直して答える。
【ルシャール】「まぁ僕も専門じゃないから詳しくは解らないけど、やっぱり同盟軍のエンジンを修理するには共和国の技術じゃそこそこ時間がかかるらしくって、それならさっさと同盟に帰してあげたほうがいいって結論になったらしいよ」
【オリト】「なるほど…」
ちなみにこれは同盟に比べて共和国の技術が遅れている、という訳ではなく、単に技術体系の違いである。
【ルシャール】「で、どうやって運ぶかだけど、なんでもこっちの戦艦にくくりつけときゃ一緒に動いてくれるらしいぜ?ご都合主義もいいとこだよなー」
【オリト】「ご都合主義って…」
意外な答えにオリトは困惑した。実際にクロスバードは現在、魔女艦隊の大型戦艦であるアトラスに曳航されている状態である。ちなみに艦内には調査と曳航作業のため共和国軍の兵士が数人入っているが、クロスバードは旧型艦でかつ練習艦ということもあり、共和国にとっては得られる情報はほとんどなかった。

【ルシャール】「…あ、そうだそうだ。これを見せるのを忘れてた。これ、知ってるかな?」
と、何かを思い出したようにルシャールは個人端末を取り出し、軽く操作する。浮かび上がった画面は、とあるニュース記事のものだった。

【オリト】「『士官学校の練習艦、行方不明から1週間/関係者の不安募る』…って、俺達のことじゃないですか!」
【ルシャール】「そう。もう共和国でも結構話題になってるよー」
実のところ、自分たちがニュースになっている、ということは艦長のカンナ以下、クルーは知っていた。知らなかったのは、予想外の出来事の連続により事態の把握でいっぱいいっぱいだったオリトだけである。


【アンヌ】「…しかし驚きましたわ。政治家、官僚、軍司令官、科学者、大企業の経営者…皆さん、いずれ劣らぬ超エリート家の出身なのですわね」
そうアンヌが例のニュース記事を見ながらカンナに言う。
【カンナ】「なんか貴方には言われたくないわね…」
カンナが微妙な表情をしながらそう返した。共和国の4大宗家は、共和国内での扱いは一般的に言うところの王族のそれに近いのである。
【カンナ】「しかし当事者が言うのもアレだけど、よくマスコミが報じたわねこれ…正直もみ消されると思ってたわ、こっちから同盟方面に通信飛ばしても全然応答ないし」
軍の立場からすると、学生の練習艦とはいえ自軍の戦艦が行方不明になるのは言わば「不祥事」であり、隠したくなる事実である。しかも乗ってるのがほとんどエリートということになれば、ますます事を荒立てたくないものだ。
【アンヌ】「それなんですが、どうも軍内部からメディアにリークがあった、と別の記事にありましたわ。細かいことはそれこそ貴方達の方が詳しそうですが…」
その話を聞いて、カンナがアンヌにとって聞き慣れない単語を口にする。
【カンナ】「海溝派の連中かしらね…」
【アンヌ】「『かいこうは』?」
【カンナ】「…ま、同盟軍も一枚岩じゃないってことよ。共和国みたいに家ごとに結束が強い訳でもないし、連合みたいな強力なリーダーがいる訳でもないしね」
カンナはそう示唆だけし、多くは語らなかった。
【アンヌ】「なるほどねぇ…」
それに対し、アンヌもシンプルな言葉で答えた。この辺りは、互いに色々と考えが回った結果である。そしてしばらく、2人共に言葉が出ないまま、ニュース記事を読んでいた。

同盟軍内には大きく2つの派閥があり、それぞれ「山脈派」と「海溝派」と呼ばれている。現時点ではこの対立は表面化しておらず、共和国や連合には「同盟軍内で派閥争いがあるらしい」という程度の「噂」としてしか情報は流れてこないが、水面下では激しい主導権争いが繰り広げられている。
ちなみにアレグリオの士官学校は校長が山脈派のメンバーであるため、どちらかというと山脈派寄りと見なされており、それ故にカンナも海溝派のリークがあったのではと勘ぐったのだ。


