●週刊チャオ サークル掲示板
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チャオタワー建設途中 じぃざむらい 10/3/5(金) 17:16
第七話 ぶじとうちゃくとへそくりどろぼう じぃざむらい 10/3/5(金) 17:59
第七・五話 六・五話のかんそうは間奏なのだよ明智君 じぃざむらい 10/3/13(土) 17:08
第八話 ほったよしろうとかとうさきおとにひきのチ... じぃざむらい 10/3/26(金) 19:24
第八・五話 はんせいかい じぃざむらい 10/5/8(土) 5:29
Re(1):チャオタワー建設途中 フィノクス 10/3/29(月) 23:56
うーい じぃざむらい 10/3/30(火) 7:02
Re(1):うーい フィノクス 10/3/30(火) 9:28
うーい じぃざむらい 10/3/30(火) 11:03
Re(1):うーい フィノクス 10/3/31(水) 10:28
第九話 なげすてられる、そして じぃざむらい 10/8/21(土) 21:07
Re(1):第九話 なげすてられる、そして フィノクス 10/8/21(土) 21:40
チャリン「けっきょく ぼくが いちばん つよくて... じぃざむらい 10/8/21(土) 21:57
第九.五話 投げ捨てられる後 フィノクス 10/8/22(日) 16:24

チャオタワー建設途中
 じぃざむらい WEB  - 10/3/5(金) 17:16 -
  
【じぃざむ】「ただの新レスです。本当にありがとうございました。」
【チャリン】「ライブラリーに乗せなくていいです。その分時間の無駄です」
引用なし
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第七話 ぶじとうちゃくとへそくりどろぼう
 じぃざむらい WEB  - 10/3/5(金) 17:59 -
  
二人は、息を切らしながら走る。
二人の頭の上にあるポヨが速さに追いつけず、数センチ遅れている。
チャスケは昨日の疲れが残っているのか、足取りが遅い。

「きゃーチャスケがんばってー!(笑)」
チャリンが抜きながら馬鹿にしたように話す。
「お前・・・ふざけんな・・・」
息絶え絶え、チャスケが返答する。
「あれれー?きこえないよー?もう一回お願いしまーす☆」
けらけらと笑いながら答えるチャリン。
「おい・・・ちょ・・・」
チャスケの足取りが精神的疲労でふらふらする足取りへと変わる。

「そういえば・・・リング・・・あるだろうな・・・」
「余裕の1000リングです☆」
チャスケが驚きの表情を見せる。ポヨはもちろん「!」だ。
「・・・おい。そんな大金どこにあったんだ・・・」
「チャスケの部屋にある本開いたら落ちてきた封筒に入ってました☆」
「・・・ちょ・・・えっ・・・」
「あと9000リング位残ったのでMy財布に全額投入しました☆」
「・・・俺のへそくりをををををおおおおくぁwせdrftgyふじこlp」
「ざまぁ☆」
チャスケがショックで倒れそうになった時、バス停に着いた。

「今・・・何分だ?」
「あと10分余裕です☆」
「誰だよバス停に遅れるとかほざいた奴」
「この私です☆」
「なぜそうした」
「チャスケをいぢめたかたから☆」
「意味不明」
「それがチャリンクオリティ」
「反省の思いは?」
「なんとなくやった。今も反省していない。」
「つまり反省の気持ちは無いわけだな?」
「これっぽっちもございません」
「ひどい」
「ざまぁ」

そうこうしている内に、バス停にバスがブレーキ音を立てて停まった。

「さぁ、チャスケ、行きましょう!お弁当を作っておきました!バスで食べましょう☆」
「・・・お前、本当に多重じんk」
刹那、チャリンがチャスケの首を捕らえ、バス停の看板に押し付ける。
離れていた距離は5メートル。この間0.3秒。
「それは言わない約束でしょ?」
「は、はい・・・」

チャリンは手をパッと離し、バスの出入り口に向かう。
チャスケも、その後を追い、バスの中に入った。
引用なし
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第七・五話 六・五話のかんそうは間奏なのだよ明...
 じぃざむらい WEB  - 10/3/13(土) 17:08 -
  
