●週刊チャオ サークル掲示板
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鳳凰チャオ躍進委員会 スマッシュ 10/1/10(日) 21:11

活動記録 スマッシュ 10/1/10(日) 21:15
四谷奈津美と始まりと終わりのプロローグ スマッシュ 10/1/10(日) 21:59
二階堂刹那とボクとワタシの殲滅作戦 ろっど 10/1/15(金) 15:19
【鳳凰委員会・京都異聞】 ホップスター 10/1/16(土) 18:11
ラジオ企画verスマッシュ「てめえらのポヨは何色だー... スマッシュ 10/3/16(火) 21:35
ラジオ企画verろっど「○」 ろっど 10/3/16(火) 21:37

活動記録
 スマッシュ WEB  - 10/1/10(日) 21:15 -
  
一ノ瀬「よー。ここは鳳凰チャオ躍進委員会の活動を載せる場所だ。ぶっちゃけ作品投稿コーナーだな」
奈津美「美佳さんそんなぶっちゃけた発言を最初からしないでください……」
一ノ瀬「わかりやすい方がいいんだよ、こういうのは」
奈津美「そうですか……」
一ノ瀬「他の組織との抗争を書いたり、邪魔なやつを暗殺する話や超強い私たちの超カッコイイ戦闘シーンをばしばし書いてくれよ!」
奈津美「物騒すぎですからそれ!」
一ノ瀬「そうか?でも他に書くことないじゃん?」
奈津美「例えば鳳凰チャオ躍進ゼミナールでのお話とか、チャオ布教活動とか、そういう日常的なことだってあるじゃないですか」
一ノ瀬「でもやっぱバンバン人死んだりする方が楽しいって」
奈津美「あくまで目的はチャオを広めることですからー!」
引用なし
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四谷奈津美と始まりと終わりのプロローグ
 スマッシュ WEB  - 10/1/10(日) 21:59 -
  
鳳凰チャオ躍進ゼミナール

鳳凰チャオ躍進ゼミナールとは、チャオブームを世界中で起こそうと目論む組織鳳凰チャオ躍進委員会幹部養成機関である。
ここによってチャオ布教情報収集暗殺戦闘行為など各々の得意とする分野でもって未来のチャオブームの基盤を築いていくエリートチャオラーを育成するのである。



 四谷奈津美。彼女はどこにでもいるような少女だった。ただし、どこにでもいるようなと形容されるような人間にも少なからず個性というものはある。彼女が今苦笑いしているのはまさにその個性によるものだった。
「チャオって……」
 チャオは古い。彼女の友人の言葉である。確かにそれは事実だ。チャオが可愛いとちらほら言われていた時代なんていうのはもう何年も昔の話だからだ。今でも可愛い可愛いと言っている人間のなんて少ないことか。増してやチャオのグッズを自作して鞄につけて投稿する女子高生なんて今時いるだろうか?少なくとも彼女はそうだが、他の例が見られることはほぼないだろう。
「でも……」
「今時絶対これだって!」
 突きつけられたのは今流行しているキャラクターだった。確かにこのキャラクターも可愛い。奈津美はそう思っている。実際にグッズをいくつか買っていた。けれど。けれど、違う。可愛いと思うと同時にこれじゃあないという思いが確かにあった。私はチャオがいい、という思いを彼女は持っていた。しかし、それを言ったところで理解されることもない。だから彼女は言おうとしていた。そうだよね、と。そう言いかけた時だった。隣を歩いていた友人が銃を突きつけられていると気付いたのは。
「えええっ!?」
 なんという急展開。というか、この平和なお国、日本においてこんな殺伐としたシチュエーションに遭遇するなんてどこのファンタジーだこれは。なんてことをショックのあまり奈津美は考えてしまっていた。逃げることも助けることも忘れている。銃を持っているのが自分と歳がそう変わらない感じの少女で驚いたりと、そういう方向にばっか意識が向いてしまう。
「そこの君。チャオは好きか?」
 その質問は奈津美に対してされたものだった。それに気付くのが一瞬遅れて、慌てて答えてしまって気の利いた返事にはならなかった。だが。
「はい!」
 威勢のいい返事にはなっていた。それで銃を持った少女は微笑んだ。
「そうだ。たとえ人になんと言われようとそう思う気持ちが大切だ」
 少女が銃を下ろすと、奈津美の友人は逃げていった。少し涙目になっていたが、突然銃を突きつけられたらそうなるのも当然である。少女はそんな人間のことを一切気にせず話を続ける。
「チャオが好きな連中が集まるところがある。君も来ないか?」
 それはとても魅力的な誘いだった。チャオが好きな連中。それが何人いるのかはわからない。しかし、自分の仲間がいる。そう思うだけで救われる。胸が躍る。行ってみたいと思う。断る理由なんて見つからなかった。だから奈津美は、再び威勢のいい返事をしながら頷いたのだった。
「私の名前は一ノ瀬。一ノ瀬美佳だ。よろしく」
 握手を交わす。その時、チャオの形のピンバッジが目に入った。これは何か、そう聞くとそのメンバーになるともらえる物なのだと返ってきた。こんな物まで作る。さぞかし素晴らしいサークルなのだろう。そう思った。そこから集っている場所に案内してもらうことになり、奈津美は美佳に着いていった。
「ここだ」
 ビルだ。ビルにはこんな看板があった。