数時間後、それぞれに一通り話を聞き終わったところで、カンナ達クロスバードのクルーはクロスバードに戻ることを許された。但し、もちろん「監視役」付きである。
【アンヌ】「成程、これが同盟の戦艦のブリッジですか…」
【ジェイク】「って、なんで魔女艦隊の司令官がこんな所に座ってるんだよ!」
【アンヌ】「言ったでしょう?私が直々に監視役を務めますと」
【ジェイク】「だからそれが意味分かんねぇって!」
【アンヌ】「まぁ、色々と建前は喋れますけども、スバリ本音を言いますと、『皆さんに興味が出てきた』というところかしら?」
【クーリア】「というか、艦隊への指示とかは大丈夫なんですか?」
【アンヌ】「個人端末を持ち込んでるので問題ありませんわ。それに万が一の際はドミトリーがしっかりやってくれます」
と言いながら、自らの個人端末を皆に見せる。状況分析や各艦への通信など、『司令官の仕事』をするにはこれ1つで十分だ。
ちなみに、彼女が座っているのは本来ミレーナ先生が座るはずの席である。その様子を見たミレーナ先生はというと、
【ミレーナ】「まー、元からあそこに座る意味ほとんど無かったしねー」
【オリト】「先生、いいんですかそれで…」
と、良くも悪くもいつもと変わらない。

【カンナ】「…というかそもそも、これからあたしらはどこに行くのよ?ちゃんと同盟に返してくれるんでしょうね?」
【アンヌ】「あぁ、そうでした、今後の予定についてもお伝えしなければいけなかったですわね…航宙士さん、ちょっとよろしいかしら?」
【フランツ】「えっ、あっ、はい」
いきなり話を振られて驚くフランツを横目に、アンヌはフランツの席へ向かい、航宙士専用の大きな3次元モニターに自らの個人端末を接続する。
銀河全図から徐々にズームインしていき、今現在魔女艦隊がいる惑星エクアルス付近の図を示した。
【アンヌ】「本来であればこのまま真っ直ぐ同盟方面へ向かいたいところですが…それだと少し補給が必要なので、惑星フレミエールの基地へ向かいたいと思いますわ」
と、3次元モニターにフレミエールの位置が示される。
【アンヌ】「それともう1つ。私達が突然同盟の勢力圏内に現れてもただの敵襲になってしまいますわ。そこで…」
今度はかなりズームアウトした後、座標を移して再びズームイン。同盟と共和国の境界宙域の図を示した…が、銀河の中央付近、危険地帯のすぐ外側に同盟でも共和国でもない色分けで示されたエリアがある。
【フランツ】「まさか…グロリア王国領へ?」
【アンヌ】「ええ。中立国であるグロリア王国経由であれば、互いに危害が及ぶことなく引き渡せると考えていますわ」
【クーリア】「なるほど…」
グロリア王国。全部で5つの惑星から構成される小勢力であり、名前の通りこの銀河時代においても王制を続けている。また、同盟と共和国の境界宙域にあるが、この2勢力が戦争状態に突入して以降中立を宣言し、戦争に介入していないことでも知られている。

アンヌがこれからについて軽く説明した後、今度は端末の通信機能をオンにすると、魔女艦隊の全艦艇に向けてアナウンスした。
【アンヌ】「それではこれから、私達は惑星フレミエールへと向かいます。全艦、超光速航行準備!」
【レイラ】「準備!…ってあたし達はしなくていいんだっけ」
【ジャレオ】「ですね、正直ここに座ってるのもあんまり意味ないです」
【カンナ】「ま、司令官様がいるんだから格好だけでもつけておきましょう」

【アンヌ】「皆さん、準備はよろしいですか?」
その声に対し、各艦から次々と「準備完了」との旨の通信が入る。全ての艦艇から準備OKとの連絡が入ったのを確認すると、アンヌは叫んだ。
【アンヌ】「それでは…全艦、超光速航行、開始!」
次の瞬間、あの独特の感覚がクロスバードを包んだ。
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すれ違う返信です
 ホップスター  - 21/2/6(土) 13:33 -
  