チャリン・・・こんにちは
チャスケ・・・いえい
じぃざむ・・・きゃっふー


【チャリン】「なにあのじぃざむ挨拶がなってないよ」
【チャスケ】「なにあのじぃざむきゃっふーって何歳のつもりだよ」
【じぃざむ】「なにあのじぃざむこの世に存在する言語書いてない」


【じぃざむ】「登場人物少なすぎ」
【チャスケ】「じゃぁ増やせ」
【じぃざむ】「案が無い」
【チャスケ】「タクシー運転手の堀田善郎(62)でよくね?」
【じぃざむ】「そ  れ  採  用」
【チャリン】「ちょwww」
【チャスケ】「うそ……だろ……?」

※というわけで、第八話にはタクシー運転手の堀田善郎(62)が出るよ!お楽しみに!

【チャスケ】「マジで出るの」
【じぃざむ】「マジです」
【チャリン】「実は女だったりするの」
【じぃざむ】「それさいy」
【チャスケ】「するなあああ!!絶対するなあああ!!」

※というわけで、第八話に出るタクシー運転手の堀田善郎(62)はちゃんと男になるよ!お楽しみに!


【じぃざむ】「背景描写難しい」
【チャリン】「知るか」


【じぃざむ】「「チャリン」の響きっていいよね」
【チャリン】「確かにいいよね」
【じぃざむ】「お前が言うな」
【チャリン】「お前が言うな」
【チャスケ】「「チャスケ」の響きってそんなにもよくないよね」
【じぃざむ】「確かによくないよね」
【チャリン】「確かによくないよね」
【チャスケ】「お前らが言うな」
【じぃざむ】「断る」
【チャリン】「断る」
【チャスケ】「何なのお前ら」


【じぃざむ】「今回はここまで。」
【チャリン】「では、第八話をお楽しみに!」
引用なし
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第八話 ほったよしろうとかとうさきおとにひきの...
 じぃざむらい WEB  - 10/3/26(金) 19:24 -
  
「ふぅ……」
タクシー運転手――堀田善郎(62)は、車内で煙草をふかしていた。
こだわりのブランド「jizamu-sigaretto」だ。
堀田は元々FBIで活動していたが嫌気を感じ、ここ日本でタクシー運転手を営んでいる。
しかし、マイカーをほとんどの家庭が所持している現代は、タクシーに乗る客が少ない。
ましてや、ワンコインタクシーが流行っている時代に初期料金510円の堀田のタクシーなど、誰が乗るというのだ。
だが、堀田はこの職をやめようとしない。
贔屓にしてもらっているお客の話が、いつも実に興味深いからだ。
「ところで、運転手さんの耳に入れておきたい話があるんですが……」
いつもこのフレーズで始まるある客の話は、ほぼ100%堀田の興味深い話題だった。
しかし、なぜこんな私の興味深い内容ばかり話せるのか。と考えることもあったが、個人のことをそんなに詮索するのはよくないと考えるのをやめている。
今、堀田は煙草をふかしながら、「なぜ人はあのように急ぎ足なのか?」ということを悶々と考えていた。
ふと、考えている途中で青色と白色のコドモチャオが、タクシーの横を通り過ぎた。
白色のチャオを見たとき、堀田の体に衝撃が走った。

あのチャオは、完全白ピュアだ。

こんな珍しいチャオを見ることができて、運がいいなと堀田は顔を綻ばせた。
しかし、その近くで歩いていた人物を見て、堀田の表情が固まった。
その人物は、現在指名手配中の加藤崎男だったのだ。
加藤は数年前、街を歩いていたルビーチャオを誘拐しようとしたところを通報されたが、加藤は逃げ、行方をくらましていたのだ。
事件が起こる。
堀田は確信した。
理屈じゃない、本能だ。
二匹のチャオに目を戻す。
二匹のチャオは、堀田のタクシーの前にあるバス停に停まっていたバスに乗った。
加藤の方も、同じバスに乗ろうとしている。
これは、追わなければならない。
「あのー、乗せてもらえませんか?」
客が来たようだ。
「……ああ、予約しているお客さんがいるんです。すみません。」
堀田は断った。
お客より今は大変な状況なのだ。
目の前のバスが発車した。
堀田は、そのバスを追うように、タクシーを発車させた。
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Re(1):チャオタワー建設途中
 フィノクス  - 10/3/29(月) 23:56 -
  
