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チャオオンライン
 フィノクス E-MAILWEB  - 11/2/21(月) 21:43 -
  
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
ガチャ
「ただいま!」
少年は、母親に挨拶し、急いで部屋へ上がっていった。
「あら、おかえり。おやつあるけど食べる?」
「あとで、食べる!」
「あら、そう?」
少年は、机にリュックを置き、PCの電源つけ、あるアイコンをクリックした。
その名は・・・・


チャオオンライン


〜Login〜
「あ、友弥君。こんにちは〜」
ひらひらと舞うピンクのスカートと、黄緑のブレザーを着たHSFのチャオが言った。
「セレスさん、もう来ていたのですか。」
あの少年と同じ声を話す、赤と白のパーカーと黒のジーンズを着たライカが言った。
「セレスじゃなくて、霜花でいいんだよ。私たちクラスメイトじゃないですか。」
「それでも、僕たちはこのオンライン・・・いやこの世界では、僕は友弥じゃなくて、ノイですし、
 霜花さんもこの世界ではセレスさんなんですよ。」
「まぁ、そうなんですけど、そう呼ぶの慣れなくて・・・(ーДー;)」
そう言ったHSFは汗のエフェクトを出した。


〜Logout〜

僕は、水無月 友弥(みなづき ともや)。
年は、14歳で、頭の良さも平凡、運動神経も平凡。ただ僕が得意なのは・・・・
次のこと・・・・そう未来を予測することだ。
僕は、次の事を予測して、実行に移すことが得意なのだ。
たとえば、サッカーの時に、味方のパスの定位置を予測し、的確にパスを出したり、シュートを出したりする。
僕は、常に、いや毎日、未来を予測して災いを避けている。
そして、僕は周囲から、こう呼ばれるようになった。
"未来を操る男”(アフターディナー)と・・・・・
その僕が・・・チャオオンライン・・・・これを始めたのは、1週間前だった。
僕は、パソコンをやっている時に、僕のメールボックスにある1通のメールが来た。
「なんだろう・・・・このメール。」
僕は、おそるおそるメールを開くと、

水無月 知弥様へ
あなたは、あるオンラインゲームのβテストの参加者の最後の一人として、選ばれました。
マイクとヘッドホンを用意して、下のアドレスをクリックし、ダウンロードしてください。

と書いてあり、下にはアドレスを書いてあった。
僕は、オンラインゲームが大好きだった。
僕は、そのオンラインゲームをダウンロードをし、ヘッドホンとマイクを用意してアイコンをクリックした。
最初の画面には、「チャオオンライン」と書いてあった。
「・・・チャオ?」
聞いたことがあるような響きだった。
僕は、メールに書いてあった、IDと自分で設定したパスワードを使ってログインをした。

〜Login〜

画面には、ひげを生やした、ある生き物が移った。
「・・・・・あ!」
僕は思い出し、ゲームのソフトが入ってる棚の中を探り当てた。
「これこれ。見覚えあるなって思ったらこれだったんだ。」
僕が持っているのは、「ソニックアドベンチャー2バトル」、通称SA2B。
このゲームは、異世界にいるソニック・ザ・ヘッジホッグというハリネズミと仲間たちが冒険するのがメインだが、
それとは別に、このゲームにはもうひとつの要素がある。
それはチャオ育成だ。
冒険中に手に入る、カオスドライブや小動物をチャオにあげると、そのパーツが付いたり、自分の能力が上昇したりするのだ。
その時の生命物体、それがチャオだった。
あるサイトでは、チャオの掲示板、チャオBBS 通称、旧チャオB
僕は、良くそのサイトをひらいて、
そこに書いている小説などを見に行っていたりしていた。
今では、旧チャオBも閉鎖しており、
そのぐらいから僕はSA2Bをやらなくなったのだった。
「うわぁ、なつかしいな・・・・」
と思い出していると、ヘッドホンから音が聞こえた。
「コホン・・・・私は、このチャオオンラインの管理人です。
 貴方達10名は、このβテストに選ばれました。おめでとうございます。」
(へぇ・・・10名なんだ。僕はこの中の10名に選ばれたんだな・・・・)
そうすると、他の声が聞こえた。
「あの〜これはどんなゲームなんですか?」
女性の声だ。βテストに選ばれた人だろうか。
「これは、チャオに成り切って、敵を倒したり、困っている村人を助けたりする、オンラインゲームです。」
とすると、
「まぁチャオに成り切っての、RPGってことか?」
別の男の人の声が聞こえた。
「はい。そうです。」
「なら簡単だね。みなさんよろしくお願いします。」
また別の男の子の声だ。
「さて、次はアバターを設定してもらいます。」
「アバター?ああ、自分のチャオか。」
また声が聞こえた。
「チャオのタイプは、あなたたちの性格や能力に合わせてこっちが選ばせてもらいました。」
そう管理人が言うと、画面にチャオが現れた。
「今、画面に出ているチャオがあなたのアバターチャオです。」
僕の前に現れたチャオは、
「これって・・・ライトカオスチャオ・・?」
「な なんだって!!??」
僕の声が聞こえたのか、別の声の人が驚きながら喋った。
そう、僕のアバターはライトカオスチャオ。通称ライカだった。
「ライカのお前!良かったな!俺なんて、DPRだぞ」
(DPR・・・この人・・いやこのβテスト全員がチャオを知っているんだ。)
「では、次に服を決めてもらいます。」
次に、パーカー、ブレザーなどの服が出た。
「着せたい服をチャオの所までドラックしてください。決まったら右下にある決定を押してください。」
「じゃぁ、俺は・・・・このテンガロハット、かっこいいいな!」
僕は、その声を無視して、自分の服を決めていた。
(このパーカーに・・・このジーンズで・・・・これでいいかな。)
僕が選んだのは、赤と白のパーカーに黒のジーンズだった。
「決定と・・・」
僕がボソッと言うと、
「あれ?その声って、水無月君?」
「え?」
なんだか聞き覚えがある声だ。
「私だよ!同じクラスの、私基部 霜花だよ!」
「な なんだって!?」
僕は驚いた。
私基部 霜花。
彼女は、僕の学校で一番の美人で、活発な少女。
僕と同じ歳で、誰からにも慕われている。
まさか、彼女もチャオを知っていたは思ってなかった。
「霜花さんもこのβテストに?」
「うん。友弥君もなんだ。」
「あのお話中失礼しますが、みなさんの服が決まりましたので、次に移ります。」
「あ、失礼します。」
僕は遠慮がちに、言った。
「次は、ここの世界での名前を決めてください。」
(名前?名前か・・・・)
「水無月君はどんな名前にするの?」
(名前・・・よし、あれにしよう。)
僕は、指を走らせ、こう打ち込んだ。
"ノイ・ニエンテ”と・・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜続く〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
新作です。
今回は、チャオと生活する世界とかチャオだけの世界とかとは違って、チャオのオンラインゲームとして書いてみました。
できるかぎり、現実とチャオオンラインの区別はつけたいと思います。

引用なし
パスワード
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