※ホップ…なかのひと。さっき気が付いた。このコーナーの3章と4章のタイトルの日付が2020年になってる!!
※エルファ…H・FFのメガネチャオ。ただの誤字だからどうせ誰も気にしないでしょうけど…

【エルファ】「…マグロにされましたが何かコメントはありますか?」
【ホップ】「スマッシュさんとけいりんさんのコンビネーション良すぎない?」
【エルファ】「分かります。私ら17年以上やってて未だにgdgdですし」

>【スマッシュ】「この小説、戦艦より人型兵器の方が強いタイプのやつだ!なんか戦艦同士で撃ち合ってもダメージ少ないし、なんなら人型兵器のシールドで防げている!!」
>【けいりん】「なるほど。確かにロボの方が高性能なのってアニメでもよく見ますね。戦艦は超光速航行ができるなどの機能がありますから、戦争に必要な人員や資材、ロボを収容しつつ、素早く効率的に移動するための足……そのような位置づけになっていると推測できます」

【ホップ】「戦艦は移動手段っていうのは否定しないけど、この世界のパワーバランスでいうと実はほぼ互角って設定だったりする」
【エルファ】「でないと魔女艦隊がそもそも成り立たないですよね…」
【ホップ】「だからこそ3大国家がそれぞれ自分達の事情とかに合わせて自由に組み合わせて編成してる、っていう設定なんです!」
【エルファ】「それを本編で説明してください!!」

【ホップ】「あとちょっとだけネタバレするけど後々白兵戦もやるよ!」
【エルファ】「最後は生身の人間やチャオ同士ってことですね…って、オリト君もやるんですか?」
【ホップ】「あったっけな…」
【エルファ】「最後まで書きあがってるんじゃないんですか!?」

>【スマッシュ】「個人的な好みを交えつつ今後の展開を予想すると、オリトくんには今後アンヌさんの配下に加わっていただき、わがままお嬢様と有能ペットのどたばた劇を繰り広げていただきたいね」
>【けいりん】「自分の好みが100%で予想0%じゃねーか!」

【ホップ】「そういう路線もありか…!」
【エルファ】「変なコト閃かないでください!!」
【ホップ】「変なコトついでに言うと自分は高校生ぐらいの時に中二病発症してたんだけどエルファは実はお嬢様設定とか考えてた」
【エルファ】「えっ何その超今更な暴露…というかチャオに家柄とかないでしょう…」
【ホップ】「つまりわがままお嬢様チャオと有能な人間のコンビによるどたばた劇!」
【エルファ】「ツッコミ所が多すぎるので感想ありがとうございましたまた次回!!」
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振り返った感想です
 スマッシュ  - 21/2/6(土) 9:40 -
  
※スマッシュ…なかのひと。楽しいことがないです!
※けいりん…チャオ?人生に重大な不具合がありすぎなのでは?


>【エルファ】「あ、逃げた。まぁ長期連載なのでどの道来週にはまた公開処刑されるんですけどね」

【スマッシュ】「ヒャッハァ!せっかくだから今この場で公開処刑をしてやるぜぇー!」
【けいりん】「フヘヘヘヘェ!!」
【スマッシュ】「それでそれで?どんなふうに公開処刑をしようか?マグロの解体ショーみたいに吊るしてノコギリで切ったらいいのかな!?」
【けいりん】「ふっふっふ……甘いですね。そんなショー、産湯よりぬるくて観客は盛り上がりませんよ!!」
【スマッシュ】「なにっ……!?さてはけいりん……貴様、泣く子も歓喜に震えて涙は止まったものの喜びのおしっこが止まらなくなっちゃう、そんな素敵ショーのアイデアがあると言うのかね!?」
【けいりん】「もちろんですよ!私にお任せください!!せっかくマグロの解体ショーをホップさんでするのなら、まずホップさんを海に放ちまして時速40キロほどで泳いでいただき、そこを一本釣りで釣り上げるってわけですよ!!」
【スマッシュ】「マジかよ!時速40キロで泳ぐホップさんが一本釣りで豪快に釣り上げられる様を見れるのかよ!こんな公開処刑、今まで見たことねえ!!興奮しておしっこが止まらなくなっちまうよぉ!!!」
【けいりん】「釣り上げられたマグロに貼られるというブランド証明のシールもつけちゃうぞ!」
【スマッシュ】「フゥゥゥゥゥーーー!!!!」