「鳳凰チャオ躍進ゼミナール」

 嫌な予感しかしなくなった。そういえばこの美佳とかいう少女は先ほど銃を持っていたではないか。これはもう完全にうさんくさい。帰った方が身のためだ。そういう判断を奈津美は一瞬でしてのけた。
「や、やっぱ私、帰りま」
 無視され、腕を引っ張られてビルの中に入ることになってしまった。もう泣くしかあるまい。最上階の広い部屋に連れてこられ、適当な椅子に座らされる。美佳はその隣に座った。二人の他にも人がたくさんにた。こんなにチャオラーがいるのか、と美佳は感心した。同時に被害者がこんなにいるならまあいいかな、だとか、もしかしたら信憑性のある所なのかもしれない、なんてことを考えていた。そうしているうちに、一人の男が入ってきた。すらりとした長身の男だ。
「ではこれから入会式を始めます」
 騙された。これは完全に騙された。非常に泣きたい気分に奈津美はなった。
「本当なら会長からのお言葉をもらって解散なのですが、まだ到着しておられないので、私から少しお話させていただこうかと思います」
 そうマイクを持って喋りながら男は窓を開けた。なぜわざわざ開けるのだろう。風が入ってきて少し寒い。男は名前を三郷京次と言った。このゼミナールで講師をしているのだと言う。
「チャオに与える小動物やカオスドライブですが、これは小動物であれば最低5匹、カオスドライブのみであれば最低10個与えれば、進化させたいタイプへ進化させることが可能であるということはご存知でしたか?」
 それは知らなかった。奈津美は驚いていた。ソニックアドベンチャー2バトルを買って以来、チャオの育成をずっとしていたがそのような事はゲーム内で言われなかったのだ。そこから検証した動画を見ることになり、実際にチャオはその数の小動物で進化をした。そして詳しい説明をこれからする、と言ったところで窓から何かが入ってきた。
「途中になってしまいましたが、会長どうぞ」
「うむ」
 窓から入ってきた物体がマイクを受け取る。どうやら人間のようだ。どんな人間だよと奈津美は非常につっこみたかった。だが隣の美佳は平然としていた。室内は彼女のように平然としているか、奈津美のように動揺しているかのどちらかだった。
「鳳凰チャオ躍進ゼミナールに入会した諸君。ワシは鳳凰チャオ躍進委員会会長の無限豪我じゃ。諸君は第11期生としてエリートチャオラーとなるべく教育を受け、将来鳳凰チャオ躍進委員会のメンバーとなるに相応しい実力を身につけるよう頑張ってくれたまえ」
 非常におかしい。とてもおかしい。奈津美はもしも自分がチャオだったらポヨが一生ハテナマークになりそうなほど現状の把握ができなかった。鳳凰チャオ躍進委員会とかいう変な組織のメンバーに将来させられる?そのための教育?どういうことなの……。そんな混乱を打ち破るかのように室内に銃声が響いた。
「ひっ!?」
 撃ったのは自分の真後ろにいた男だった。銃の狙ったのは会長と呼ばれた男、豪我であった。その男の銃撃に合わせて、会場に座っていた幾人かが銃を持って立ち上がっていた。しかし、銃弾の向かった先に豪我はいなかった。立ち上がった男達が慌てて豪我を探す。
「伏せてな」
「えっ?」
 美佳が平静な様子で言った。奈津美は言われた通りにした。というより、美佳が頭を押して無理やり伏せるようにした。そして横目で美佳を見ると、二つの拳銃をそれぞれの手に持って応戦していた。そして先ほど銃で狙われた男は天井から降ってきた。刀を持って。そして下にいた男をバラバラに切り裂くとまた消える。辺りを見ると、立ち上がった男達に応戦する人間がいくらかいることがわかった。他の人より一際大きい男が目に入ったが、その男も豪我のように一人殺しては姿を消す。そもそも身長が二メートル五十センチもあるような巨人なんてさっきまでいなかった気がする。他にはすばしっこく動いて相手を撃ち殺す女性(これは美佳だ)や同じように素早く動いてナイフで男の心臓を刺していく少年(消える二人に比べれば弱そうに見えるが冷静に考えると強い)などがいた。気付くと銃を持った男は全員死んでいて(会場が大変赤くなっておられた)、鳳凰チャオ躍進委員会のメンバーと思われる人間は全て生きていた。
「まあ、このように我々を快く思わない連中に命を狙われることもあるが、楽しくチャオを愛でようではないか」
 豪我は入会式をそう笑いながら締めた。ああ、とんでもないことに巻き込まれたのか、と奈津美は思った。そんじょそこいらの詐欺より質が悪い。
 四谷奈津美のエリートチャオラーへの道はまだ始まったばかりなのであった。
引用なし
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二階堂刹那とボクとワタシの殲滅作戦
 ろっど  - 10/1/15(金) 15:19 -
  
 どうやら正体不明の敵(アンノウン)がその勢力を拡大しつつある、という情報を手に入れたのは、本当に偶然だった。
 突如として繰り広げられる銃撃戦。やけに声の大きい男と、いやに図体の大きい男。彼らが現れてから戦況は一気に変わった。
 少年は腰のホルダーから青と黒で装飾された細長の拳銃を二丁取り出して、向かい来る敵に――的(まと)にとも言う――備える。

