WeeklyChao-Circle

東の空より授かりし命と
　西の空で朽ち果てし老いた命と
南の空の下で一日を共にし
　南の空の下で別れを告げる
西の空で命を看取り
　東の空にて再び会わん事を

こうして朽ち果てぬ命と共に
変わらずに生を謳歌する
それは決して業深きものではなく
ただ友としての努めであるが故

いつかに混沌と呼ばれた存在は
いま一つ混沌に欠けるが故に
彼らは皆混沌ではなくなった
ただ友と過ごしたく生きるが故

混沌の残り香を漂わせる彼らは
今宵も夜空の下に集まり
東の空より授かりし命を迎え入れるべく
今日も今日とて生を謳歌する


	引用なし

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不明

不明 - 11/4/3(日) 10:43 -

闇から伸びた黒い手が
純粋無垢な子を愛でること
それは黒き心を創り　
悪という概念を創る
だが　彼らには甘えるべき者がいる

正義と言う名の鉄槌で
純粋無垢な子が傷つくこと
それは黒き心を創り　
悪と言う概念を創る
そして　彼らは決して笑わない

チャオはなんにも悪くない

チャオはなんにも悪くない


	引用なし

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「さよなら、元気でね。」

ゆげどおし

- 11/4/3(日) 11:10 -

僕は君の　手をはなした。
ずっと一緒に　居たかったのに。

でもどれだけ願っても　もう叶わない。
笑いあったあの日には　もう戻れない。

だけど君は　悲しい顔はしなかった。
また会えると　信じているのだろう。

君はどこに　向かうんだい。
訊いてみたけど　答えはない。

君は小さな　荷物を背負って、
僕からどんどん　離れていく。

君との日々が　走馬灯のようにめぐる。
悲しい顔をしてるのは　僕だ。

きっと君は　幸せに暮らすのだろう。
それが僕にとって　せめてもの慰め。

君は大きく　手を振っている。
またどこかで　会えるといいね。

「さよなら、元気でね。」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
あ、はじめまして、ゆげどおしと申します。
不束者ですが、以後よろしくお願いします。


	引用なし

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チャオの死

スマッシュ

- 11/4/3(日) 22:57 -

ちからつきたら
やむをえずまゆのなか
おやすみのあと
のこるたまごがあるなら
したいようにまたあそぼうよ


	引用なし

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かたつむり

ヒロアキ - 11/4/4(月) 0:00 -

風を切って駆け抜けて、力の限り闘い抜いて
誰よりもたくましくあり続けたい
そう思うぼくは、男の子？
可愛らしく着飾って、明るい歌声響かせて
誰よりも可憐であり続けたい
そう思うわたしは、女の子？