【けいりん】「例によって感想と関係ない話をしまくっちゃったのでそろそろ本編の感想にいきましょうか」
【スマッシュ】「ふふふ、私はこの小説の世界観について既に大きな事実をつかみましたよ。歴戦の勇士だからこそ気付けるポイントと言ってもいい……!」
【けいりん】「なんですとっ!?」
【スマッシュ】「この小説、戦艦より人型兵器の方が強いタイプのやつだ!なんか戦艦同士で撃ち合ってもダメージ少ないし、なんなら人型兵器のシールドで防げている!!」
【けいりん】「なるほど。確かにロボの方が高性能なのってアニメでもよく見ますね。戦艦は超光速航行ができるなどの機能がありますから、戦争に必要な人員や資材、ロボを収容しつつ、素早く効率的に移動するための足……そのような位置づけになっていると推測できます」
【スマッシュ】「そのとおり。そして、この事実から導き出される重大な結論があるんだ……!!」
【けいりん】「なんです?」
【スマッシュ】「人型ロボの方が強いっぽいのに戦艦中心で戦おうとしているアンヌさんってバカなのでは?」
【けいりん】「あっ……」
【スマッシュ】「つまりアンヌさんは早めに死にます」
【けいりん】「死ぬのは確定なんすか」
【スマッシュ】「敵だからな……。仕方ない」
【けいりん】「いやいや、待ってくださいよ!アンヌさんの得意分野は、でかい戦艦で敵軍を包囲することかもしれないじゃんすか!!」
【スマッシュ】「なるほど!戦艦には超光速航行もあるから、これをも活用して敵軍を包囲することも可能かもしれん。包囲したら後は少数の人型兵器でトドメをさせばいい。超光速航行による包囲なんて芸当をされた日には、まるで一瞬にして背後から敵が現れたようにも感じるだろう。これが『魔女艦隊』と恐れられる所以か!!」
【けいりん】「戦艦は機動力に欠ける、という設定はありますがドゥイエット家の戦艦は例外で機動力特化の超性能戦艦なのかもしれませんね」
【スマッシュ】「おいおい!ということはなんだ、戦艦中心の編成の理由は『宇宙開拓時代からの伝統』ではなくて、本当の理由は『超強い戦艦を使った独自戦法』にあるってことなのか!?」
【けいりん】「7回目にしてついに考察が熱くなってきましたね!」
【スマッシュ】「個人的な好みを交えつつ今後の展開を予想すると、オリトくんには今後アンヌさんの配下に加わっていただき、わがままお嬢様と有能ペットのどたばた劇を繰り広げていただきたいね」
【けいりん】「自分の好みが100%で予想0%じゃねーか!」
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第6章:2021/02/06
 ホップスター  - 21/2/6(土) 0:40 -
  
※ホップ…なかのひと。PSO2NGSCβ楽しかったです!
※エルファ…H・FFのメガネチャオ。しかし重大な不具合発覚で2回目は延期に…

【エルファ】「クロスバード、早くも負けましたけど」
【ホップ】「それが何か?」
【エルファ】「いや最近は主人公側がピンチになることすら嫌われる時代ですよ!?何さらっと負けちゃってるんですか!?」
【ホップ】「作者の感覚が0年代のままだからしょうがない。そもそもそうじゃなかったらこんなところでスペオペロボアニメなんて連載しないよ!」
【エルファ】「描写力も0年代のまんまですけどね…」
【ホップ】「誰が上手いこと言えと」