こんばんは!
フィノクスです。
お願いがあるんですが、
チャオタワー建設途中にフィノとミクラをだしてもらってほしいんですけどいいですか?
出る場面は、
バスの車内から出会いチャリンたちと同行。
という感じにしてもらえるとうれしいです。
引用なし
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<Opera/9.30 (Nintendo Wii; U; ; 3642; ja)@FLH1Adr023.hkd.mesh.ad.jp>

うーい
 じぃざむらい WEB  - 10/3/30(火) 7:02 -
  
了解です
引用なし
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Re(1):うーい
 フィノクス  - 10/3/30(火) 9:28 -
  
言い忘れですけど。
フィノは「ざまぁ」と言ってOK
ミクラは無言でお願いします
引用なし
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うーい
 じぃざむらい WEB  - 10/3/30(火) 11:03 -
  
まさか「ざまぁ」の許可がくるとは思ってもいませんでした…
了解です。
引用なし
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Re(1):うーい
 フィノクス  - 10/3/31(水) 10:28 -
  
いちようのため、性格と姿書きます。
フィノ HRでRとSの複合。 人懐っこいタイプ。ミクラと組むと強い。


ミクラ HFF。冷静でフィノとは親友。フィノと組むと強い。
こんな感じです。
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第八・五話 はんせいかい
 じぃざむらい WEB  - 10/5/8(土) 5:29 -
  
チャリン・・・堀田善郎(62)の設定おかしいだろ
チャスケ・・・ついにじぃざむの頭が狂ったか
じぃざむ・・・もう……これしかないんだ……


【じぃざむ】「428面白かったー!」
【チャスケ】「いきなり関係ない話題から始めやがったコイツ」


【チャスケ】「もう堀田善郎(62)が元FBIとかじぃざむの脳みそ壊れてるだろ」
【じぃざむ】「だって変わった奴にしたかったんだもん」
【チャスケ】「変わり者にも程があるぞ」
【じぃざむ】「てへ☆」
【チャスケ】「「てへ☆」じゃねえええ!!」
【チャリン】「まぁまぁ」
【じぃざむ】「インパクトがあるでしょ?」
【チャスケ】「インパクトなぞねぇよ!どう読んでも落ち着いてるじゃねぇか!」
【じぃざむ】「もうじぃざむが狂ったってことでよくね?」
【チャスケ】「開き直りやがった……」


【チャリン】「今回は新キャラクターが二人増えましたねー」
【じぃざむ】「堀田善郎(62)と、あと、……誰だっけ……」
【チャスケ】「忘れるなあああああああ!!」
【じぃざむ】「チャスケ名前言ってみろよ」
【チャスケ】「忘れた」
【チャリン】「ダメじゃん。」


【チャスケ】「ところでなんか今後の展開ってどうなるんだ?」
【じぃざむ】「多分あの悪い人がバスジャックしてバスの最後尾に化け物いるの見て自殺するよ」
【チャリン】「デ○ノ○トじゃないですか……」
【チャスケ】「マジでそうなりそうなところがじぃざむの怖いところだな」
【じぃざむ】「てへ☆」


【じぃざむ】「今回はここまで。」
【チャスケ】「今回もいつもこれくらいの短さじゃねぇか」
【チャリン】「次回もお楽しみに!」
【チャスケ】「おいちょっとm」
【じぃざむ】「それでは皆さん、お元気で!」
【チャスケ】「無視しやがった……」
【チャリン】「ざまぁ」
【じぃざむ】「ざまぁ」
引用なし
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第九話 なげすてられる、そして
 じぃざむらい WEB  - 10/8/21(土) 21:07 -
  