それならば

誰よりもたくましくあり続けたいと
そう思うから、だからぼくは男の子？
誰よりも可憐であり続けたいと
そう思うから、だからわたしは女の子？

それはきっと、そうじゃなくて

誰よりもたくましくあり続けたいと
そう思うから、だからぼくはぼくであり
誰よりも可憐であり続けたいと
そう思うから、だからわたしはわたしである


	引用なし

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不明

不明 - 11/4/4(月) 8:54 -

機械としての僕

小動物を集める僕
無限キャプチャーをする僕
額がすり減るくらいチャオを撫でる僕

これがすごくつまらない

・・・

人間としての僕

チャオに攻撃をする僕
チャオのえさを根こそぎ池に投げ捨てる僕
泣いているチャオを見て笑う僕

嗚呼　これがすごく楽しい

・・・

人を傷つけられる何かを持って暗闇を徘徊し
人を犯せる力を持って足音を忍ばせる

嗚呼　これは空想？　それとも現実？

車さえ壊せるそれを何度も小さい命にぶつけ
ただ生きようともがくその小さな口に水一つ入れない

嗚呼　これは空想？　それとも現実？

脳みそがあまりに暗い大量の情報を受け入れ
どこからか空気が漏れてしまったのかしら？

これは空想　空想ですか？

人を傷つけられる何かを持って小さい命にぶつける
何度も　何度も
大丈夫　僕は大丈夫　問題などない
どうせ　この子の　死の瞬間は一瞬で　跡かたなど何も残らない

これは空想　空想ですよね？

小さな口に何もいれず　僕は笑ってたらふく飯を食う
毎日　毎日
大丈夫　僕は大丈夫　問題などない
僕が嫌われても　彼は泣いても　彼らは一応大人になるまで生きるから

これは空想　空想ですよね？

二次元　これは　現実　僕は　犯した　何を？
殺した？　何を　傷つけた？　誰を？
何で？　コントローラー？　そうなの？　本当にそれなの？
空想？　空想ですよね？　そうですよね？

ボクはいいコ　とってもいいコ　この世界の人は　傷つけたらいけないの
ボクはとってもいいコだから　僕はそのやくそくをまもっているよ

ゲームは？　この世界じゃない？　うん　だから傷つける
楽し　
い　楽　しい　楽
しいい　楽　しい　楽しい　
あいすること？　撫でること？　違うよ　それはじだいおくれだ

なぐれよ　けれよ　すぴんしろよ
泣いてるんだぜ？
現実ではぼくはいいコだから　誰ひとりのかんじょうも動かせない僕が
なかせてるんだ　おかせてるんだ　
気持ちが良いな　たのしいな　ぼくよりよわい　なにもできない
小さな子が泣いている！
泣いてる！　泣いてる！　泣いてる！　僕が泣かせた！
ぼくはつよい！ぼくはつよい！　ぼくはつよい！　　ぼくはつよい！
ぼくはかみさま！
ぼくはなんでもできる！
この小さないのちからでてきた
あかいえきたいも
どうせすぐにきえちゃうんだ

アハハ　たのしいな

・・・

機械としての僕

小動物を集める僕
無限キャプチャーをする僕
額がすり減るくらいチャオを撫でる僕

これがすごくつまらない

・・・

人間としての僕

チャオに攻撃をする僕
チャオのえさを根こそぎ池に投げ捨てる僕
泣いているチャオを見て笑う僕

嗚呼　これが　す　ご　く　楽しい

＊　　　＊　　　＊

これは空想？　どうでしょうね？
これは現実？　そうは思いたくないものですね？

でも　僕の頭はそんなこと考えない
何が空想で　何が現実かわからない世界で僕は生きてみる
楽しい夢がかなえられる空想
現実という世界に生きているという充足

それで満足
何が空想で　何が現実かなんて
そもそも考える必要なんてないじゃない

嗚呼　この世界は楽しい
みんなはこの世界が縛られた世界だって言うけど
そんなことないよ　この世界は楽しい

楽しい

楽しい

楽しい

楽しい

死んじゃえ


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答え

フィノクス

- 11/4/4(月) 13:45 -

僕が歩んだ道という、進化の過程の１ページ。
僕は、母にこう言いたかった。
"ねぇ、ママ。僕やりたいことができたんだ”
そして、こう言われたかった。
"おめでとう”
でも、その声はもう聞こえない。
僕は、ずっと歩いた。
とにかく、ずっと、ずっと。
"ねぇ、君は今頃誰を待って歩いているの？”
わからない。でもわからなくていい気がする。
それが僕が見つけた答えだから。


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トモダチ

フィノクス

- 11/4/4(月) 14:23 -

僕が示した、進化の過程の最終ページ。
僕は、ずっと歩いて、旅をして、初めてわかった。
僕は、一人。
僕が欲しかったのは、力？知識？いや違う。
僕が欲しかったのは、仲間を思う"絆”。
"ねぇ、君は今頃誰を待って歩いているの？”
本当の答えは、遙か彼方へとあった。
アイタイヨ
その声は、遙か彼方へと届いた。
本当の答えは、僕の背後にあった。
トモダチになれるのかな？
僕は、そうしてこの地をさった。


