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ある日、空高くから１つのチャオの卵がふってきた・・その卵が地面にぶつかりそうになったとき、誰かが走った。まるで猪のように卵に向かっていく。卵は割れずに走った者の手にあった。パァァァァァァァァ・・・・ 卵は黄色い光に包まれた！！ パカッ？生まれ・・・・ました！？しかし卵は割れただけで、中からは何も出てこなかった。
ふと、手にした者は空を見上げてみた。
「フゥ〜・・やっと出れたチャオ！！」
そう上には、生まれたチャオがいた。肉を焼くのに夢中になれば隣のぶりっ子に上タンをかすめとられてしまうのだ。
話はそれたが、とにかく上にはチャオが一匹、立っていたのである！宙に浮いているわけではない。羽も動いてない。本当に立っていた。家が燃えている。火を消そうとチャオが、必死だ。
村チャオ「ああ！ また来たチャオ！」
そこにいたのは・・・！黒いオーラのチャオだった。そのオーラは不気味でチャオは黒いローブを被っていた。立っていたチャオはそこへ向かった。ところが、走っても走ってもそのチャオのところにはたどりつかない。すべては幻であった。でも走ってるチャオは気づかない。不器用なこの勇気は コンプレックス・イマージュ。不思議な呪文が聞こえて来る。どこから聞こえてくるのだろう？音源は分からない。しかしその呪文が唱えられるたびに周りの空間が歪んでゆく。彼にはそう感じられた。
チャオは気づいた。この音源はオーラを放ってるチャオだと言うことを。凄い闘気だ。勝てない。チャオはそう思い込む。やばい。黒いローブを着ているチャオには、勝つことが出来ない。チャオはそう思いながらも、オーラを放つチャオに近づくことを止めることはできなかった。そろそろ足が痛い、と彼が思った頃に、事態は急展開を迎えた。
黒いローブのチャオの足から黒いものが出て色々なものを包み込んだ。地は裂け海は枯れ、あらゆる生命体が絶滅したかに見えた。だがチャオは死滅していなかった。
そして時は流れ、3000年後。科学は進歩し、その影響は様々な物に表れていた。例えば剣。剣の刃が電子化され、刃がなくても切れるようになってる。もう１つ例は銃。電磁レールガンの原理で劣化ウラン弾を高速で撃ち出す兵器が開発されていた。そのほかにも様々なものが進化していたが、ここでは省略させていただく。
とある都市の中心部。ここには頂上が見えないような巨大な建造物がある。また、極小建造物も存在する。そして、中心部ではチャオで賑わっていた。チャオなので兵器が発達したところで使えるわけもなく、とても平和だった。兵器南無。
だが、人は兵器を使って戦い始めた。チャオの居場所は、段々となくなって行ったのだ。そこで、一部の愛護団体が騒ぎ出し、チャオを守るための場所、通称『チャオガーデン』が作られた。チャオガーデンでは、チャオが生存するための環境が整えられ、愛護団体の団員のみの立ち入りが許された。愛護団体の中ではチャオの種類が３種類発見され、ヒーロー ニュートラル ダークと分けられ、ガーデンも３つとなった。
そんなチャオを見たいと思う人は多かったが、愛護団体は新規参入を基本的に認めていなかった。上佐野智子、彼女もそうしてチャオを見れずにいる少女の一人だった。
他にも見れずにいる人が多かったせいで、愛護団体は多くの市民からブーイングを受けることとなってしまう。ユはショック！！そう。初日からチャオガーデンにいるチャオがいなくなるという事件が起こった。愛を守るためにチャオは旅立ち、明日を見失ったのだ。スマッシュ先生の次回作にご期待下さい！
・・・と、いうほど物事はきれいに収まらなかったようだ。チャオの明日を再び取り戻したのは、上佐野智子であった。上佐野智子は当日のことを調べ、国々を回った。大したチャオオタクだ。時間が経てば経つほどチャオたちは智子の傍にいるようになっていた。
と、そこへ一筋の雨がふった・・・その雨は決して不快なものではなく、むしろ人々の渇きを癒すような雨だった。彼らは渇いていたのだ、と智子は思った。チャオに対する思いなどが。こうして人々の心は満たされ、ほどよく焼けた上タンを智子はおいしく食べるのであった。
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