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2 チャオへの異常な愛情、又は私は如何にしてチャオを愛するようになったか
 DoorAurar  - 10/12/23(木) 0:05 -
  
 小さな少女だ。背丈も小さければ、握る手も小さい。そんな少女に、和利は手を引かれている。
 困惑していた。整理が追いつかない。今、なにが起こっているのか。自分には何一つ分からない。分かりたくないだけだと認めるのが嫌で、分からないふりをする。
 所詮、世界の一部でしかない自分。凡人でしかない自分。誰かの手を借りなければ大切な家族一人さえ守れない自分。そういった情けない自分の姿。
 たまらなく悔しくて、嫌で嫌でしようがなくなって、和利は少女の小さな手を強く握り返した。


 2 チャオへの異常な愛情、又は私は如何にしてチャオを愛するようになったか


 瓦礫の山を越えた先に、一層高い瓦礫の山を見つける。少女はあたりを見回してから瓦礫の山の隙間に潜り込んだ。
 聞きたいことはやまほどあるのに、なぜだか口を開くのがためらわれる。そんな異様な空気の中で、エモは周囲を好奇の目で見ていた。
「ここは建設途中の高層ビルです。建設予定だった、ですね。篭城にちょうど良いので使わせていただいています」
 やがて少女に連れられてやって来たところは、小さなドーム状の空間である。こんな空間があの『衝撃』から自然に出来るはずがない。
 まるで瓦礫の山の中を内側から無理やり広げたような。気のせいだろうか。とても気のせいだとは思えない。
 銃弾を跳ね返したあれ。不思議な瓦礫の内部空洞。それを発生させたのは、目の前にいる表情のない男だろう。短く髪を整えた男。背丈は和利よりやや高い。機械的な印象を持ち合わせていた。まるで人ではないような……。
「落ち着きましたか」
「……はい」
 助けて下さってありがとうございます、という言葉すら出ないのは、余裕がないからか。
 なにを口にして良いのか、なにから口にすればいいのか。和利は未だ困惑の中にいた。とてもじゃないが落ち着ける状況ではない。
「錦織と申します。兄の浩二です。こちら妹の愛莉。あなたは?」
 兄妹。道理で似ていると納得する。互いに表情のないところが瓜二つだ。
「浅羽和利です。先程は、ありがとうございました」
「いえいえ、妹のたっての頼みですから」
 浩二は言って、妹を示した。瓦礫の一部に腰掛けて首から提げた緑色の宝石のようなペンダントをいじっている。少女に一礼して、和利は頭の中を整理する。
「なにが起こっているんですか?」
 突如として起こった強い衝撃。崩壊した住宅街。瓦礫の山。倒れ伏せる人々。仮に局所的なものだとしても、自然災害とは思えない。
 あの軍隊。チャオを狙う軍隊。自然災害に乗じて、チャオを奪取しようとしていた。恐らく狙われたのは自分だけではないはずだ。
 そこまで考えれば、あとは単純な話である。強い衝撃を起こしたのはあの軍隊で、チャオを奪取する為に逃げ道を封じ混乱させる必要があった。
「大規模なチャオの回収運動です。今一つ状況が掴めませんが、そういうことでしょう」
「俺を助けてくれた時の、あれはなんですか?」
 歪曲した大気。銃弾をいとも容易く弾き返したあの現象。
「それを話すために、まず今起こっていることを整理しましょう」
 浩二は後ろで手を組み合わせた。
「現状、この世界は仮想現実(バーチャル・リアリティ)と融合しつつあります」
 仮想現実(バーチャル・リアリティ)。人類が次のステップへ進むための驚異的な技術とうたわれる、仮想的な空間のことだ。
 その空間は精密機械によって発生させることが可能であり、非常に高価な技術ではあるが、一部のアトラクション、アミューズメントパークなどでは既に実用化されていた。
 端的にその空間を表現するならば、『思ったことを実現することの出来る空間』である。
「私は仮想現実の開発に携わっていたので、これの扱い方はよく分かっています。例えば今いるこの場所。これもただの瓦礫の山に内側から強力な圧力をかけることによって持続している空間なのです」