ここは、とある廃工場。
人が去り、何年も利用されていない工場だ。
「うわぁぁぁぁぁっ!」
そこに、何故かチャオの叫び声が聞こえる。
「くっ……いつの間にこんなにまで強く……」
チャリンだった。
体の所々に傷がある。ひどくダメージを受けているようだ。
チャリンの前から、こちらに近づいてくる足音が聞こえる。
「おいおい、もうこれで終わりかよ?」
足音の主は、チャスケだった。
「つまんねぇなぁ。もっと強くないと張り合いが出ないぜ」
かも残念そうに、チャスケがつぶやく。
「くっ……」
チャリンがよろよろと立ち上がる。いつもの勢いはまるでない。
「まだ、終わりませんよ……」
辺りは、もう暗くなり始めていた。
「……さぁ、いきますよチャスケ!!」
「……ああ、来るなら来いよ。」
チャリンがチャスケに向かって走り出す。
「よっと」
しかし、チャスケに蹴り返されてしまう。
「がはあっ!」
勢いよく飛んでいくチャリン。
飛んだ先にはドラム缶が積み上げてあり、そこにチャリンは激突した。
盛大に崩れるドラム缶。
もう終わったと思ったチャスケは、その場を後にする。


「……まだ、終わりませんよ……」


そこには、廃パイプを杖代わりにして辛うじて立っているチャリンの姿があった。
「……往生際が悪いな……」
「チャスケが私に勝とうだなんて、100年、いや、十倍の1000年早いのですよ……!」
チャリンは廃パイプでバランスをとり、きっ、とチャスケの方を睨みつけた。
「……しょうがない、終わらせるか。」
チャスケもチャリンの方を向く。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
両者共に走り出す。
「チャリンアタック!」
「真・チャスケ波動拳!」
拳と拳がぶつかり合った。
「くっ……」
「へっ……」
だが、チャリンよりも、チャスケの方が押し勝っている。
「……これで、終わりなんだぜ。」
チャリンの体をチャスケの蹴りが襲う!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
チャリンの体は高らかに円を描き飛んでいった。
チャスケは、振り向くこともせず去って行く。
そして、画面には「K.O」と表示されていた……


「あーまた負けてしまいました……」
ここは、チャリンたちが乗り込んだバス内。
朝の光が窓から差しこみ、嫌でも眠くなりそうだ。
現に、他の乗客たちのほとんどがうつらうつらしている。
「だろ?チャスケのちからってすげー!」
他の乗客が眠そうにしているというのに、このチャオたちは大声で話し続ける。
いつもならここでチャリンが「チャスケ!」と注意するはずだが、今はチャリンも興奮しているようで、普段の冷静さがまるでない。
「やっぱ真・チャスケ波動拳は強ええなぁ!」
「チャリンアタックは威力がちょっと弱めですかね……」
さっきからこのチャオたちが話していることは、ゲームのことである。
「出動!チャオキャプチャー!! サン・ブライト」
「出動!チャオキャプチャー!! ルナティック・シャドウ」
それがこのゲームの名前である。
チャオとチャオキャプチャーと呼ばれる人が力をあわせて任務をこなしていくというAVGである。
このゲームの対戦機能を使ってバスに乗ってからずっと対戦していたのである。(約15分)
今までで3試合ほどしたが、全てチャスケの圧勝であった。
「やっぱ俺強すぎだな!はっはっは!」
「現実ではいじられキャラのくせに……」
連勝を繰り返しているチャスケはさっきから調子に乗っている。それに比べて連敗を繰り返しているチャリンは不機嫌そうだ。
「黙れ現実を見てみろよチャリン」
「それはこっちのセリフです」
と、そこでチャスケの動きが止まった。
「……?。チャスケ、どうかしましたか?」
チャスケは前の座席をじっと見つめている。
「これは…!まさか、こんなところに……!」
チャスケは前の座席の前(ややこしや)に駆けていった。
「でさー、そこでサンが転んじゃってさー・・・」
「へぇ。そうだったんですか。・・・」
前に座っているチャオたちが楽しげに談笑している。
かなり和んだ空気である。
「くおぅらああああああああああ!お前らああああああ!!」
その和んだ空気をチャスケがぶち壊した。
チャスケが二匹のチャオたちの前に立つ。
「お、お前は・・・!」
「あ、あなたは・・・!」
二匹のチャオが驚いたようにチャスケを見る。
「チャスケじゃねえかああああ!!」
「チャスケさん、お久しぶりです。」
そう、この二匹のチャオたちはフィノとミクラである。
二匹とも、久々にチャスケに会ったことで喜んでいるようだ。
「よう!フィノ!」
「ご無沙汰していました。ミクラさん、こんにちは。」
「よう!チャスケ!」
「こんにちは。チャリンさん。」
いつの間にかチャリンもこちらに来て、互いに挨拶した。
周りの乗客はかなりの大声にかなり驚き、かなり困惑し、かなり迷惑している。
そんなこともお構いなしに、チャスケたちの会話は続く。
「いやーまさかこんなところで会うとはなー! ところでアクアたちはいないのか?」
「那月たちは学校の修学旅行に、アクアは買い物に、サンとムーンはサッカー観戦に行ったから暇な僕たちはチャオタワーでも見に行こうかという話になったんですよ」
「そうなのか」
「そうなのだ」

