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さすがチャピルさん。わざと遅れをとってトリを狙うなんて、あなたにしかできません。またチャピル伝説が一つ追加されましたね。
あれだけ変身させるのは難しいと言っていたのに、きっちり変身できているじゃないですか。というか、変身をちゃんと話の一番の肝に持ってこられていますよね。他のひねくれものたちのように、とりあえず変身させられればいいやみたいな姿勢じゃなくて真っ向勝負の姿勢で、さらには打ち勝ったチャピルさんはやはりさすがというべきでしょう。
設定がしっかりしているところがよかったというか、設定がすべてでしたね。大航海時代からチャオがすーぱー頑張る話なんて、他の人は書こうとしないだろうなあと思いました。それを完璧にこなせるところがチャピルさんらしいですよね。(ポーランド人やらオランダ人やら統一されてないのはちょっとお茶目さを見せつけただけですよね!)
あとは、最後のオチの段落はあまり思考を描写せずに、淡々と状況を描写した方が良かったんじゃないかなあと思いました。特に、伝えるべきことを思い出す、という表現。有紀本人との繋がりを強く感じさせてしまいます。有紀色が強すぎるのは、ポメラのそれまでのキャプチャ後の挙動と一貫性がないかなと思います。
だーくさんが見たチャオ小説の中で、チャオを一番ダークに描いていた作品でした。さっき09年のチャオガーデンも読み直したんですけど、雰囲気全然違って怖かったです。チャピルさんはもしかして二重人格なんですか。どうなんですか。
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