 数分後。

 片方の圧倒的勝利で銃撃戦は幕を閉じた。
 やけに声の大きい男が敵の銃弾をその身に受けながら(キャプチャー能力だろうか?)猛進し続け、ついには手からビームのようなものを放ったと思った途端、男の敵は次々と倒れ伏せて行ったのだ。
 ふむ、と少年は男と視線を交わす。
 紛れもない戦争行為――見逃すべきか、排除すべきか。しかし彼の恐るべき能力を前に、エネルギー銃が通用するとは限らない。いやに図体の大きい男の本領が発揮されていない様子もある。
 だとすれば。
 少年は銃口を男へ向ける。すると男、それに答えるように口を開く。

「君も我が鳳凰チャオ躍進委員会に参加してみないかね?

 SCA特務隊隊長、仲神春樹は男を放置することに決めた

「会長、今の勧誘は突然すぎるのでは」
「なに、フラグは事前に立てておる。おや? どこに行こうというのじゃ? 我々鳳凰チャオ躍進委員会は――」


 ――翌日――


 仲神春樹は怪しげなピンバッヂを付けた女を尾行していた。先程から周囲を嫌というほど警戒している。やや服の裾が浮いている。それの意味するところは、彼女は拳銃を所持している、ということだ。
 米国ならまだしも、ここでは拳銃の所持が許されていない(はずである)。仲神春樹は電信柱の陰に隠れ、彼女の一挙一動を注視した。
 唐突に彼女が曲がる。気付かれただろうか? いや、気付かれるはずはない。いかにも彼女は素人――

「そこの君。チャオは好きか?」

 後頭部にひんやりとしたものが突き付けられる。とっさに春樹はホルダーから拳銃を取り、発砲。彼女は跳躍し、空中で一回転すると(体操選手だろうか?)華麗に着地した。
 もう一丁のエネルギー銃を構えると同時、彼女も二丁の拳銃を構える。なるほど、お互い得意分野は同じという訳だ。

「敵の質問に答える義務はない」

 発砲。その青い光線に驚いた様子もなく、彼女は跳躍しながら空中を駆ける。悪鬼の類だろうか。もはや人間ではない。
 くるくると拳銃を回転させた彼女は、一気に春樹との距離を詰め、発砲した。突風。着弾寸前、春樹はホバーシューズを全力稼働させてそれを回避。
 向かい来る銃弾を撃ち落とし、春樹は空中を飛びながら狙い撃つ。対して女、シノビのような速さで地を駆け、音もなく春樹との距離を詰めた。

「そうだ。たとえ人になんと言われようとそう思う気持ちが大切だ」

 意味がわからない。
 銃弾を避け、春樹は着地する。振り向き様に発砲。女は回避する。

「チャオが好きな連中が集まるところがある。君も来ないか?」
「……それは、まさか鳳凰チャオ躍進委員会というところか?」
「何だ、知っていたのか。ならば話は早い。私は一ノ瀬美佳だ。よろし――」

 仲神春樹はそれ以降の彼女の言葉を一切無視した。


 ――翌々日――


 その日、仲神春樹はコードCHAOと共に街中を歩いていただけだった。任務とは無関係にも関わらず、春樹の真横を銃弾がかすめる。

「おや、また会ったのう、少年。ところでそれはチャオかね?」
「いえ、違います」

 身の危険を感じた仲神春樹は、やけに声の大きい男といやに図体の大きい男を見ながら答えた。

「ふむ。今日は良い天気ではないか……ところでそれはチャオだね?
いいえ、違います

 答えた。
 再び銃弾が迫る。春樹の目前に迫ったそれは消滅した、ように見えた。青いコードCHAOが春樹の目の前に立ち、男と向き合う。
 その長きに渡る沈黙、春樹は彼の目的を考えた。鳳凰チャオ躍進委員会。会長、と呼ばれる男。チャオを研究し鳳凰のごとしチャオを製造する委員会……躍進とはどういうことなのだろうか。

「会長、ここは買収すべきでは。彼の服装を見て下さい。先日と同じです。つまり……」
「成程。ではこれでどうかね?」

 男は指を五本立てる。

「ちなみにゼロは八個じゃ」

 五億。

「却下です」
「ゼロを九個」
「却下です」

 男はにやにやと笑みを浮かべる。拳銃を構えたまま交渉とは、素人なのだろうか。いや違う、と春樹は思った。
 自らの絶対的な勝利を確信しているのだ。

「ワシが折角温和に交渉を進めているというに……少年、容赦はせぬぞ」

 男が消えた。春樹はホバーシューズを稼働させ、空中を舞う。超能力を使う男が二人。勝ち目は薄い。通常の戦闘ならば。
 しかしこちらにはキャプチャー能力がある。春樹は何をするでもなく、空中を飛んだままじっと立っていた。


 日が暮れた。


 コードCHAO先生のQ&A!

