●週刊チャオ サークル掲示板
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第10話 ソニックウインド
 スマッシュ  - 20/12/19(土) 17:44 -
  
四人の敵を一人で相手しなければならないアイちゃん……
はたして勝てるのか!?

「一人で俺たちに勝てるわけね〜〜んだよなあ〜〜!!」

もちろん敵も一人一人かかってくるような愚かは働かない。
ゆえに二人組での攻撃である。
その後にまた二人が控え、隙あらば襲い掛かろうとする形だ。
四人の得物はどれも剣でありリーチの面は見た目にアイちゃんが唯一勝っているところであった。
二人来たうちの一人はそのリーチで制する。

「アイスランス!」

突きで一人を刺す。
チャオは柔軟な体の生物であるから槍で刺されたとて致命傷にはならない。
そこで魔法の力だ。
槍を通して氷の魔法を体内から作用させればチャオの体はたちまちに凍てつく。

一人は槍で御した。
ではもう一人はどうだろうか。
今まさに剣を振りかぶった敵に向けてアイちゃんは手を広げる。
素手で戦うはずはない。
さらば放たれるのは魔法なのだ。

「アイスシェル!」

氷の防御魔法は頑丈な壁を作る。
剣は弾かれる。
防御の成功によって時間の猶予ができたかに思えたが控えてきた二人が素早く動く。
強盗らしい力強く素早い連携の動きだ。
アイちゃんも彼らが本職の強盗それも手練れと理解する。

「アイスシェルバースト!」

作った盾を炸裂させる。
飛び散る氷の塊が三人の敵の足を止める。
そのうちに凍ったチャオから槍を引き抜く。
この調子で一人ずつ仕留めていけば勝機はある。

「合体攻撃をしようかっ」

「そうだな〜〜それがいいな〜〜」

三人のチャオは示し合わせて、魔法の力を使おうとする。
口ぶりからして、三人の魔法を合わせて強い攻撃をおこなおうというつもりのようだ。

「それを大人しく撃たせると思わないでほしいなっ!」

アイちゃんはそのうちの一人に向かって攻撃をしかける。
しかし別の一人が雷の魔法で横やりを入れる。

「残念っ、バリバネットだよっ!」

電気の網が目の前に仕掛けられて、アイちゃんは踏みとどまったが足止めをされる。
さらにもう一人のチャオが氷の魔法を使う。

「そして俺の氷のハンマー!!」

ハンマーと言うよりもむしろ杭のようなものだった。
それが撃ち出される。
アイちゃんは氷の盾を作って防ぐが、杭の勢いに後退させられる。

残りの一人は火の魔法だ。

「ファイア〜〜ボ〜〜ル〜〜!!」

火の玉が向かう先はアイちゃんではない。
凍ったチャオに火がぶつかり解凍される。

「死ぬかと思った」

「喜べ喜べ〜〜!死ななくてよかったなあ〜〜!」

「合体攻撃って言ったのに、全然ばらばらじゃん……!!」

「俺たちは悪者だから正直に作戦は言わないんだよな〜〜」

また敵が四人になってしまった。
アイちゃんは悔しそうに歯を噛みしめる。
敵は余裕の笑みを浮かべ、アイちゃんに降参を促す。

「氷の魔法の使い手は手堅い戦いようから一対一の戦いには長けるが多人数の戦いでは相手を戦闘不能に追い込むまでに時間がかかる性質が命取りになるんだよな〜〜。後ろのハシリチャオも戦えないんだろ〜〜?それならとっとと降伏してくれれば悪いようにはしないでやるよ〜〜」

アイちゃんに降伏の選択肢はなかった。
なんとしてもこの悪漢どもを突破して、この国の王のもとへ行かねばならない。

「お断りします」

アイちゃんは毅然と言い放ち、槍を構える。
敵が言ったように氷の魔法の使い手は手堅い戦いを得意とする。
たとえ多勢に無勢だろうとすぐには敗北しない粘り強さを持てる。
そこから勝機を掴もうという考えだ。
問題は火の魔法を使った語尾の長いチャオ。
あれから仕留めれば氷を溶かされずに戦えるのではないか。
他に火の魔法を使えるチャオがいたとしても、その一人一人を順に凍らせていけばいい。
気の長い戦いやもしれないが最も妥当な戦い方がそれだった。

一方で敵からも役立たずと認識されたソニクサは情けない気持ちだった。
自分が戦いに参加できればアイちゃんが勝機を掴んでくれるのではないかと思った。
自分に少しでも戦いの魔法が使えれば道は拓けるはずなのだ。

「俺はこの世界のソニックなんだろ……?」

なのに不利な戦いを見ているだけでいいはずがない。
動かなければならない。
ソニックなら必ず動く。

「そうだ、ソニックは動くんだ。俺がソニックだって言うのなら!」

ソニクサは全力で地面を蹴った。
その一歩には魔法の力がこもっていた。
チャオにはあり得ない速度でソニクサは走った。
そのスピードのままに勇者の剣を振るう。

「なんだと〜〜!?」

語尾の長いチャオの体が切られた。

「だけど剣で切ったところで意味が無いんだ〜〜……ぐああああ〜〜!?!?」

ソニクサの疾走に遅れ、速さに乱された空気が生んだ衝撃波がチャオの体を千々に砕く。

「なっ、なんだお前はっ!?」

「俺はソニクサ。ただの音速で走るチャオだぜ。そしてわかったぜ、俺の魔法は!」

再び走る。
敵のチャオの目が動きに追い付かない。
そして衝撃波に襲われ、敵は肉体をもがれる。

「魔法の速度、ソニックウインドだ!」


つづく!

なんとソニクサが魔法を使えるように!!
感動〜〜〜!!!
みなさんの感想をお待ちしております!

引用なし
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