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おでかけ

ろっど - 11/4/4(月) 19:01 -

ちょっぴり色あせたかな
みんなみんな　あれは白だと言うけれど
ぼくはずっと　黒だと思っていたよ
でも　やっぱり　どっちもかな
ぼくの耳に　たこをつくったわかい音が
ころころ笑って　ぼくを迎えてくれるよ
だから　ぼくも笑っちゃうんだ
だって　きみたちの彩りが
ぼくの心を　まっさかさまにしてしまうから
くもの行き着くところまで　さらってしまうから
どうやらここには　まだ　浅い水色のぼくが
ずっと隠れ住んでいるみたいだね


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チャオキー

ろっど - 11/4/4(月) 19:22 -

鼓膜に焼きついたこの曲は　ぼくの心のドライブソング
チャオの実が欲しいから　何度も駆け抜けたラジカルハイウェイ
すっかりやっていなかったけれど　ぼくの両手はおぼえてる
カオスドライブをたどって走って　少しでもはやくチャオに会いたくて
このコースで　ぼくに勝てる人なんていない
どこになにがあるのか　なんて手に取るようにわかる
繰り返したはじめから　磨り減ったスタートボタン
ぼくはいま　チャオをやってる
チャオには飽きた　そう言ってぼくはスマブラをやった
でも　のこしたものはたくさんあった
どれだけぼくが道を外れても　チャオは変わらず待っている
だからぼくは　もう一度　何べんだって　チャオキーを手にするんだ


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羽根

ダーク - 11/4/6(水) 19:26 -

だから　あなたが駆けるように
青いクレヨンふりまわして
空を飛んでみたいのは　あなたの背中

泳いで駆けて　登って飛んで
ぼくのあたまは　あなたのあたま
時間もあそんで　ぼくらもあそぶ
あなたのしらない　ぼくのあたま

だから　きみが飛ぶように
青いクレヨンふりまわして
街を駆けてみたいのは　きみの背中

時間が一緒に踊りだしたら
あなたを見ながら　ぼくらはおぼれる
溶けていくのは　きみの背中
見えなくなるのは　あなたの背中


	引用なし

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真心

斬守

- 11/4/7(木) 18:15 -

光に包まれ白くなり
闇に包まれ黒くなる
あなたの心に染められて
あなたの心に満たされて
あなたの心に癒された
例えあなたが黒くとも
あなたは私のご主人様
愛してくれてありがとう
真っ黒な白をありがとう


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うとうと

ろっど - 11/4/13(水) 23:21 -

ひとつ　歩くたび
ふわふわと　羽根のように揺らめいて
でたらめに　みどり色を縫っていくから
きまじめな　お星様たちも
ついつい　うたた寝をしてしまう
ぴたり　おやすみ


	引用なし

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無

フィノクス - 11/4/16(土) 23:45 -

無、それは無きモノ
白い？黒い？そんなの関係ない
光も消してしまうし、闇も包んでしまう。
それが無。水色の生き物も最初は何もわからないちっぽけな無。
そして時を進むにすれその生き物は白き光へと、黒き闇へと変化していく。
そして、最後には無へと戻ってしまう。
人生はその繰り返しである。


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人生

フィノクス - 11/4/17(日) 0:16 -

人生は、ありふれた音楽に似ている。
私には、私の音楽がある。
全てを奏でることが出来てこそ
私の命は光り輝くものとなる。
過去があるから、今の私がある。
光輝く命。
それは、私が生きていた『証』
たとえ光という『私』が消えようとも
生きた証は消えることは決して無い。