大●仁恵「会長はどこに行ったの?」
CHAO「チャオを傷つけるのは彼の信念に反した為、彼は春樹に対する嫌がらせ行為をするだけにとどめた」
大倉●恵「悪趣味ね……」


刹那「ふっ……俺の出るまでもなかったか」
一ノ瀬「いや、出番なかっただけっす。お疲れ様っす」
引用なし
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【鳳凰委員会・京都異聞】
 ホップスター WEB  - 10/1/16(土) 18:11 -
  
6月の京都、天気は雨。静かな雨。
昔ながらの町屋が並ぶとある静かな通りに、1人の制服を着た女子高生が迷い込んでいた。
彼女の名前は、大野木彩音[おおのぎ・あやね]。

【大野木】「はぁ…、すっかりはぐれちゃったなぁ…」

…そう、彼女、迷子なのである。


            【鳳凰委員会京都異聞】


そもそも、彼女は京都の人間ではない。修学旅行で京都に来ている学生のうちの1人。自宅は千葉。
5人程度の班に分かれて好きなように京都を回る、修学旅行お約束の「班別行動」の途中だったのだが、ものの見事に仲間とはぐれてしまったのだ。

【大野木】「みっちゃん、ゆっち、高幡、江西…みんなどこ行ったんだろう…」
と、班の仲間の名前をつぶやきながら歩く。さしている傘がいかにも寂しげだ。
平日の昼間、観光地でもない場所ということもあり、通りを歩く人はまばらで、とても静かである。


京都の街は、平安時代からの名残できれいな碁盤目のように通りがある。
東西南北に通じる通りの名前さえ覚えてしまえば、すぐに場所が分かるという利点がある反面、逆に通りの名前を把握していないと迷いやすい。
特に場所によっては町屋が並ぶ似たような風景が続くためなおさらである。

当然、今回が初めての京都である大野木に、通りの名前など覚えられるはずもない。
天才や京都好きならともかく、彼女はどこにでもいるごく普通の女子高生である。


さて、京都には、通りの名前を覚えるための「覚え歌」がある。
前述の通り、通りの名前をある程度覚えないと迷いやすいことから、子供や慣れない人でも覚えやすくするために歌となり、現在まで歌い継がれている。
バスガイドや事前学習等で一度は聞かされる修学旅行生も多い。が、やはり一度で覚えるのは無理な話。

但し、大野木は少し違った。
事前学習で何回か繰り返し聞いたため、少しだけ覚えていたのである。
彼女は何気なく、小声でぽつりとつぶやくように、覚えてる限りを歌いだした。
【大野木】「…まる・たけ・えびす・に・おし・おいけ、あね・さん・ろっかく・たこ・にしき、えっと…何だっけ…」

…最も、通りの名前を覚えたところで、今いる場所がどの通りか分からないことにはどうにもならないのであるが。


歌詞が途切れたところで、彼女はまた少し心細くなった。
そして、かばんについているチャオのキーホルダーを、少しだけぎゅっと握り締めた。


…その時、どこからともなく男性の声が聞こえた。
【男性】「し・あや・ぶっ・たか・まつ・まん・ごじょう、せった・ちゃら・ちゃら・うおのたな、ろくじょう・さんてつ・通り過ぎ、ひっちょう・越えれば・はっ・くじょう、じゅうじょう・とうじで・とどめさす…やな。
      最も、魚の棚以降は実際の通りの順序と微妙に違うさかい、異説がかなりあるんやけど…っておーい、姉ちゃーん!」
【大野木】「に、逃げないとーっ!」

突然見知らぬ男に続きを歌われて気味悪がらない人がいるだろうか。大野木は慌てて全力逃走。男性が止める間もなく、視界から消えてしまった。

【男性】「おいおい、そんなに気味悪がらんでも…って、ん?」
彼は、ある『落し物』に気がついた。―――チャオのキーホルダー。


約10分後。相も変わらず雨は静かに降り続き、人の姿も少ない。
そこに、傘をさした女子高生が、きょろきょろと辺りを見回しながらやってきた。大野木である。

【大野木】「うう…よりによってチャオのキーホルダー落とすなんて最悪…宝物なのに…」

ちなみに相変わらず迷子である。ここに戻ってこれたのがある意味奇跡的だ。
大野木はさっきの怪しい(?)男性のこともあり、慎重にキーホルダーを探していく。視線はほぼ地面。


…そして、先ほど男性に声をかけられた場所の周辺で、彼女は再び声をかけられた。今度は女性。
【女性】「ひょっとしてあなたが探しているのって…これですか?」
と、自らが右手に持っているものを見せる。

ビンゴ。彼女が探していた、チャオのキーホルダーである。
【大野木】「こ、これです!ありがとうございます!とっても大事なものなんで!」
【女性】「いえいえ、礼には及びません。」
大野木はそこで顔を上げて、ようやく女性の顔を見た。リムレス(縁なし)の角眼鏡をしていてロングヘアー。そして顔つきを見るに、恐らく自分と同年代。

…その女性は、そこでふとつぶやいた。
【女性】「それにしても、チャオのキーホルダーなんてありましたっけね…」
それは、独り言ではあるが、大野木にわざと聞こえるように。
【大野木】「!!?
      チャオを…知ってるんですか!?」
その大野木の反応は、女性の予想通りだった。2010年にもなって、もう何年も新作が出ていないゲームキャラなど、知っているだけで既に「ただの人」ではないのである。お互いに。