 恐ろしい話のように聞こえた。ごくりと生唾を飲む。話題を変えることにした。
「なんでチャオが」
「それは分かりません。確かなのは彼らは実力行使に及ぶほどに切羽詰っているということでしょう」
 言葉を途中で遮られる。予想できていた問いだったのだろうか。振り返ってみれば真っ先に思いつく疑問かもしれない。
 そうだ。
 自分がチャオを連れている以上、明確な敵が存在してしまうことになる。それも、凡人の力ではどうすることも出来ない相手が。
 チャオさえ捨ててしまえば。エモさえいなくなれば。少なくとも命だけは助かるのだろう。
 否。
 どちらにしろ、こんな状況では同じことだ。エモがいなくなっても命が助かるわけじゃない。
 平穏な生活は戻って来ないのだ。
 それも恐らくは、永遠に。
「これから」
 聞くのは躊躇われた。はっきりさせてしまったら、選ばなくてはならない。少し休む時間が欲しい。だが、現実問題として休む時間などどこにもなかった。
 どうにかしなければ、いずれ追い詰められる。その間、浩二に頼りきりで行くのか。そもそもどうして自分を助けてくれたんだろう。こんな状況だ、放置した方が良いに決まっているのに。
 色々考えなければならないことはある。時間はない。なら。
「これから、どうするつもりですか?」
 隙間風の不気味な音が響いた。立っているのも辛かったが、矜持の為に何とか立っていた。こんなところで座り込んでいたら、もう二度と立ち上がれなくなりそうだ。
「仮想現実(バーチャル・リアリティ)にリセット、という機能が付いているのはご存知ですか」
「初耳です」
「仮想現実内において、何らかのバグが発生し人体に影響が及んだ場合。人体を仮想現実起動時の状態に戻す機能です。異常がなければマザー・コンピューターに搭載されています。私はこれからそれを探すつもりです」
 前言を撤回する必要がある。平穏な生活が戻って来る可能性はあった。しかし可能性である。
 そもそも彼は真実を述べているのだろうか? 半信半疑のまま和利は貪欲に尋ねる。
「場所は分かっているんですか?」
「見当は付いています」
 次の質問をしようと口を開いたが、言葉はでなかった。
 もはやたずねることはない。そろそろ身の振り方を考えなければならないということだ。
 エモを連れ歩く限り安全な場所は、否、既に安全な場所など、エモを連れていなかったとしてもありはしないだろう。
 かと言って、たった一人の家族をみすみす手放す気はなかった。守らなくちゃいけないと思う。それは確かな、間違いのない感じ方のはずだ。
 だが。組織という圧倒的な力を前にして、個人の持つ力は塵に等しい。現実に創作物のようなヒロイズムは存在しないのだ。英雄はいない。待っていても助けは来ない。組織を凌駕する力を個人が持つことは出来ない。
 本当にどうにかしたいと思っているのなら、結局は自分の力でどうにかするしかなくても、その自分の力にすら限界がある。
 ところが、錦織浩二。彼はそうではない。もしかしたら組織に打ち勝つ力を持っている。仮想現実のシステムを利用できるというのは大きい。仮想現実を自由に使えたのは、本当に開発に携わった人間くらいのものだろう。
 一般市民は制限のかかったシステムを使わせてもらっているにすぎない。
 そういえば。
「どうして仮想現実が融合してるんです?」
「分かりません」
 さっきから分かりませんばっかりだな、と和利は思った。最も、分かったとして自分に出来ることなんてたかが知れているというものだが。
 他に何かたずねることはないだろうか。解消すべき疑問は。無駄だと分かっていても、和利は時間稼ぎをしたがった。
 決めたら進まなきゃいけない。死地に赴かなくてはならない。いっそここでずっとじっとしていられたら、どれほど良いことか。
 それが希望的観測だとは理解していた。
「浅羽さんはどうするおつもりで?」
 答えられなかった。『付いていっていいですか?』と頼み込むのは、足手まといを一人増やしていいですかと言っているようなものだ。
 他に方法があれば良い。しかし、この状況ではあるはずもなかった。それ以前に、付いていってどうするのか。錦織浩二は信用に値する人間なのか。たかが一度助けられたと言うくらいで?
