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☆★☆週刊チャオ チャオ生誕10周年記念特別号☆★... チャピル 08/12/23(火) 0:00

☆★☆連載作品☆★☆ チャピル 08/12/23(火) 0:00
Macgafin? (仮) ぺっく・ぴーす 08/12/23(火) 20:37
07:34 ぺっく・ぴーす 08/12/23(火) 20:40
シャドウの冒険3 第三章 〜半透明〜 二話 ダーク 08/12/25(木) 14:40
シャドウの冒険3 第三章 〜半透明〜 三話 ダーク 08/12/25(木) 15:44

☆★☆連載作品☆★☆
 チャピル  - 08/12/23(火) 0:00 -
  
連載作品はこちらへどうぞ。
詳しくは、週刊チャオ表紙の「作者の方へのお願い」を、ご覧下さい。


※連載作家様へ※

週刊チャオ休刊後も作品の連載を続けたい場合、サークル掲示板に独自のツリーを立てて、そこで連載を続ける事ができます。
また、その他独自の手段で連載を続ける場合には、読者の方のために、その旨を明記しておいていただけるとありがたいです。

週刊チャオライブラリーの更新は、週刊チャオ休刊後も当分の間続ける予定です。
ただし、この更新を行うためには、個別に作者の方の認可いただけることが条件となります。(週刊チャオ、およびサークル掲示板外に掲載された作品については、著作権に関する規定が存在しないため)
よければどこか感想コーナーの端にでも、その是非を書いていただけると助かります。
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Macgafin? (仮)
 ぺっく・ぴーす WEB  - 08/12/23(火) 20:37 -
  
新連載です。えー。
いや、ほんとは長編読みきりにしようとしたんですが、
その、まあ、間に合うわけないじゃん。


次のページから始まります。
しょうもないことに1ページ使ってすみません。
タイトルの都合。
引用なし
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07:34
 ぺっく・ぴーす WEB  - 08/12/23(火) 20:40 -
  
 ◎ Macgafin? (仮題)


 07:34

インターチェンジ付近のコンビニは、車中泊するトラック運転手のために駐車スペースが広めに取ってある場合が多い。
しかしこのコンビニは入りやすい向かい側にライバル店ができてしまって、朝だというのに人気もまばらである。
静かさを優先して入りにくい方のコンビニで一夜を明かした者は、そのお蔭で不運な目に遭うことになる。

作業員の格好をした、まだ運転免許が取れるか取れないかぐらいの年齢の男AとBは、
人目に付かないコンビニの裏手で運転手を襲撃し、トラックの鍵を手に入れた。
Bは、彼の肩幅ぐらいの大きさのダンボール箱を抱えている。

「運がなかったな」

Aは運転手に冷たく言い放った。


 07:34

大きめの黒い鞄を持った吹奏楽部員Cは、AとBの一部始終を見ていた。
女子高生のCではあの二人には敵わないだろう。
Cは携帯を取り出し、ボタンを3回押した。


 07:38

警察官DとEは、作業員風の二人組の男がトラックの運転手を襲っているとの110番通報を受け、パトカーで現場に急行した。
Cはやってきたパトカーがたったの一台、しかもEが女性だったのを見てあからさまに不安そうな顔をしたが、
DとEが今まさにトラックに乗ろうとしている二人に拳銃を突きつけると、AもBも素直に両手を上げた。
Bはそのとき箱をトラックの座席の上に置いたが、DもEも特に気に留めなかった。

AとBは、二人が拳銃を下ろす瞬間を見逃さなかった。
油断したDとEの隙を見計らって、二人が近づいてくる前にAとBは素早くトラックに乗り込んだ。
Aは鍵を乱暴に差し込み、アクセルを思いっきり踏んで、あっというまにコンビニから逃げ去ってしまった。
AとBはにやにやと笑いながら、達成感に浸っている。
だが二人の表情はすぐに沈んでしまった。

「おい……チャオの箱、どこやった?」


Cは入部して初めて、フルートでもサックスでもなくトランペットをやっていてよかった、と思ったのだった。


 07:40

警察署の刑事Fは、無線でDからターゲットの作業員もどきAとBに逃げられ、通報してきた女子高生Cにチャオを奪われたとの報告を受け、
DにAとBを、EにCを捜すように命じた。