【女性】「その身なりから察するに…おおかた修学旅行で迷子にでもなったんでしょう。
     後で道案内しますから、どうです?少し休憩していきませんか?…もちろん、お代はいただきませんから。」
【大野木】「は、はい!」
大野木は二つ返事で彼女の提案に応えた。
最も、「チャオを知っている」というだけで、信用してついていってしまう大野木も大野木であるが…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


2人は、先ほど出会った通りから、細い路地に入った。昔ながらの街並みが残る京都ではこうした路地も非常に多い。
しばらく路地を歩き、到着したのは、並ぶ町屋のうちの1つ。
先導する眼鏡の女性がガラガラと、昔ながらな音を立てて中に入っていく。続くように入る大野木。

…そこで大野木は少し驚いた。
10人近くの男女が、わいわいと話しているのだ。
「ちょっとー、あたしのWiiリモコンどこやったのよー!」
「知るかよー!それより誰かモンハン手伝ってくれる人いねぇ?」
「っていうかよりによってここでモンハンやるなよ!せめてファンタシースターやれよ!」
「いいじゃんかよー、どうせそっちだってマリオやろうとしてるんだしさー…」
「おーい、ゲームやってないで誰かかわりの店番頼むー!」

そんな中、一番最初に大野木の視界に入ったのは、先ほど覚え歌の続きを歌っていた男性であった。
【男性】「おう、戻ったか。」
【女性】「ええ、連れてきましたよ。」

【大野木】「あ、あの…」
【女性】「ああ、この人ですか?変人ではありますけど、怪しい人ではないですから安心してください。」
言葉に詰まる大野木に対し、説明する女性。

【男性】「へ、変人って…」
そこに、別の女性が話題に入った。年齢は20代後半から30代前半だろうか、室内なのに大きな黒の帽子をしている。
【帽子の女性】「変人には違いないでしょうが。歌の続きを勝手に歌われたら誰だって逃げ出すに決まってるわよ。」
【男性】「うっ…」
返す言葉に詰まる。

男性は逃げるように、大野木に対して説明をはじめた。
【男性】「あぁ、わいらは別に危ない集団とちゃうで。わいは宝蔵寺明彦[ほうぞうじ・あきひこ]。」
【帽子の女性】「私は田名部文絵[たなべ・ふみえ]。よろしくね。」
【眼鏡の女性】「え、えっと、天ヶ瀬聡美[あまがせ・さとみ]です。よろしくお願いします!」
それにつられるように、大野木も慌てて自己紹介をした。


【宝蔵寺】「…で、単刀直入に聞く。大野木はん、チャオ、好きなんか?」
町屋の一室。雨ということもあり、昼でもやや暗い。
そんな部屋に宝蔵寺と田名部が並んで座り、机を挟んで向かい合うようにして大野木。机にはお茶が注がれた湯のみが3つ、そして灰皿。
先ほどの騒がしさはどこへやら、とても静かである。

【大野木】「え!?あ、は、はい!えっと、小学生の頃から大好きで、今でもソニアド2で遊んでるぐらいですし、それに、このキーホルダーも…」
【田名部】「ふふっ」
田名部がニコリと微笑む。何かマズいことでも言ってしまったかと、慌てて弁解する大野木。
【大野木】「あ、あの、すいません!私、チャオのことになると止まらなくなっちゃって、それで…マイナーなキャラだから、分かってくれる人もいなくて…」
【宝蔵寺】「いやいや、構わへんで。」
宝蔵寺はそう言いつつ、トントン、とタバコの灰を灰皿に落とした。

少しだけ間が空いた後、田名部が上着の右ポケットからあるものを出して、机に置きながらこう聞いた。
【田名部】「大野木さん、これは見たことあるかしら?」
カタン、と軽い音が響く。それは、鳳凰の羽をあしらったピンバッジ。
【大野木】「いいえ、見たことないです…新しいチャオグッズですか?」

【宝蔵寺】「…鳳凰チャオ躍進委員会京都支部。それが、ここの正式名称や。」
ようやく宝蔵寺が『その名』を口にした。
【田名部】「もっとも、表向きはそこでお土産屋さんやってるんだけどね〜」

そしてそのまま、宝蔵寺と田名部が、委員会の説明を大野木にはじめた。話すこと数分。

【大野木】「そ、そんな委員会があったんですか!?」
【宝蔵寺】「ああ。大野木はん、修学旅行でこっちに来たそうやけど、住所はどこや?」
【大野木】「えっと、千葉です。」
【宝蔵寺】「千葉…なら本部の範疇か。ったく、かなり暴力的な手段使うとる割には節穴やなぁ…こんな子を見つけられへんなんて。」
と、誰に向けて言う訳でもなくつぶやいた。
【大野木】「へ?本部?暴力的?」
一瞬大野木の表情がやや固まる。
【宝蔵寺】「ああ、こっちの話や。気にせんといて。」

【田名部】「つまり、チャオが好きな人が集まってチャオを広める活動をしてる組織なのよ。
      どう?あなたも入ってみない?」
【大野木】「は、はい!」
大野木は二つ返事でうなずいた。