（チャオ・アンネース叙事詩第６章第１節『人生』より）


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夜のチャオガーデン

スマッシュ

- 11/4/27(水) 20:52 -

チャオを包み込む優しい庭は
緑のベッドが広がっているようで
二人で同じ星探してみたいのに
どうしてだろう
いつまで経ってもプラネタリウムは昼の空

チャオの演奏を聞いている
ここにいると太陽みたいに暖かいけど
お月様が出ないと時間は進まなくて
止まったままは少し寂しい

だから今夜は真っ暗にして
そしたらもうどんな音もいらない

チャオを包み込む優しい庭は
緑のベッドが広がっているようで
宇宙にいるみたいな気分のまま
二人で重力に溺れていたい


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薔薇よ、咲け

ダーク - 11/5/3(火) 16:50 -

ひたすらに前を向くあなたは
偽者の天使だって　わかっているよ

最低の空を飛んだら　ひびは砕けた
あなたは何も　見ていなかった
だからぼくは　色褪せていく

こんな夢を見続けるよりも
たまごよりも前の幸せを
はみ出してとがってしまえ
偽者の天使よりも　本物の悪魔よりも
ぼくを殺す爆発の日よりも
とげとげしく生きる


	引用なし

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チャオが　あらわれた！

冬木野 - 11/5/3(火) 18:05 -

　わたしはあなたを誰よりも愛でたら
　　あなたもわたしを愛してくれた
　わたしもその愛に応えたら
　　あなたはわたしの愛に応えてくれた

　　あなたがわたしに好きだと言ってくれたから
　わたしもあなたを好きだと言ってあげた
　　あなたは喜んでわたしから離れないから
　わたしも喜んであなたを離さなかった

でも

　わたしがあなたから距離を置いたら
　　あなたはわたしとの距離を詰めた
　わたしはあなたを寝かしつけようとしても
　　あなたはわたしから目を離さなかった

　　あなたはわたしを見つけて駆け寄ってきたけど
　わたしはあなたを見つけて遠ざかった
　　あなたはそんなわたしの気も知らずに追いかけてきたけど
　わたしはそんなあなたの気も知らずに目を背いた

もう限界だった

　わたしはあなたを誰よりも愛でた
　　あなたがわたしに返したのは愛だった
　わたしはあなたの愛で満たされたけど
　　あなたはわたしの愛をいつまでも欲しがった

　　あなたよりあなたを愛する事ができなくて
　　あなたを愛でる事ができなくなった
　　あなたの心はそれでもあなたのままで
　　あなたに愛され続けたわたしの心は変わってしまった

わたしは　にげだした


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2012年のチャオガーデン

スマッシュ - 11/8/17(水) 5:10 -

ノストラダムスやマヤ文明
地球に隕石が落ちたりしないけれど
二度も人類が滅亡するうちに
チャオガーデンから人はいなくなって
ヒーローガーデンの鐘も
諸行無常をうたいたそうにしてる