【エルファ】「他にもツッコミ所はたくさんありますけど、とりあえずもうちょっとこう、キャラを上手く動かせませんか…いくら艦隊戦だからって人型兵器2機ほとんど動いてないですよね…?」
【ホップ】「下手なのは自覚しています…返す言葉もございません」
【エルファ】「そんなだから今時あっさり主人公側が負けるとかいう展開やっちゃうんですよ!」
【ホップ】「それとこれとはあんまり関係なくない!?」
【エルファ】「いいんです。ホップスターをフルボッコにできれば」
【ホップ】「開き直るにしても言い方があるでしょ!?」
【エルファ】「すいません、誰かさんと一緒で表現が下手なんですよー」(棒読み)
【ホップ】「だんだんこのコーナーの趣旨がズレていってる気がする…」
【エルファ】「最初からこんな感じだった気はしますけどね」

【ホップ】「と、とりあえずまた来週!」
【エルファ】「あ、逃げた。まぁ長期連載なのでどの道来週にはまた公開処刑されるんですけどね」
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第6章:すれ違う光と想い、振り返った先
 ホップスター  - 21/2/6(土) 0:07 -
  
共和国は4大宗家がそれぞれ私設軍を所持しており、それらをまとめて便宜上「共和国軍」と称している。
4大宗家によって使用兵器や戦術等もバラバラだが、ドゥイエット家の私設軍の特徴として「戦艦を中心とした編制」が挙げられる。
【ゲルト】「普通はあれだけの規模の艦隊なら、機動性のある人型兵器をある程度用意するんだけどな。ウチだってジェイクとアネッタ、2人がいるだろ?」
【オリト】「ふむふむ」
【ゲルト】「だが魔女艦隊は宇宙開拓時代からの伝統か何か知らんが、あくまでも『戦艦』にこだわってる。人型兵器が全くない訳じゃないんだが、標準的な編制よりはかなり少ないな」
【オリト】「なるほど…」

と、ブリッジでゲルトが「臨時の授業」をしていた、その時だった。
【レイラ】「艦長、共和国戦艦より、通信が入りました!交信を求めています!」


        【第6章 すれ違う光と想い、振り返った先】


その話に、ブリッジにいるメンバー全員が一瞬驚きの表情を見せる。
【フランツ】「我々と交信を求めてる…?」
【レイラ】「どういう事なんでしょう、敵艦である私たちに交信を求めるなんて…」
【カンナ】「…」
カンナは一瞬驚いた後は、無言のまましばらく考え込んでいたが、のんびり考えていられる場合でもない。
数秒の後、決断した。
【カンナ】「…分かったわ。チャンネル、合わせて!」
【レイラ】「了解!」

レイラが向こうの周波数に合わせて通信を開くと、投射モニターによってブリッジの正面に、1人の少女の姿が映し出された。
【アンヌ】『同盟のはぐれ戦艦の皆さん、初めまして。本艦隊の総指揮官であるドゥイエット家次女、アンヌ=ドゥイエットですわ』
【カンナ】「…惑星同盟軍の練習艦「クロスバード」艦長、カンナ=レヴォルタです。何か御用でしょうか」

カンナがそう返した後、しばし不自然な沈黙があった。アンヌの側が少し驚いていたのだ。
アンヌと違い、クロスバードの面々はまだ無名の存在である。よもや自分と同年代の少女が目の前に現れるとは思っていなかったのだ。
だが、そこは17歳で1艦隊を率いる人間。動じた素振りは見せずに、こう続けた。
【アンヌ】『…なぜ同盟の戦艦がこんな場所にいるのか、事情は分かりかねますが…私達は貴艦を救助する用意がありますわ』
今度はカンナ達、クロスバードの面々が驚く番である。ざわつくX組の面々。アンヌはその様子を察して、さらに続けた。
【アンヌ】『確かに私達は戦争の当事者同士。ですが、かつて人類が海で船を使っていた時代、遭難者は敵味方の隔てなく助けたと言われていますわ。もちろん見返りを求めたり、同盟に対して私達が手引きしたことを明かしたりするような下衆な真似をするつもりはございませんことよ』
【カンナ】「…」
【アンヌ】『今すぐに返答せよ、と言うつもりはありませんけども、私達もそこまで暇ではありませんわ。…1時間待ちます。返答がない場合、私達は貴艦を敵艦と認識し、攻撃いたします』