そこで、1人の少年が入ってきた。
【少年】「田名部さーん、卸業者から電話っすよー。土産の新商品の売り込みみたいっすー。」
【田名部】「はーい、りょうかーい」
少年と交代するように、田名部は立ち上がって部屋から出ていく。少年の方はといえば、そのまま部屋の隅に立ちっぱなしで、宝蔵寺に聞いてきた。
【少年】「…この子がキーホルダー落としたっていう例の子っすか?」
【宝蔵寺】「ああ。どうやら本当にチャオ好きみたいやし、今度ウチに入ることになると思う。」
そう言うと宝蔵寺は大野木の方を向きなおし、今度は少年について紹介する。
【宝蔵寺】「こいつは那賀川悠平[なかがわ・ゆうへい]。ほら、挨拶しときや。」
【那賀川】「よろしくっす。」
【大野木】「大野木彩音です、よろしくお願いします!」

【那賀川】「それにしてもおっさん、この子修学旅行で京都にきたんすよね?…自宅のある場所の支部か本部に入れるのが普通じゃないんすか?」
那賀川が単純な疑問を口にする。先ほど宝蔵寺がつぶやいたように千葉は本部の管轄なので、本来なら本部に入るべきなのだが、宝蔵寺は直接京都支部に誘っているのだ。
【宝蔵寺】「あぁ、それなら構わへん。」
すると、宝蔵寺は那賀川に対してこう耳打ちした。
【宝蔵寺】(…無限のジィさんにこんな逸材取られる訳にもいかへんしな)

【大野木】「でも、私千葉だし、どうやって活動すればいいのかとか…何せ新入りですし。」
大野木があらためて尋ねる。当然耳打ちの内容など聞こえるはずもないし、仮に聞こえても訳が分からないだろう。
【宝蔵寺】「あぁ、そういうのは今はネットあるし大丈夫やろ。
      とりあえず、しばらくは『研修生』として、委員会やチャオのことについて勉強してもらう。まずはそこからやね。」

そこに、電話を済ませた田名部が戻ってきた。
【田名部】「どう?話は進んだ?」
【宝蔵寺】「まぁな。今活動について説明してるところや。」

その後、いくつか説明や手続きを受けたあと、田名部がこう補足する。
【田名部】「もし高校を卒業した後の進路が決まってなかったら、京都にいらっしゃい。色々と面倒を見てあげるわ。
      親御さんの許しが必要かも知れないですし、よければ、で構いませんよ。活動そのものはどこでもできますしね。」
【大野木】「ありがとうございます!実は、まだ進路が決まってなくて悩んでたんです…」

【田名部】「それじゃ、最後にこれ。」
と、田名部が渡したのは、委員会のピンバッジ。
【宝蔵寺】「研修生用だからショボいけどな。正式に委員会のメンバーになれば、会員番号と名前が彫られたええもんがもらえるで。」
【大野木】「あ、ありがとうございます!」

これで大まかな手続きも全て終了。あとは、迷子になってる大野木を帰してあげるだけ。そこで、那賀川が根本的疑問を口にした。
【那賀川】「というか、ケータイあるのになんで迷子になるんすか?」
【大野木】「…あ。」

…この時代にすっかりケータイの存在を忘れるなど、ある意味相当やる子である。


かくして、無事に大野木も仲間を見つけて、修学旅行の続きを楽しんだとか。

…が、話はそこで終わらなかった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


京都の夜は、静かである。
さすがに繁華街の周辺は12時ぐらいまでは賑やかではあるが、少しそこを外れると途端に静かになる。

そんなとある夜道に、3人の少女が現れた。そのうち1人は、大野木である。
昼間降っていた雨はすっかり上がり、雲さえ消えて晴れわたっていた。
【大野木】「や、やめようよ…バレたら怒られるどころじゃないよ…」
残りの2人は、大野木の友達。
大野木が迷子になった際につぶやいた名前、「みっちゃん」こと大倉と、「ゆっち」こと嶋原である。
【大倉】「へーきへーき!簡単に部屋から抜け出せるような構造の旅館が悪いんだって!」
【嶋原】「まー、さすがに旅館のせいにするのはどうかと思うけど…大丈夫でしょ。」

どうやら、旅館をこっそり抜け出してきたらしい。現在時刻、午後11時半。就寝時間は過ぎている。
今日は新月で、月明かりもなく暗い。嶋原が部屋から持ち出した懐中電灯片手に歩く。

【嶋原】「それにしても雰囲気あるわねー。さすが京都って感じ。」
【大倉】「ひょっとして…出ちゃったりして!」
【大野木】「や、やめてよみっちゃん…」
大倉が幽霊のポーズをして大野木をビビらせる。


