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まずざっくり言うと正直イマイチだなあ、って思いました。
一段落目の最後「思っている」で、一段落目でまず完結感が出てしまっていると思います。
「思っている」と来て二段落目に「揺らすのに疲れて」と一段落目からのストーリーが続くと、実際そうでなくても二段落目が蛇足のように感じてしまいました。
この一段落目から二段落目の流れはどちらかと言うと小説的で、詩でやるにはストーリーが短すぎると思いました。
三段落目では、CRYという字の役割がよくわからない。「君」はCRYと書かなけれならないような心境であったからチャオガーデンに行っていたのでしょうか。この辺りにストーリーがある気がするのですが、それが見えづらいです。また三段落目にも一段落目の最後と同じようなくだりがあるので、これはまとめちゃってもいいと思います。
一段落目の一文目と二文目は非常に良かったです。一文目もまた小説的な表現ですが、これは引き込むという点において良いと思います。また二文目であえて「でも」や「だけど」と言った逆説を使わなかったことで、木の実がただ散らかっているという淡々とした現実が見えるようで、非常に良かったと思います。それをチャオが勝手に食べてしまう、というところも良かったですね。
なんだかスマッシュさんらしくない作品だなあと思ったのですが、どうでしょう。
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