|
後ろで何か硬いものが床に落ちる音がした。
そして―
―世界の色が、変わった。
神様はやはり俺にはマトモな死に方は与えてくれなかった様だ。
なにやら走馬灯のようなものも流れていくが、正直あまり思い出したくもない事ばかりなので、それについては考えないようにしておく。
思考がスローモーションで流れてゆく。
さて、遺言はどうしようかとぼんやり考えていたところで。
爆風が、俺を飲み込んだ。
【ロジック】「むぅ、こんな荒唐無稽なデッドエンドってアリなのかなぁ」
【コロナ】「ちょっと待てぇいっ!」
【ロジック】「むー。うるさいなぁ」
【コロナ】「いや、さっきまでのアレは何だったんですかっ!」
【ロジック】「あー、アレね。ゲームオチ」
【コロナ】「何ですかそれ!」
【ロジック】「夢オチに続く新たなオチ。多分これから流行る」
【コロナ】「汎用性の低さが異常ですから、絶対流行らないと思いますが・・・」
【ロジック】「それはそうとして、コロナ君」
【コロナ】「流されたっ!」
【ロジック】「一つ伝えておかなければいけないことがある」
【コロナ】「急なシリアスの意味が分かりませんが、聞きましょう」
【ロジック】「あの机の上に置いてある時計なんだが・・・」
【コロナ】「え?てっきりロジックさんが持ってきたものだと思い込んでましたが・・・」
【ロジック】「アレ、爆弾らしいぞ?」
ロジック・・・普段ツッコミに回りがちなのでここぞとばかりにボケる。
コロナ・・・ロジックのボケに律儀にツッコむ苦労人。
何かすいませんでした・・・ッ。
|
|
|