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中身はこれで完成しているとして、
部分的に突っ込ませていただきます。
まず、この作品は会話の中で間を作って、リズムができています。
それを説明文部分の"―"や"…"で崩してしまっているように感じます。
会話が少ない部分では気になりませんが、
会話が続いている中に説明文の間があると、少し読みにくく感じます。
あと、会話が多いので、説明文を会話調にするとくどい感じがします。
例えば、
> ……なんてこった。なんだか肩の辺りに頭まで寄せてきたし。何故か笑ってるし。
の部分は、
笑いながら肩の辺りに頭を寄せてきた。
くらいでもいいと思います。
> 恐怖症はどこに行ってしまったんですか、くるみさん。
の部分は消すと、セリフで段落が終わるのでセリフが活きると思います。
それと、少し無駄な表現が多いかな、と思いました。
例えば、
> もう反論の言葉が無くなってしまったらしい。女の子の身分で頭をガリガリと掻き始めてしまった。髪は大切にするものだろう。
の部分では、女の子の身分という言葉が入っているので、髪は〜の文はいらないんじゃないかな、と思いました。
口出しばかりしてるけど、俺はこの作品好きです。
世界観も発想も良いし、一貫して冬を感じます。冬木野さんはこの部分が強みですね。
楽しませていただきました。ありがとうございます。応援しています。
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