「ところでフィノー!」
「なんだチャスケー?」
チャスケが友好的な笑顔をフィノに向ける。
「死ねええええええええええええええええええ!!」
いきなりそう叫ぶとチャスケは高く跳び、フィノに向かってドロップキックを放つ。
まるで弾丸のような速さだが、チャオカラテ一段のチャスケの蹴りは七段のフィノに軽く避けられてしまう。
「はははかわすのなんて余裕だよ!!」
チャスケはそのまま床にぶつかり、鈍い音を立てた。
その音で近くで談笑していたチャリンとミクラも気づいたようだ。
「チャスケ……なにやってるんですか?」
「説明するのめんどくさい」
「しなさい」
「えーっ」
「できるだけ詳しく」
「ドロップキックした」
「はしょりすぎ」
「むぅ」
そう話し込んでいるうちに、余裕でかわしたフィノが来た。
「チャスケ、まだまだだな!!」
「手加減したまでよ!」
全く余裕ではなかったが余裕の笑みでチャスケが返答する。
「これからが本気だぜ!」
(…またやるんだ……)
フィノはそう思った。
(…迷惑です……)
ミクラはそう思った。
(…どうでもいいや……)
チャリンは特に何も思わなかった。

「いくぜ!」
チャスケが距離をとり、再び高く跳ぶ。
フィノも思わず身構える。
「ちゃすけきぃ〜っくぅ〜!」
あまりにやる気の無い技名(だろう)にフィノは脱力した。
それにさっきと速さも同じ。
「あらよっと」
フィノは先ほどと同じように高速で左に移動した。
チャスケの蹴りの先には何も無い。
誰もがかわしたと思った。

しかし、現実は違った。
「うわぁっ!」
チャスケの蹴りが、左にいたフィノに命中した。
勢いでフィノが飛ばされるが、すぐに体勢を整え、また元の場所に戻る。
「どうだ新技【チャスケキック】の威力は! 本で調べてゲームで磨いたこのチャスケ様にかかればフィノなんてちょろいもんだぜ!」
「名前だせぇ」
「…ダサいです」
「なんのひねりも無いな」
軽くスルーされたショックでチャスケがすこしのげそる。
「しかしどうしてあんなショボイキックが僕に当たったんだ?」
フィノが首(あるのか?)をかしげる。
同じように、ミクラとチャリンも首をかしげる。
「ふっふっふ…説明してやろう!!」
偉そうにチャスケが説明しだす。
「右の蹴りがかわされたらすかさず左の蹴りが襲う! これで100%命中するぜ!」
「なんかあっさりネタばらししてさらにそんなすごい仕組みでもありませんでした!」
「聞くだけ無駄だった気がする!」
「上二名に同意します!」
チャスケを除く三名はとてもがっかりしたようで、うなだれている。
「…でもすごいだろ! お前らにできるかよ!?」
「できます!」
「余裕!」
「簡単に出来ます!」
「ミクラまでっ!?」
チャスケは三人以上にとてもがっかりしたようで、三人以上にがっくりとうなだれた。
「くそぅ青い鳥文庫で発見して俺の手で磨き上げたこの技を馬鹿にされるとは…」
「なんかどっかで見たことあるようなやつだなって思ったらやっぱパクリだった!」
なんとも表現し難い険悪なムードが場を包む。
「というわけで、ね」
チャリンがくるりとチャスケとフィノの方を向く。
「あなたたちはどれだけ人に迷惑をかけたと思っているんですか?」
自分のしたことは思いっきり棚に上げてチャリンが笑顔で問い詰める。
笑顔だかなぜか恐怖を感じるチャスケとフィノ。
「え…いや、その……」
「あ…あの、その……」
思わず後ろに一歩下がる。
「あなたたちの行為でどれだけの人が嫌な気分になったと思っているんですか?」
てめぇも大声でゲームしてただろと二人は思ったが口には出せなかった。
「なのでですね……」
チャリンがチャスケとフィノのポヨを掴む。
「てめぇら反省してこいっ!!」
チャリンが野球の投球の要領で開いていた窓に向かってチャスケとフィノを投げ飛ばす。
「え……」
「ちょ……」
二人が自分が投げ飛ばされているということとチャリンの腕の長さが矛盾していることに気づくのに数秒かかった。
『うわああああああああああ!!』
チャスケたちは叫び声を上げながらバスの窓から投げ飛ばされていった。