「すぐには答えられないでしょうね。私と妹は暗くなるまで仮眠を取るつもりです。もし共に来られるのであれば、多少危険な道のりになるとは思いますが」
 分からなかった。高揚感は次第に消え去ってゆく。浩二の言葉の意図がつかめない。
「集団行動の方が幾分生存確率もあがるでしょうし、何より妹のたっての頼みです。出来ることなら共に来ていただけませんか?」
「夜まで。夜まで、考えさせてもらっても?」
 浩二は頷いた。


 たった一人の家族。
 水色の肌を撫ぜる。さっきまで明るく周りを見回していたエモだが、さすがに疲れたのか、ぐっすりと眠ってしまった。
 遠ざけて置くこともなく、常に寄り添って生きて来たエモ。
 手放せれば楽なのだろう。けれど手放してしまったら、これまで生きて来た意味が、これから生きて行く意味がなくなってしまう。
 エモさえいればどこへでも行けると思っていたはずなのに。
 エモがいなくならないと、自分に未来はない。
 そもそも最初から運が悪かったのだ。生まれたときから最悪だった。唯一の幸運はエモと出会えたことくらいで、それ以外は最悪の一言だ。
 旅に出た先輩はどうしているだろう。まさかあの人のことだから、死んでいるということはありえない。
 いろいろと必要のないことを思い出して、考えていく。しかし現実は優しく待っていてはくれない。出来る限り早く、答えを出さないといけないのだ。
 目を閉じてみても、眠れるはずがなかった。こんな状況で。
 死ねば、楽になるかもしれない。
 できるだけ安らかに死ぬ方法を考えて、そうだ、錦織浩二。彼に殺してもらおう。仮想現実の世界と半分くらい混ざっているのだ。痛みもなく眠っているうちに消えてしまえるはずだ。
 そうすれば悩むこともない。
 リセットすれば元に戻るのだろうし、ちょうどいい。
 エモも彼に預けたほうが都合がいいだろう。自分よりも遥かに優れている彼のことだから、恐らくは完全に守りきってくれるに違いない。
 そうだ。エモさえ生き残っていれば、自分はどうなってもいいんだ。
 だけど浩二は信用できるんだろうか? 確かに助けてくれはした。放って置けば死んでいたし、エモは奪われていたんだから、味方というのは間違いない。
 でも、一時的なものだとしたら?
 リセットするとは言っているが、その目的が嘘だった場合は?
 分かろうとしても結局、分からない。分からないばっかりだな、と和利は自嘲した。
 冷たいコンクリートの上に寝転がる。目を瞑る。寝て起きたら自分の部屋であって欲しい。そんなことはありえない。
 段々と体があったかくなっていく。外は明るいはずなのに、この場所は薄暗い。
 体が現実感を失う。
 地面に磔にされたように体が重たくなる。
 何も考えなくていいのは楽だった。いっそのこと、何も思えなくなればいいのに。
 そう思った。


「ちゃっちゃー」
 エモの楽しそうな声が聞こえる。体の重さが消えていた。地面は冷たいままだった。
 紫色のカーディガンが体の上にかかっているのを見て、和利は慌てて起きる。
「ちゃお!」
 エモが目を覚ました和利に気づいて明るくあいさつをした。目をやると、隣に浩二の妹の愛莉が目を伏せてしゃがんでいる。遊んでもらっていたんだろうか。
「あ。これ、ありがとう」
「い、いえ」
 愛莉は目を伏せたままカーディガンを受け取ると、丁寧にたたんで自分の腕にかけた。
 淡いピンク色に染められたロングスリーブのワンピースには埃一つ無い。不思議と言うか、異常性を感じずにはいられなかった。
「あの」
 消え入りそうな声で、彼女はつぶやく。
「えと」
 しどろもどろになって、目をきょろきょろとさせる。
「その」
 段々と声が小さくなっていく。
 ――言いたいことがあるなら、はっきり言え。とは、さすがに言えなかった。聞けば自分を助けてくれる要因となったのは彼女のようだし、まがりなりにも恩人である。フォローすべきだろう。
「カーディガン、洗って返そうか?」
 なにを言っているんだ、と自分でも思った。寝ぼけているのかもしれない。洗える状況なんて、これからあるかどうかも分からないのに。
「い、いえ、そういうわけじゃなくて」
 愛莉はゆっくりと深呼吸をした。
「エモちゃん」
「エモ?」
「エモちゃんは……その……何歳、なの?」
 そんなことかと和利は溜息を付く。
 深刻な雰囲気をかもし出していたから、責め立てられるのかと思ったが、これは彼女の性格の問題らしい。
 和利は一気に脱力してしまって、眠る前の重たい心が嘘のように晴れていた。
「転生を一回しているから、六歳半くらいだよ」
「そ、そうなんだ」
 最初こそ兄妹共に機械的な印象を受けたが、中身はまるで別人だ。人を演じているかのように見える兄、浩二に対して、妹の愛莉は実に人間らしい感情に満ちている。
 しどろもどろで、自分の意見なんて露ほども言えそうにない。恐らく兄に引っ張られて来たのだろう。