伝えるべき事柄を伝えたところで、アンヌの側は一旦通信を切ろうとしたが、その寸前でカンナがゆっくりと口を開いた。
【カンナ】「我々はあくまでも、自力での同盟帰還を目標にしています。お気遣いには感謝しますが、その申し出を受ける訳にはいきません」
かなり悩んだ末の判断だったが、つまるところ、このまま同盟へ単独で帰還できる可能性はまだ十分にある、とカンナは踏んでいたのだ。それならば、敵である共和国に救助を求めるというそれなりにリスクのある行動を取る訳にはいかない、ということだ。
その返答を聞いたアンヌは、やはり数秒の間を置いた後、こう答えた。
【アンヌ】『…そうなると私達としては、貴艦を敵艦と認識し、攻撃せざるを得ませんわね。…残念です』
そう告げると、プツリと通信が切れた。

通信が切れた後、しばしの沈黙がクロスバードのブリッジを包む。数秒して、カンナがようやく一言、つぶやいた。
【カンナ】「…みんな、ごめん」
【クーリア】「いえ、やはり敵の言葉を信用するというのは難しいですし…妥当な判断でしょう」
クーリアがすかさずなだめる。そしてカンナに代わるように、こう続けた。
【クーリア】「恐らくこのまま逃げても逃げ切るのは難しいと思われます。相手はあの魔女艦隊、リスクはかなり高いですが…もうこうなったらやるしかないでしょう。…敵艦隊に突っ込みます!」
そしてそのまま、カンナに声をかける。
【クーリア】「…大丈夫ですか?」
【カンナ】「ええ、もう大丈夫」
カンナはそう言うと艦内指示用の通信にスイッチを入れなおし、
【カンナ】「ジェイクとアネッタは出撃して!しばらくはクロスバードの近くで防御と援護を!そろそろ敵の射程圏内に入るわ!」
改めて指示を出した。

【オリト】「敵に突っ込むって、そんな…自殺行為じゃないんですか!?」
さて、オリトだけは相変わらず不安そうな表情のまま。それを聞いたクーリアがちょっとだけ説明をする。
【クーリア】「まぁ、ケースバイケースなんですけども…こういう場合、敢えて突っ込んだ方が有利な場合もあるんですよ」
【オリト】「そういうもんなんですか…」
オリトはそう言い、納得したような、納得しないような微妙な表情を見せた。

【アンヌ】「こうなった以上仕方がありませんわね…アトラス、アルキオネ、主砲用意!敵艦がこちらの射程圏内に入り次第撃ちますわよ!回避行動も怠らずに!」
一方のアンヌは、艦隊のうち2つの戦艦に対し、主砲の準備を指示。
【アンヌ】「さて、私達を前にして逃げ切れるとの自信…どれだけのものか、見せてもらいますわよ?」

【フランツ】「敵艦、砲身をこちらに向けているようです!射線、計算します!」
すると数秒後、ブリッジ中央に浮かんでいる大きな3Dマップに、赤い線が複数示される。
【カンナ】「ミレア!」
【ミレア】「了解、です。衝撃に、注意、してください」
ミレアが艦を操りクロスバードを大きく上方に向けると、その射線上から回避するようにクロスバードが動き出す。軽く衝撃が走った。そんな中、カンナは休むことなく次の指示を出す。
【カンナ】「ゲルト、こちらも主砲の用意を!目標は敵旗艦!」
【ゲルト】「悪ぃな、もうやってる!」
【カンナ】「分かってるじゃないの!」