…と、その時。

どこからともなく、女の子の声がした。

「まる・たけ・えびす・に・おし・おいけ…」

『!?』
背筋が凍りつく大倉と嶋原。

「あね・さん・ろっかく・たこ・にしき…」

その声は、通りの覚え歌を歌いながら、少しづつこちらへと近づいてくる。

【嶋原】「きゃあああああーっ!!」
【大倉】「出たーーーーーっ!!」
それを察した嶋原と大倉は、叫びながら慌てて逃げ出した。

「し・あや・ぶっ・たか・まつ・まん・ごじょう…」

…しかし、大野木は逃げなかった。
昼間の一件があったからかもしれない。あるいは、恐怖で逃げられなかっただけかもしれない。
とにかく、逃げなかった。

「せった・ちゃら・ちゃら・うおのたな…」

声はゆっくりと、近づいてくる。
大野木はその声が、自分の後方から聞こえてくることに気付き………振り向いた。

「ろくじょう・さんてつ・通り過ぎ…」

するとそこには、着物を着た5歳くらいの女の子が、ゆっくりこちらに向かって歩いてくる姿が。

そこで大野木は、思わず、こう続きを口ずさんだ。先ほど宝蔵寺が歌ったものだ。
【大野木】「ひっちょう・越えれば・はっ・くじょう…」


…その瞬間、女の子が豹変した。
それまで無表情で歌っていたのが、突然鋭い目つきに変わり、声にならない声をあげつつ、いきなり大野木の方へ向かい猛スピードで向かってきた。といっても走ってきた訳ではない。『浮いて』迫ってきたのだ。かなり無茶な例えなのを承知で書くと、リニアモーターカーの如く。
それに対し大野木は反応するどころか何の感情も持つ猶予すらなく、ただその場に立ち尽くしていた。

そして、いよいよ女の子が大野木まであとわずかというところまで迫った時―――


大野木の背後から、日本刀を持った男が飛び込んで、女の子を一刀の下に斬り伏せた。

女の子は、血が吹き出る訳でもなく、ただ斬られた部分からユラユラと姿を消していく。

「十条・東寺で・止め刺す…とな。」
そう日本刀を持った男はつぶやきつつ、日本刀を鞘にしまった。


そこで、ようやく大野木の反応が追いついた。しかし、何が起こったのかは把握できていない。
【大野木】「え?え!?えっ!!??」
リアルにハテナマークを連発しそうな勢いの大野木に、声をかけたのは、日本刀を持った男―――宝蔵寺だった。
【宝蔵寺】「…大野木はん、大丈夫か?」

そして、さらにその後ろから、田名部と天ヶ瀬が歩いて現れた。
【田名部】「あらあらあら、大野木さん…ポヨがハテナマークを連発してますよ〜?」
と、田名部がチャオに例えてつつ笑う。

【大野木】「あれ、皆さん!い、今、何が…」
ここまできてやっと、大野木が目の前にいる人たちを宝蔵寺たちだと認識する。
ようやく大野木が落ち着いてきたところで、宝蔵寺たちが説明をはじめた。

【宝蔵寺】「まぁ、京都は歴史ある街やさかい、こーいうのもようあるんや…一般的には幽霊だとか妖怪だとかいうやっちゃな。」
【天ヶ瀬】「私たちはチャオ普及活動の他にも、副業みたいな感じでこういうこともやってるんです。」

そこで大野木は少し考えて、あることに気がついた。
【大野木】「え、じゃ、じゃあ、私も、こんなことやらなきゃいけないんですか!?」
そう、昼間にこの組織に自分から入ったばかりであることを思い出したのだ。

それについては田名部が補足する。
【田名部】「ああ、それは気にしなくていいわよ〜。あくまでもメインはチャオの普及。こういうお仕事はこういうことができる人に任せればいいの。」
【宝蔵寺】「…まぁぶっちゃけ、多少の訓練は積んでもらうことになるけどな。詳しくはおいおい話すけど、まぁ色々あるんや。」
【大野木】「な、なるほど…」
分かったような、分からないような表情を見せながらも、とりあえず大野木は納得することにした。

【天ヶ瀬】「…さて、大野木さん、そろそろ戻らないとまずいのでは?」
【大野木】「あ!そ、そうだった!!」
大野木は今の騒ぎで忘れかけていたが、ただでさえ旅館から抜け出してきているのだ。バレないうちに戻らないといけない。
【天ヶ瀬】「私が旅館まで送りますので、2人は見回りの続きをお願いします。」
【宝蔵寺】「了解や。」
そう決めると、天ヶ瀬は大野木を連れて旅館の方へと戻っていき、宝蔵寺と田名部はそのまま歩いていった。


京都は再び、新月の静かな夜。
天ヶ瀬と一緒に歩きつつ、大野木はようやく自らが今日、人生の大きな岐路にあったことを理解していた。

【大野木】(鳳凰チャオ躍進委員会、か…)
しばらく下を向いていた大野木だが、何かを決めたようにふと星空を見上げた。
その表情はどこか悲しく、しかしながらどこか明るくもあった。

≪終わり≫
引用なし
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ラジオ企画verスマッシュ「てめえらのポヨは何色だ...
 スマッシュ  - 10/3/16(火) 21:35 -
  