 07:45

何故か朝からラーメンを食べたがる物好きのために出前を届ける途中だったHは、橋の上で向こうから走ってくるCに気がついた。
Hの昔の彼女も吹奏楽部員だったから知っているが、多分Cの持っている大きめの鞄はトランペットのケースだ。
本当は自転車は車道を走るべきなのだが、渋滞を避けるためにHは歩道を走っていた。
その橋の歩道は狭い。 HはCを避けようと橋の内側に寄った。 同じことを考えていたのか、Cも内側に寄る。
じゃあ今度は外側に、と、Cも外側に寄る。
おいおい、マンツーマンディフェンスかよ、と思うのもつかの間、CとHは衝突した。

トランペットケースが宙に舞う。 ん?トランペットが入っているにしては、随分軽そうだ─

「あーっ!」

トランペットケースは欄干の向こうに落ちて行った。
Cは欄干にしがみつくように橋の下を覗き込む。 幸い水を吸わない素材のトランペットケースは、ゆっくり、ぷかぷかと川を漂っていった。
Cに謝ろうとして立ち上がったHは、転がったおかもちから、ラーメンのスープがこぼれているのに気がついた。


 08:02

名前のまだない猫Gは、いつもどおりの散歩コースを歩いていた。
通る人や犬やほかの猫もいつもと大体同じだったが、堤防に差し掛かった時、Gは見慣れないものを見つけた。
Gは川岸のくたびれた植物にひっかかった黒い鞄に近づき、前足で陸へ引き上げた。
そして器用にも鞄のジッパーを爪に引っ掛けて開け、中に入っていた段ボール箱は何度か転がして開けようとする。
箱は前転し地面にぶつかった勢いで、ふたを開けて中から何かを吐き出した。
それはぽよんっ、と弾んで、不機嫌そうなマークを頭上に浮かべた。

チャオは立ち上がると、とことこと堤防の上まで上がっていった。
Gもチャオを追っていくが、チャオが堤防の反対側にたどりつきぱたぱたと飛んで降りていったところで足をとめた。
どうしよう。 あのあたりは、あのかんじのわるいねこのなわばりだ……。
Gはそうして迷っている間に、チャオを見失ってしまった。


 08:22

「おい、あれ、見ろよ」

ランドセルを背負う男子小学生のJは、同じく男子小学生のIと、女子のKに呼びかけた。
IとKがJの指す方を見ると、水色のチャオがとことこと通学路を歩いていた。

「何でこんなところに?」
「知らねえ。 で……どうする?」
「……捕まえるべきじゃないかな」
「で、でももう学校始まっちゃうよ」

と言いながらも、チャオが道を曲がるのを見て、見失うまいと三人はそれについていく。
ランドセルの三人組は、顔を見合わせて、頷いた。

「うん、終業式ぐらいサボったってしかたないな」


 08:52

婦人警察官Eは、出前を届けなおしてきた帰りのH
に遭遇した。
EはHをコンビニに
行く途中でちらりと見かけたような気がして、聞き込みをしようと声をかけた。

「え? 女子高生? 見たなんてどころじゃないよ、そいつのせいでラーメン落としちゃったんだもん」
「本当ですか!? 黒い鞄、持っていませんでした? 学校指定のじゃなくて、ちょっと大きめの」
「持ってた持ってた。 それで、橋の上でオレとぶつかってさ、それで落としちゃったんだよ、それ」
「なんですって!? まさか、橋の下に?」
「ええっ、まあ、うん。 川に流されてったよ。 その子すぐに追っかけて行ったけどさ」
「あとは?」
「え、女の子はどっか行ったけど」
「鞄のほうは? どこにいったか分かりませんか?」
「強いて言えば川下じゃない?」
「……そう、ですか。 ありがとうございました」

小走りでその場を去るEを見送りながら、Hはその場に留まって少し考え始めた。
どうしてあんなにしつこく、鞄のことを聞いてきたのだろう。
問題は、あの女子高生じゃなくて鞄のほうにあるのだろうか。
警察官が、躍起になるもの─なにか、まずいものには違いない。
銃だろうか? いや、銃が入っているなら、ぶつかったときあんな飛び方はしないだろうし……。
あ、わかった。 じゃあ麻薬だ。 間違いない。
彼女は運び屋かなにかなんだ。
これで辻褄が合った。 完璧だ……。
少しわくわくしてきたHは、身軽になった自転車でCの向かったであろう川下の方へ急いだ。


 09:02

「─やった!!」

チャオを追うこと半時間以上、やっとJは路地裏でチャオを捕まえた。
ちょろちょろと人の入れない所に入り込んだり高いところから飛び降りたりするチャオのせいで、IとKもかなり息を荒くしていた。