…やがて、互いのセンサーが、互いを射程圏内に捉えたことを示した。
【カンナ】「発射準備はいい?行くわよ!」
【アンヌ】「さぁ、行きますわよ…」

【2人】「「撃ぇーっ!!」」

次の瞬間、宇宙に3本の光の線が引かれた。


最初の一撃は、互いに事前に警戒していたこともあり、回避する。
【カンナ】「フランツ、2撃目以降に注意して!ゲルト、細かい運用は任せるわ!ミレア、一気に突っ込んで!」
次々と指示を出すカンナ。
【ミレア】「了解、です。出力、上げます」
ミレアがそう答えると、クロスバードは一気に速度を上げ、魔女艦隊の中へと突撃を開始。
次の瞬間、敵の2撃目以降の射線が次々と赤い線で示される。当然向こうの狙いはクロスバード1隻なので、その赤い線のほぼ全てがクロスバードの方へと向かっている。
【オリト】「こ、こんなに…!」
【ミレア】「大丈夫、です」
ミレアはそう自信あり気に答えながらキーボードを高速で叩き、クロスバードを操作する。
やがて次々と敵のビーム砲が襲い掛かってくるが、それをほぼ全てをギリギリで避けつつ、魔女艦隊へと突き進んでいった。
【オリト】「す、すげぇ…!」
そしてそんな中で、今度はゲルトの声が飛ぶ。
【ゲルト】「出し惜しみナシだ!副砲2門、右舷ミサイル、まとめて発射!」
タイミングを見て反撃を行っていく。

【アンヌ】「こちらの攻撃を避けつつ突っ込んでくるですって!?…普通はできませんわよそんなこと…」
ここまでくると、アンヌ側も相手が只者でないことに気がつき始める。艦隊にとって一番厄介なのは懐に飛び込まれることであるが、当然相手側にも大きなリスクが伴うので、それを正面切ってやってくる戦艦はまずいないのだ。
すると次の瞬間、一瞬だけ少し周囲が明るくなったような気がした。アンヌが「まさか」と思った少し後に、報告が飛び込む。
【通信員】「メローペ、被弾!」
【アンヌ】「当ててきたですって!?」
【通信員】「損傷軽微、作戦続行に支障はないとのことです!」
とはいえ、相手の攻撃がこちらの戦艦に当たったという事実はかなり重い。それを素早く判断を下す。
【アンヌ】「メローペは下がって後方から支援砲撃を!…仕方ありませんわ、プロキオンを出しますわよ!」
プロキオンとは、ドゥイエット家が所有している人型兵器。ドゥイエット家は戦艦中心の編制をとっているため数こそ少ないものの、性能的には同盟や連合の機体と大差はない。
なお、ドゥイエット家は戦艦中心の運用ということもあり、機体の運用については同盟や連合と異なる。あくまでも「戦艦のサポート」が中心で、人型兵器が積極的に敵と交戦する、ということは少ない。

【レイラ】「敵戦艦のうち1隻、後退していきます!命中した模様!」
【カンヌ】「残りは!?」
【レイラ】「こちらで確認できた敵艦は9隻!残り8隻です!」
【カンヌ】「状況的には相変わらずきついわね…全部落とすのは無理でも、相手を動揺させるところまで持っていければ…!」
その時、普段は声がそんなに大きくないミレアが、珍しくブリッジ全体に聞こえる声を発した。
【ミレア】「しまっ…!」
つまるところ、操舵ミスである。ブリッジ中央の巨大な3Dモニターでは、1本の赤い射線がクロスバードを貫く様子が映し出される。
そして次の瞬間、敵戦艦のうち1隻から、その射線通りにビーム砲が飛んできた。ブリッジへ一直線に向かっていく。
【オリト】「うわああああっ!」
思わず身を伏せるオリト。

…だが、何も起こらない。相変わらず戦闘音がブリッジに響いている。
どういうことかとオリトが顔を上げると、ブリッジ正面のモニターにはジェイクのアンタレスの姿があった。人型兵器のシールドで防いだのだ。
【ジェイク】『ふーっ、危ない危ない!ま、近接型機体にとっちゃこの状況は暇だからいいんだけどな!』
【アネッタ】『ミレア、多少のミスはあたしらでカバーするから、落ち着いて!』
人型兵器の2人から通信が飛び込む。ミレアは恐縮そうにお礼を言った。
【ミレア】「あ、ありがとう、ございます」
【ゲルト】「礼は後だ!次が来っぞ!」
気を取り直して、ミレアは再びキーボードを叩く。