とあるところに秋田小町という子がいました。
とあるところとは鳳凰チャオ躍進委員会ゼミナールというところでした。
そこに犬がやってきました。
「小町さん小町さんへきびだんごをくださいな。その代わりに鬼退治のお供をしましょう」
「いや、これ昔話じゃないから」
登場する舞台を間違えた犬を秋田小町は外へ帰しました。
それとは関係ないのですけれども、秋田小町の傍に発芽玄米がやってきました。
そして発芽玄米はこう言ったのです。
「発芽玄米には秋田小町というたった1人の友人がいました。彼女もまた米でした」
「知りませんよ」
「そんな冷たいこと言うなよ!」
「絶交します」
「酷いっ!!」
発芽玄米は泣き伏しました。
秋田小町はそれを無視して女性の友人に話しかけました。
「ポヨの話をしましょう」
「そうですね。どんなポヨの話をしましょうか」
その女性は快く秋田小町の提案を受け入れました。
「チャオのポヨは色があります。色自体にまるで表情があるようですね。べ、別にあなたのために変えているわけじゃないんだからね、みたいな」
「んなわけないでしょう」
秋田小町はおかしなことを言う女性にどん引きしました。
これと話していたらいけない、そう秋田小町は思いました。
類は友を呼ぶという言葉があります。
しかし実際は友としている間に同類になってしまうだけなのだ。
なので同類にならないために秋田小町は離れることにした。
普通であるために。
今日を普通の自分で生きるために。
明日を普通の自分で生きるために。
今週の日曜日を普通の自分のまま迎えるために。
来週の月曜日に諸々のことを普通の自分のままで反省するために。
自分が普通のままであるために。
自分の友人が普通の友人であるために。
そう――
「昔チャオという生物がいた。だが、彼らは常に危険にさらされていた。彼らのポヨが浮いているのがその原因だ。世界中のマジシャン、とりわけミスターマリックは彼らのせいで自分のマジックが茶番と扱われてしまったのだ。ミスターマリックはポヨの中の水分を一気に抜きとるマジックを開発し、刻一刻とチャオを消し去っていたのだ」
「全く関係ないことを言わないでください」
発芽玄米再来。
「あきたこまち、そこのツンツンしている所はなにかな?」
「あぁっ、そこ、芽の部分なのっ、ら、らめぇぇぇぇぇ」
「ふっふっふ、芽なのか。通りで元気にぴくぴくしているわけだ」
「ひぅっ、いっ、嫌ぁ……」
「全然嫌そうに見えないな?ん?」
「だ、だめっ……。もう、やめ、て」
「あ〜?聞こえないなあ〜?」
「オチがつかないからやめてください」
「はい、すみませんでした」
引用なし
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ラジオ企画verろっど「○」
 ろっど WEB  - 10/3/16(火) 21:37 -
  
 とあるところに、発芽玄米という男の子がおりました。
 死にました。

 幕間。

 とあるところに、スマッシュという男の子がおりました。
 その男の子は16進数で10歳でありました。
 彼は自他共に認める変態であり、他の人間に嫌悪され続けていたせいで、歪んだ性格になってしまいました。
 ところが、実はスマッシュという男の子は、人間ではなかったのです。

 その正体とは!
 米でした。

 場所は変わってチャオガーデン。
 たくさんのピュアチャオがいました。黄色いポヨが目立っています。
 さて、スマッシュという男の子が、一匹のチャオのポヨを鷲掴みにしました。
 リハビリボールみたいな感触でした。
 ぷにぷにのぽよぽよでした。
 これが、ポヨと名づけられた由来です。

 幕間。

 スマッシュには、秋田小町という、たった一人の友人がいました。
 彼女もまた、米でした。
 彼女は、美人の多いとされる県内で、有数の富裕層でした。

 死にました。

 幕間。

 さて、チャオの話をしましょう。
 チャオのポヨについてです。
 チャオのポヨは、その感情の動きによって、さまざまな形に変化します。

ポヨ「べ、別にあんたのために変化してるわけじゃないんだからね!」

 とは、一匹のチャオのポヨ談です。

 幕間。

 スマッシュはたった一人の友人である秋田小町を失って、途方にくれていました。
 
 幕間。

 さて、チャオの話をしましょう。
 チャオのポヨについてです。
 チャオのポヨは、色が変わります。ポヨ自体に、色んな表情があるみたいです。

ポヨ「か、勘違いしないでよね! 別にあんたのために表情を変えてるわけじゃないんだからね!」

 とは、一匹のチャオのポヨ談です。

 幕間。

 スマッシュは死にました。

 幕間。

 昔チャオという生物がいた。だが、彼らは常に危険にさらされていた。彼らのポヨが浮いているのがその原因だ。世界中のマジシャン、とりわけミスターマリックは彼らのせいで自分のマジックが茶番と扱われてしまったのだ。ミスターマリックはポヨの中の水分を一気に抜きとるマジックを開発し、刻一刻とチャオを消し去っていたのだ。

 幕間。

 スマッシュは生き返りました。

 幕間。

 では、なぜカオスにはポヨがないのでしょうか?
 スマッシュを使って実験してみましょう。

 ぶっちゃけポヨなんてテーマ無理だろ!
 ポヨでコメディとか無理だろ!
 スマッシュを使って実験したって、ポヨがテーマなんて無理です。

 当初は米がテーマだったんですけどねー。

 幕間。

 とあるところにコメディがいました。
 めちゃくちゃポヨが好きな、元気なダークチャオでした。
 自分のポヨを手に入れたいと願いつつも、ポヨには決して手が届きません。
 これがほんとの高嶺の花。
 ダークチャオのポヨはツンデレなのです。
 ヒーローチャオのポヨは、クーデレなのですが、
 ニュートラルチャオのポヨは、ドジっ娘でした。

 ポヨに、性格は果たしてあるのでしょうか。
 スマッシュで実験してみました。

 幕間。

 
引用なし
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