「さて…」
チャリンが手をはらう。
「これで平穏が戻りましたね!」
チャリンがミクラの方を向く。
ミクラの顔は恐怖で引きつっていた。
「あれ? どうしましたか?」
「いや…何も……」
ミクラはチャリンに笑顔を向ける。引きつってないか心配だった。
「まぁそれならいいんですけどねっ」
チャリンが運転席の方を見る。
ミクラはほっとため息をついた。
「ところでミクラさん?」
チャリンが不意にこちらを向いた。
「は、はいぃっ!?」
ミクラはかなり驚いて返事をした。
そしてハッと気づいた。大変だ。死ぬかもしれない。
「おや? どうしたのですか?」
チャリンが首を傾げる。
良かった。気にしてないみたいだ。
ミクラは心の中でほっとため息をついた。
「いえ、なんでも……」
「ならいいんですけどね」
チャリンはミクラの方に一歩近づく。
ミクラは驚き一歩下がる。
「な、なんですか…?」
「聞きたい事があるんですが……」
チャリンがそっと口を開いた。
「あなたは、ミトラさんの事を知っていますか?」
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Re(1):第九話 なげすてられる、そして
 フィノクス  - 10/8/21(土) 21:40 -
  
アクアはお買い物ではなく、花札の大会ですよw
そして、なぜフィノまでもがw
そして最後にミトラがぁ!?
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チャリン「けっきょく ぼくが いちばん つよく...
 じぃざむらい WEB  - 10/8/21(土) 21:57 -
  
花札の大会でした。間違えてしまいました><
後ほど修正版を書きこみます><
すいませんです><

フィノは巻き添えくらいました。ざまぁ。
フィノとミクラとかがなんかいろいろ話し方がおかしいところがあるかもしれませんがご容赦ください><

ミトラは伏線です。十話でなんかなります。考えてません!(ぇ

ではでは、ご感想ありがとうございました!!
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第九.五話 投げ捨てられる後
 フィノクス  - 10/8/22(日) 16:24 -
  
「そういえば、ぼくたちが来る前はなにやってたんですか?」
ミクラが訪ねた。
「サン・ブライトとルナティック・シャドウを二人でやってた。全敗でしたけど・・・・」
「お、ちょうど良いとき、自分もルナティック持ってきてたんで特訓しますか?」
ミクラが言った。
「おお、それはいいですね。やりましょう。」
〜バトル画面〜
バトルステージは葉が青々しく生えている草原だ。
「ではチャリンさんからお先に。」
「行きます!チャリンアタック!!」
チャリンが攻撃してきた。
「よっと。」
ミクラはかわした。
「次はこっちの番です。スタイル エアライダー。」 
「エアライダーは回避率アップ+地面系技無効のスタイルできついな・・・・」
「まだまだですよ。アイスストームEX!!」
とても巨大な氷の花がチャリンの方へ向かった。
「E EX!!??」
チャリンは驚愕した。
そして当たり
「KO!」
「あ、一発KOしちゃった。」
〜現実〜
「EX技ってどうやって手に入れるんですか?」
「うーと、パスワードモードでこうやって・・・ほら出現したよ。」
「あ、あと余ってるEX秘伝書あるから、あげようか?」
「ミクラさん、ありがとうございます。」
続く
ミクラとチャリンの会話でした。
引用なし
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