だがまだまだ気は抜けない。間髪入れずに、レイラから状況報告が飛び込む。
【レイラ】「敵戦艦から複数の人型兵器の出撃を確認!ドゥイエット家の標準機・プロキオンだと思われます!」
【ジェイク】『おっ、出番か!?』
【クーリア】「ドゥイエット家は基本的に人型兵器を支援目的でしか運用しませんから…残念ながらここでクロスバードのお守り続行です」
【ジェイク】『マジかよっ!』
残念がるジェイクをスルーしつつ、今度はアネッタに対し指示を出す。
【クーリア】「アネッタはそのまま支援砲撃を続けて!」
【アネッタ】『了解!』

そうこうしているうちに、魔女艦隊とクロスバードの距離が迫ってくる。相変わらず、魔女艦隊の猛攻を針の穴に糸を通すような舵取りでほぼ全て避けていくクロスバード。
【アンヌ】「相手の操舵手、相当やりますわね…これ以上近づかれると…!」
懐に飛び込まれると、乱戦になり同士討ちの可能性が出てきてしまうので、アンヌとしてはできればその前にクロスバードを沈黙させたかったのだが、目論見が外れた格好だ。
このままではまずい。アンヌは少し迷ったが、決断した。
【アンヌ】「仕方ありませんわね…プランSに移行しますわ!」
【副官】「了解!」

【カンナ】「…よし、ここまで距離を詰められればいけるわ!ゲルト、主砲準備!」
【ゲルト】「了解っ!」
【カンナ】「ミレア、できるかしら!?」
【ミレア】「…やります!」
カンナの確認に対し、ミレアは普段の彼女らしからぬしっかりとした声で答えた。
【カンナ】「オッケー、主砲を敵旗艦に向けて!そのまま突っ込むわよ!」
その指示で主砲が角度を変え、魔女艦隊の旗艦・プレアデスをロックし、さらにそのままプレアデスに向かって突っ込んでいく。まるで特攻であるが、魔女艦隊の他の戦艦は同士討ちを恐れ迎撃が消極的なものになり、むしろ当初よりも攻撃の質・量ともに減っていた。
【カンナ】「そのまま至近距離ですれ違うわよ!多少ならぶつかっても構わないわ!」

果たして目論見通り、他の戦艦の攻撃を最小限に抑えながら距離を詰めていき、まさにクロスバードとプレアデスがすれ違おうとした、その瞬間だった。
【フランツ】「一旦下がった敵艦、再び前進してきます!」
【カンナ】「!?」
被弾して後方に下がっていた敵艦・メローペが前進し、クロスバードの真正面に構えたのだ。しかも、主砲はクロスバードをしっかりとロックしている。被弾したとはいえメローペの損傷は軽く、戦闘続行には問題なかったのだ。
【クーリア】「やられたっ!」
このままではメローペの主砲の餌食になる。慌てて停止するクロスバード。
さらにその間に、プレアデスとメローペ以外の魔女艦隊の戦艦が一斉に動き、クロスバードをグルリと取り囲んだ。こうなると、逃げ場は完全にない。

【クーリア】「…申し訳ありません、私のミスです。被弾した敵艦が完全に下がらなかった時点で予測すべきでした…!」
【カンナ】「クーリアのせいじゃないわ。そもそも論になるけど、普通なら魔女艦隊に捕まった時点でチェックメイトよ。むしろよくやってくれたわ」
悔しそうな表情を見せるクーリアをなだめるカンナ。だがそれっきり、クロスバードのブリッジには沈黙が走る。

やがてその沈黙を破るように、プレアデスのブリッジにいるアンヌから通信が入った。
【アンヌ】『…さて、最後にもう一度だけお伺いしますわ。私達は貴艦を救助、及び保護する用意があります。これを拒絶する場合、貴艦を敵艦とみなし、攻撃いたします。…賢明な判断をお待ちしていますわ』
プツリ、と通信が切れる音が、クロスバードに空しく響いた。

しばらく経って、カンナがゆっくりと通信開始のキーを押す。ゆっくりと、悔しさを噛み殺しながら、こう答えた。
【カンナ】「こちらクロスバード艦長、カンナ=レヴォルタです。…本艦の救助及び保護を、お願いいたします」
クロスバードとプレアデスの距離は、わずか数mだった。
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