 自分を助けてくれたのは、実質的に彼女であるといっても良い。お人よしでもあると思えた。
「言うのが遅れたけど、助けてくれてありがとう。お陰で助かったよ」
 そんなこと、本当に心の底から思っているのか。軽く自嘲して、和利は対面だけのお礼の言葉を述べる。
 俯いて頭を左右に振る愛莉。
 もっと優しい人間なら、ここで彼女に感謝してもしきれないほどの思いを抱くのだろうが、和利はどうもそういう気分にはなれなかった。
 なぜ助けたのか。
 ただお人よしという、それだけならいい。けれどもし、他に目的があったら。
(やめよう。考えすぎだ)
 仮にも助けてくれた人間に対し、失礼というものだろう。だが、これは本心ではない。失礼なんて思ってもいないし、もっと言えば助けて『くれた』とも思っていない。
 単純に興味がなかった。どうでもよかった。自分に危害を為すやもしれぬ相手に、好意は抱けない。
 ただ助かった。
 それだけのことだ。謝辞の言葉は、単に体裁を整えたにすぎない。
 思ってみれば、この兄妹は和利とエモに酷似している。
 非常に人らしい感情に満ち満ちている妹。好奇心旺盛で、子供のように無邪気なエモ。
 機械的で人間とは思えない兄。真人間ならふつうに抱く気持ちを持つことの出来ない自分。
 方向性は違っても、性質は似たもののように感じた。
「そういえば、ご両親は?」
 頭を左右に振る。
「そっか、いないんだ」
 兄と妹の二人で暮らしてきたのだろうか。だとしたら、とてつもない苦労を重ねてきたに違いない。
 想像することはかなわないが、自分なんかよりも、ずっと。
 まさか他人を哀れむ余裕があるとは和利も思っていなかった。自分で思うより、自分はかなり人情に厚い人物なのかもしれない。
 浩二は妹を守る為に生きて来たはずだ。自分と同じように。まるで映し鑑のようだ。妹を守ることこそが生きがいであり、その意味。そうでなければ、どうして生きて来られただろう。
「浅羽くんは……ご家族は?」
「エモだけだよ」
 そうだ。自分にはエモしかいない。生きる意味。理由。この子を守って生きていくと思った日から、エモはずっと家族だった。
 この思いだけは、確かなものである。よこしまな気持ちなどかけらもない。ただ純粋な思いのはずだ。
 和利の内心を慮ってか、俯いたまま愛莉は答えなかった。
 エモが愛莉に撫でられて頬を緩ませる。和利は一度でもエモを渡そうと思ってしまったことを後悔し、嫌悪した。忘れるはずがない。生きる必要のなかったあの日々に、中身をくれたのは他でもないエモだ。
 今こそ、その意味を発揮すべきときだろう。
「その、お兄ちゃん、言ってたから」
「え?」
「チャオが好きな人に、悪い人はいないって、だから」
 和利はやや離れた場所でこちらに背を向けて眠っている浩二を見た。
 ――なぜ助けたか、の答えだろうか?
「大丈夫。エモを見捨てるつもりなんてないよ」
 愛莉が小さく、口元を綻ばせた。和利は続ける。
「俺にとって、たった一人の家族なんだから」
 自分はまだ、諦めるわけにはいかないのだ。家族を失うわけにはいかない。なんとしてでもあの平穏な日々にエモを戻してやらなければいけない。そうでなければ、自分は。
 何の為に生まれてきたのかさえ、分からなくなってしまう。
「決めた。君たちに付いて行かせてもらうよ。足手まといにならないように努力するから、よろしく」
「……うん」
 状況は絶望的なのに、気分は晴れやかだった。先輩の影響かもしれない。少なくとも今までの自分は、こんなに能天気にはなれなかった。
 エモの頭に手を乗せる。
 失うわけにはいかない。
 見捨てるわけにはいかない。
 絶対に。
 それだけが、和利の生きる全てで、理由だった。
「それでは、さっそく行きましょうか」
 のそりと浩二が起き上がって、顔を和利へと向けた。ゾンビみたいな起き上がり方に、和利は気味の悪さを感じて少し後ずさる。
「どうやら『あちら側』は、優秀なチャオ用の生体センサーを持っているようですね。そうでなければ、予想以上に融合の進行速度が早いということでしょう」
「この場所がもう見つかったってことですか?」
「期待してますよ、浅羽さん。私だけでは少々心もとない。運動は苦手でして」
 仮想現実空間を思い通りに出来るくせに、と和利は思って頷いた。
 だが、期待にこたえないつもりはなかった。和利は立ち上がって服装を整える。季節は冬。身軽になりたいが、上着を脱いだら最後と思った方がいいかもしれない。
 もちろん、運動はあまり得意な方ではなかったが。
「向こうの裏口から出られます。行きましょう。後ろには気をつけて下さい」
 エモを抱きかかえて、和利は覚悟を決めた。
 死ぬ覚悟をではなく。
 どんな手段を使ってでも、生き抜く覚悟を、である。
引用なし
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