白い繭と一緒に消えるみたく
きっと二人もいつかこの世のセーブデータからいなくなる
転生できたらって思うけど
それより君のことが好きなまま次の世紀を迎えたい

2012年のチャオガーデン
プログラムのどこにもない
ハートの実がなる木は
きっと二人の間に生えると信じて
心の中でチャオが水やりしてるよ


	引用なし

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主人公

ろっど - 12/2/23(木) 20:04 -

毎日
お絵かきして
絵本を読んで
木の実を食べて
歩いて
泳いで
走って
眠って

だけど
チャオガーデンにしかいられないんだろう

みんなみんな
悪いやつはソニックが倒してくれるけど
だからこそ
ぼくはチャオにはなりたくない


	引用なし

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かけっこ

ろっど - 12/2/23(木) 20:19 -

小動物はドラゴンだけでいい
カオスドライブなんていらない
チャオの実しか食べたくない
なんたってぼくはオールS
かっこよくなくたっていい
でも
勝ちたい

たくさんキャプチャーするよ
おいしくない木の実だって食べるよ
ほんとはカオスドライブも嫌だけど
がまんするよ
だからかみさま
アイツに勝たせて

勝ったのはどっちかな


	引用なし

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あくまでも

ダーク - 12/2/23(木) 23:01 -

あくまでぼくは
ゴキチャオと呼ばれているけれど
ただのチャオ
それでもぼくは
ゴキブリを見たら
ちょっと嬉しくなるんだ

はじめてぼくも
あの人みたいにスリッパ持って
ゴキブリを叩いたんだ
そしたらぼくの
体の中を冷たい風がつかんで
涙が止まらない

泣いてるぼくを
撫でる手の温かさは
命を伝うはずなのに
いつかはぼくも
寒さを忘れて
風と走り回る

そのときぼくは
これでもいい　そう思うんだ
あくまでぼくは


	引用なし

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空　殻　からやぶり

冬木野 - 12/2/24(金) 3:35 -

事、こと揺らぐ　空、殻のなか
目、僕の眼は　くら、暗を見る
さく、咲く命　友、灯火は
波、涙流し泣き叫ぶんだ

声が　聞こえる　鼓動　聞こえる
孤独　している　孤立　している

玉、卵には　なは、名はないが
黄身、君の名は　在る、あるんだよ
だから殻破り　でて、出てきたら
そら、空に手を伸ばし笑うんだ


	引用なし

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こんにちは！明日！

フィノクス - 12/2/24(金) 17:40 -

どんなことがあっても

かならず明日はやってくる。

それは、新たな生命が生まれることと同じこと。

だから生まれた生命はこう言うんだ。

「HELLO!TOMORROW!」


	引用なし

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恋愛シミュレーションゲーム

スマッシュ - 12/2/24(金) 21:42 -

ヒーローガーデンの噴水
今日はちょっと勢いが弱いみたい
きっと誰かが泣いているんだ
涙の量が多すぎて
この世界のメモリーじゃあ処理しきれていないんだ

いつまでも夜にならない
神様が手抜きで創った世界みたいなガーデンにいたら
どうやって泣いたらいいのかわからなくなって
僕はずっと噴水を見てたんだ

僕たちの思い出を保存するメモリーカード
空き容量はどのくらいあるんだろう
遊ばなくなったボールも木馬も記録してるけど
僕たちの気持ちを代わりに入れることはできないのかな

僕たちの幸せを詰め込んだガーデン
八匹のチャオが僕たちを見守っているけど
それが限界なのかなって少し考えるんだ

このままずっと止まったままになりそうで怖いんだ
いつかセーブもロードもしなくなって
そのままの君の想いが見えなくなってしまいそうだから
おさんぽマシーンでは行けないくらい遠い場所に君と行きたい
ゲームから逃げ出してみようよ


	引用なし

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さようなら、私。

フィノクス - 12/2/26(日) 1:47 -

どんな生命にも最後は無にしかならない。

生まれた彼もそうだった。

だけど彼は無になることに恐怖はしなかった。

「どんなことがあってもかならず明日は来るから。」

この思い・希望・夢があったから。

だから、彼は最後に告げた。

「Goodbye, I am.」

そして生まれ変わる自分に

「Hello, I am.」


	引用なし

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アザワライ一神教　～みんな正義の味方に盲目なの...

冬木野 - 12/3/5(月) 6:00 -

　暗い繭に包まれた日に　違う姿になった日に
　ぼくを見たあなたがこう言った　きみは悪い子だね

　なにも知らないコドモたちが　なにか知った口でこう言うんだ
　オマエハワルイヤツナンダ　なにも知らないくせにそう言うんだ
　なにも知らないコドモたちは　なにか知った口でこう言うんだ
　テンゴクニイッテミタイナ　なにも知らないくせにそう言うんだ

　だけどぼくは知っているんだ　天国には褪めた空がある
　寝惚けたオトナたちがうたう　平和はとうに色褪せてる
　それにぼくは知っているんだ　地獄には冷めた空がある
　望遠鏡がナミダ流すくらいに　星々は輝きを失っている

　暗い繭に包まれた日に　違う姿になった日に
　ぼくを見たみんながこう言った　キミハワルイコダネ

　あたまの悪いオトナたちが　あたま良さそうにこう言った
　君は正義にはなれない　あたま悪いくせにそう言った
　あたまの悪いオトナたちは　あたま良さそうにこう言った
　君は悪にしかなれない　あたま悪いくせにそう言った