「ったく、お前ほんとしぶといよなー」

KはIに続いてチャオを持ったJのもとへ駆け寄ろうとした。
ランドセルが何かに引っ掛かって、転びそうになる。
なんだろう、と後ろを振り返ると─

「大声出すんじゃねえぞ。 ガキ、大人しくチャオをこっちによこせ」

聞きなれない男の声に、JとKも振り返った。
三人をつけていたAは、Kのランドセルと口を押さえて立っていた。

JとKは、顔を見合せて頷く。
Jがチャオを持ってAに近づく。
─Aがチャオを受け取り、Kを放そうとした時だった。

「おい、そこで何をしているんだ!」

Aにはすぐに、警察官Dの声だとわかった。 くそっ、奴もつけてやがったのか。
路地を挟む建物の外壁に声が反響する。 まだ距離がある─
Aは、チャオを持って、と、どさくさにまぎれてKの腕をつかんだまま、路地の奥へ走り去って行った。
咄嗟に、Iもそれを追う。
判断の遅れたJだけがそこに残り、Dが姿を現した頃には、ほかの3人はいなくなっていた。

Aは路地を出て、狭い通りに停めておいたトラックの荷台を開け、新しい段ボール箱にチャオを入れ、うっかり連れてきてしまったごと放り込んだ。
自分は助手席に乗り込み、運転席で待っていたBは乱暴にアクセルを踏む。

後を追うIは、トラックが急発進したのを危なっかしく避けた。
トラックは強引にカーブして大きな通りに出る。
流石に追い付けないな─Iはあたりを見回して、タクシーが停まっているのを見つけた。
何かの映画のシーンを思い出す。 ベタな展開─Iはそのまま実行しようと思った。
先頭の小型タクシーに近づく。 運転手Lは、客が小学生一人なのを見て驚いたようだが、とりあえずドアを開いた。

「どちらまで?」
「いえ、さっきの─すごい乱暴なトラック、追ってください」

Lはにやりと笑った。

「いいねえ、おじさん、そういうの好きだよ」
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シャドウの冒険3 第三章 〜半透明〜 二話
 ダーク  - 08/12/25(木) 14:40 -
  
部屋の隅で丸まって防御態勢になっていたナイツとナイリアも、
その部屋の雰囲気の変化に気付いてシャドウの返事を聞きにきた。
だが、シャドウの言うことは至って普通だ。「どっちもどっちだ。」と。
納得していないように見えるエイリアに、シャドウは言う。

シャドウ「原因は我慢できなかったエイリアだ。
      だが、怒らせるようなことをしたラルドも悪い。違うか?」

やはり至って普通だった。
ただ、二人の悪い点をちゃんとついているので、二人は言い返せなかった。
ラルドは自分が悪いことを分かっていたので尚更だ。
エイリアはボソボソと「じゃあどうすれば良かったんだよ・・・。」というが、
シャドウの耳にはバッチリ届いていた。

シャドウ「ラルドはエイリアの心を読める訳ではないのだから、
      上手く言い訳をして逃げれば良かったのではないか?
      挑発的な言い方を柔らかく言い換えても良かった。
      そのまま我慢し続けて励まし続けても良かった。
      ナイツやマッスルに助けを・・・・・・。」

エイリア「ごめんなさい。」

シャドウの想像力から出てきた槍のような色々な方法に、エイリアは土下座した。
そんなエイリアを見て、ラルドはエイリアに謝った。
エイリアもラルドを許し、すぐに二人の喧嘩は収まったのだった。

シャドウは一息ついて、マッスルと共に部屋に戻った。
部屋に入る時、マッスルがシャドウに言った。

マッスル「さすがシャドウだな。あんな怪物をよく飼いならせるな。」

二人は部屋に入り、ドアを閉めた。
マッスルは、閉めるタイミングを少し間違えたと思い、死にたくなった。

シャドウ「何を言っているんだ。あの状況なら二人が悪いのは当然だ。
      マッスルが言えば良かったじゃないか。」

マッスル「俺が言ったら、ラルドにサイドエネルギー撃たれて、
      エイリアに体中の水分吸い取られて干からびて死ぬ。」

シャドウ「エイリアにそんな能力あったか?」

マッスル「俺の脳内のエイリアは何でも出来る。あいつら二人とも怖すぎる。」

シャドウ「そうなのか?」

そして、二人は自分のベッドに座った。
マッスルは疲れたといったように、ベッドに後ろ向きで倒れ込む。
それと、部屋に入る時に言った言葉はセーフだったようで、安心した。
シャドウもマッスルがしたように、後ろ向きでベッドに倒れ込んだ。