　だけどみんなわかってるはずなんだ　この世には偽善者しかいない
　気が楽になるって理由だけで　みんなだれかに背を預けてんだ
　それにみんなわかってるはずなんだ　この世には偽悪者しかいない
　理解できないって理由だけで　みんな自分しか信じられないんだ

「――――」

　だからみんなわかってるはずなんだ　この世に神様なんかいない
　それは誰かに神と呼ばれただけで　神の器があっただけで
　だからみんなわかってるはずなんだ　神になれる奴なんかいない
　寄って集って寄っかかって　神を殺してるのはあんたらなんだから

　暗い繭に包まれた日に　違う姿になった日に
　ぼくを見たあなたにこう言った　キミはワルイコだね


	引用なし

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ヒーローガーデン

スマッシュ - 12/12/11(火) 0:04 -

噴水の音の下
外へ外へと流れる水は
密やかにせせらぎを作っている

仰向けで浮かぶチャオ
眺めている綿雲は近く
ガーデンの鐘の音は
地上までは届かない


	引用なし

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落し物

スマッシュ - 12/12/11(火) 0:07 -

シャワーが好きなチャオなので
じょうろで水をやっている
立って上から
じゃあじゃあじゃあじゃあ
かけるのだ

雲にでもなった気分で
安らかに私はこの子を見つめている
きっとこの子は雨も好き
私も雨が好きだった
わざと傘を持たずに出かけて
彼の傘に入るのが

傘の中で思いきりくっ付いても
肩はいつも濡れてしまう
私の右肩
あの人の左肩
だけどそれが一番嬉しかったのだ

じょうろのシャワーが止まってしまうと
物足りないとねだられる
顔に残った水滴がこらえきれず
ゼリーのような丸い体を滑っていった
近くの水滴を巻き込んで
最後はただの水となり
ガーデンの土にしみるのだ

そうやってチャオは綺麗な水滴を落としていく
水滴を落とせない私は再びじょうろに水を溜める


	引用なし

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忘れないように

ホップスター

- 12/12/11(火) 1:17 -

僕は忘れっぽい
だからもう、チャオのことをあまりよく覚えていない

進化のことも、遺伝のことも
レースのことも、カラテのことも
SA1のことも、SA2のことも
DCのことも、GCのことも

それもそうだ、もう10年以上経つんだから
そもそも正確に何年経ったのかすら、覚えてないよ

だけど、僕には覚えていることがある

学校から帰って、すぐにGCをつけたあの日
初めてライトカオスを育てることができたあの日
みんなとチャオＢで交流したあの日
学校でも、布団でもチャオのことを考えていたあの日々

でも記憶は永遠じゃない
これらの思い出もきっと、忘れていくんだろう

きっと多かれ少なかれ、みんなそうなんだろう
いつか仕事について、結婚して、子供を育てて、年老いて、チャオを忘れていく…
たまにこのレールに乗らない例外もいるけど、それはとにかく