シャドウ「・・・怖いと言えば。」

マッスル「ん?」

シャドウ「さっきまで、凄く恐ろしい夢を見ていたような気がする。」

マッスル「エイリアとラルドのことか?アレは夢じゃないぞ。」

シャドウ「違う。」

マッスル「アレは実は全て僕の夢だった、とか?」

シャドウ「そうじゃない。」

マッスル「教えてください。」

シャドウ「眠っていた時の夢のことだ。どんな夢だったかは覚えていないが。」

マッスル「あぁ。そういうことか。
      ・・・俺も、凄く怖い夢を見ていたような気がする。
      そんで俺、起きた時に思ったんだけどさ・・・。」

シャドウ「?」


続く...
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シャドウの冒険3 第三章 〜半透明〜 三話
 ダーク  - 08/12/25(木) 15:44 -
  
マッスル「天井があって良かった、ってさ。」

マッスルは天井を見ながら言った。

マッスル「夢から覚める時、空に落ちていくような感覚があって・・・。
      天井があったら引っ掛かるじゃん?」

マッスルは笑いながら言った。
シャドウはそれとは対照的に、気難しそうな顔をしていた。

シャドウ「そうか・・・。僕にも変な浮遊感はあった。
      ただ、天井に対しては特に何も思わなかったな。」

マッスル「そうか?俺は寝る前と同じで、そこに天井がなくちゃいけないって感じがしたなぁ。」

シャドウ「確かに、それもそうだな。」

そして、ふとマッスルが気付く。

マッスル「シャドウ・・・。何で泣いてるんだ?」

シャドウ「泣いてる?」

シャドウが目元を手で拭うと、確かに涙が出ていた。
シャドウは、何故涙が出ているのか分からないといった様子で濡れた手を見る。

シャドウ「気が付かなかった。」

マッスル「いや、もしかしたらまだ眠いだけかも知れないしな。
      眠気覚ましにライン達のところでも行かないか?」

シャドウ「あ、あぁ。」

そして、二人は部屋を出て、廊下を歩いてエイリア達の部屋を通り過ぎてもう一つ隣の部屋へと行く。
通り過ぎるとき「マッスル」と「殺す」という単語が聞こえてきた。
アウトだったようだ。

ラインとバウスの部屋に入ると、
ベッドの間で向かい合ってジャンケンをしているラインとバウスを見つけた。
何故かバウスの顔は真っ赤だ。あと、少しフラフラしてる。
二人は見ていて気付いたが、コレはジャンケンで勝ったら相手の顔をビンタするゲームらしい。
どういう訳だか、バウスが全敗している。
ビンタの乾いた音が部屋に響き渡る。

シャドウとマッスルが近づくと、ラインとバウスは気付いてゲームを中断した。

マッスル「楽しそうだな。ライン。」

ライン「あぁ、こんなストレス解消できるなんて最高だぜ。」

どうやら、ビンタするのが当たり前になっていて、
自分が負けてないことにすら気付いてないらしい。
マッスルは、そのことを小さな声でバウスに聞いてみた。

マッスル「何で全部負けてるんだ?」

バウス「高速で後出ししてるからじゃ。」

マッスル「何で?」

バウス「勝ったら撃たれる。」

マッスル「・・・そうだね。」

バウス「始めの方に、本当に3連続で負けたのじゃが、
    そこでやっと勝ったら撃たれる事に気付いて運が良いことを実感したよ。」

マッスル「・・・このゲームの利点は?」

バウス「生きてることを実感できる。」

マッスル「ポジティヴだね。」

そこで、ラインがマッスルに話し掛けた。

ライン「何の話だ?」

マッスル「俺もこのゲームやりたいなぁって話してたんだよ。コツ(生きる)を教えてもらった。」

ライン「でもマッスルがやったら相手が死んじまうだろ。」

マッスル「まぁな。でもシャドウなら大丈夫だろ。」

シャドウ「僕もやるのか?だが、ルールが分からない。」

マッスル「分かった、教えるよ。」

マッスルはシャドウにこのゲームのルールを教え始めた。
だが、丁度その時、部屋の電気が消えた。


続く...
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