だから、これだけは忘れないようにしよう

『僕は、確かにここにいた』

そう、スマホのメモ帳アプリに書いた

僕は忘れっぽいからね


	引用なし

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都々逸「チャオは恋して」

スマッシュ - 12/12/14(金) 21:43 -

チャオは恋してお花を咲かし人は恋して時間割く

新作署名は初恋みたく好きだごめんが抱き合わせ

チャオを撫でればなついてくるが女子を撫でるとどつかれる

うまくいかない男と女人に効かないハートの実

事故でぶたれるなついたチャオと故意にぶたれる奴隷役


	引用なし

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短歌「透明な人」

スマッシュ - 12/12/14(金) 23:53 -

大人しい子だと言われて生きてきた完全白ピュア赤くなってく

ツヤツヤとジュエルの親から生まれれば透明な人になれたのですか

白いチャオ黒いチャオ灰色が生まれないことに人は驚く

転生のこと気にかけて撫でる僕チャオ殴れれば大人になれた

キャプチャされつかめなくなる小動物私も私を離れてしまう

ダークの実食べればよかった万引きをよくする自分よくわからない

幸せはチャオに生まれることを言う手首に痕が残らないから

青いチャオクラスに預けたままにして平和なガーデン七匹の友

年越しの夜でもチャオはすぐに寝る私は進化したくて起きてる

わたしたちヒーローチャオを飼っていた恋ってすぐになくなるみたい


	引用なし

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チャオになりたい

ダーク - 14/8/3(日) 10:58 -

芝生に寝転がり話を聞きながら
今日のような暖かい陽射しを浴び続けるよ
草野球の叫びも　聞こえないフリして
目覚めるその時も君の名前だけ呼ぶよ
飛行機雲　端まで続く
河川敷は眩しすぎ
暖かい幻を見てた

チャオになりたい　君の腕の中
寂しい日々が終わるまでここにいたいよ
チャオになりたい　言葉ははかない
わがままに消えて　キズつけてあげるよ

-----------------------------

なんかささっと書きたいなと思って書いたんですけど、結局オリジナル作品ではないものを書いてしまいました。
これはスピッツの「猫になりたい」という曲の替え歌です。でもやっぱりスピッツってすごくて、オリジナルの歌詞が持ってるイメージって替え歌を書いているときにも離れなくて、違ったものを作るのが難しかったです。結局、オリジナルの優れた部分はそのまま使っちゃったりしてます。
二番以降まで書ける気はまったくしませんでした。


	引用なし

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チャオガーデンの空

スマッシュ - 14/8/6(水) 21:40 -

僕は独り言を言うように木を揺らしていた
もう木の実は全部落ちていた
だけどこうしているうちに君が来て
木の実を持って笑ってくれるんじゃないかと思っている

揺らすのに疲れて座る僕の横を
シャドウチャオは通り過ぎ
勝手に木の実を食べ始める
チャオガーデンから見る空が青いのは絵だからなんだ

青いスプレーで君が歩道橋に書いたCRYという字
もう消えてしまったけれど
君はまたここに来るような気がする
待ってたんだねと言ってくれるような気がする


	引用なし

	パスワード

ピンクの繭

スマッシュ - 18/1/20(土) 23:29 -

チャオのように転生できるとしたら
幼子になった私をあなたは抱いてくれますか

愛し合う行為は心の粘液さえ受け止める器
飼っているチャオの模様のとおりにあなたは私を撫でている
丸みを帯びた女の体は男の情をしたたらせている
そして私はピンクの繭になってゆく

「愛している」と囁かれながら
あなたから愛されない私を探して
ピンクの繭の中をさまよっている


	引用なし

	パスワード

オーバーフロー

ろっど - 20/9/16(水) 13:27 -

テレビもボールもビックリ箱も
とっくに誰かの名札付き
落書きだらけのチャオガーデン
ソニックだってもう来ない

ハテナもハートもビックリマークも
とっくのとうに忘れたよ
食べかけだらけのチャオガーデン
金メダルだってあふれてる

崖っぷちから覗いて見える
濁った水じゃ笑って飛べないだろう
もしもあの時さようならしていたら
ぼくも行けたかな　お出かけマシーンの向こう側

ジュエルもハーフも半透明も
完全白ピュア　なにもかも
レアチャオだらけのチャオガーデン
カオスチャオだってあふれてる

崖っぷちから覗いて見える
きれいな水なら笑って飛べたんだろう
丸いままのポヨじゃ生まれ変われない
せめて選ばせて　灰色の繭に包まれる前に

濁った水でもきれいな水でも
笑って飛べるならどこでもいいんだ
ほんとうは水のせいなんかじゃなくて
空を飛ぶ理由が欲しいだけ

崖っぷちから背中を押してよ
濁った水でも笑って飛べるから
チャオの森なんてなくたっていい
せめて信じさせて　お出かけマシーンの向こう側


	引用なし

	パスワード

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