●週刊チャオ サークル掲示板
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十九年目の聖誕祭 スマッシュ 17/12/21(木) 2:00

週刊チャオ「以後」の歴史 スマッシュ 17/12/21(木) 2:02
2009年 本当のピリオド スマッシュ 17/12/21(木) 2:02
2011年 変化の始まり スマッシュ 17/12/21(木) 2:02
2012年 激動の年 スマッシュ 17/12/21(木) 2:03
2013年 三つの波 スマッシュ 17/12/21(木) 2:03
2014年 覚醒 スマッシュ 17/12/21(木) 2:04
現在 チャオ小説はまだ続く スマッシュ 17/12/21(木) 2:05

週刊チャオ「以後」の歴史
 スマッシュ  - 17/12/21(木) 2:02 -
  
休刊から9年。
その間にたくさんの作品が投稿されました。
休刊前からの連載作品も含めるとその数は140作品です。
(週刊チャオライブラリーにて計上。『チャオの詩』等の一部の企画スレッドは企画全体で1作品として計算されている)

その中から、筆者スマッシュの主観により、
この9年間の主要作品とチャオ小説の流れを紹介します。
これを読めば、最新のチャオ小説の内輪ネタもわかるようになるかもだよ。
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2009年 本当のピリオド
 スマッシュ  - 17/12/21(木) 2:02 -
  
休刊したからと言って、急に作風が変化するわけではありません。
これまでどおりに、冒険ものを始めとする連載作品の投稿が多く見られました。
そういう意味では、週刊チャオのチャオ小説はまだ終わってはいませんでした。

しかしこの年の聖誕祭。
休刊から一年が経って、ようやくこれまでのチャオ小説の流れに一区切りをつける作品が投稿されます。


チャオガーデン
作・チャピル

この作品では身寄りのないチャオたちが転生や幸福のために、自分を愛してくれる飼い主を求めています。
愛情を注いでくれる飼い主に巡り会えないまま五歳になってしまった主人公。
転生ができるチャオでありながら、その望みがなくなってしまった。
という設定です。

チャオブームが去ったこと。
週刊チャオも休刊してしまったこと。
チャオラーを取り巻く環境に悲劇的な変化があったことをこの作品は意識させます。

そして作者のチャピルさんは、週刊チャオを休刊する決断を下すという大役を押し付けられ、当時大いに苦しんだ人です。
そんな彼だからこそ書けた、力強いチャオ小説です。

チャオ小説という狭い世界の中で、なにかが終わり、なにかが始まった、そのきっかけの作品であると私は感じています。
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2011年 変化の始まり
 スマッシュ  - 17/12/21(木) 2:02 -
  
チャオ小説界隈で大きな動きが始まり出したのが、2011年です。
チャオ小説作家の一部は純文学に興味を持ち、また一部はライトノベルに向かいました。
それぞれ向く方向は違っていても、
「自分が理想とするハイクオリティ」を求める点で同じ熱意を持つ者たちが腕を磨き合い始めます。
その象徴が企画スレッドの『チャオの詩』、そして『週刊チャオ鍛錬室』でした。

さらに特筆すべきは冬木野さんの活動です。
この一年で、小説事務所シリーズを中心に約43万文字も執筆していました。


『生存報告』
作・冬木野

件の鍛錬室スレッドに投稿された、冬木野さんの作品。
人類がチャオに変わっていってしまう、という終末の物語。
最大の特徴は、冬という季節の雰囲気を描写する力。
冬木野さんは冬がうまい、という印象を植え付けるきっかけとなりました。


チャオ・ウォーカー
作・ろっど(DoorAurar)

鍛錬室以前に投稿された作品ながら、ろっどさんになりに最高のエンターテイメントを目指し、それを達成した作品。
ゆえに完成度は高く、さらに独特のろっど節が読者たちのツボをつきました。
「状況によるだろ」「ヒーローになった気分はどうだ」等、多くの言葉が内輪ネタとして定着しています。
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2012年 激動の年
 スマッシュ  - 17/12/21(木) 2:03 -
  
2011年からの流れは続き、チャオ小説作家たちは小説の質を高めようと熱心に執筆に取り組みました。
チャオ小説以外の、普通の小説を書き、小説投稿サイトに投稿するような動きもありました。

2011年に活発だったのは冬木野さんですが、
この年、精力的に活動をしていたのはスマッシュさんでした。

この年の終わり、チャピルさんから『超チャオ小説』という活動が提案されました。
それは現存するチャオ小説作家が力を合わせて意見交換しながら普通の小説を書き、新人賞に応募するというもの。
この企画はそれ以前からあった普通の小説を書く活動を加速させる形となり、チャオ小説作家の間では、チャオ小説だけでなく普通の小説を書いて共有することも当たり前になりました。


自分の冒険(企画スレッド)
主催・冬木野

冬木野さんの作った冒険もののプロットに沿って物語を書くという企画スレッド。
そのプロットによって制約されることが多く、ハードルが高かった。
しかし主催者の冬木野さんの度肝を抜こうと企んだ者たちが挑戦し、そしてハードルの高さゆえの変な中毒性に侵されて繰り返し挑戦する者まで登場することとなった。
魔性の企画スレッドである。冬木野さんは早く作品読んで感想書いてください。みんな待ってますよ。


チャオアパート
作・スマッシュ

チャオガーデンのような環境を室内に作ったチャオアパート。
大学生になり上京した主人公は実家で飼っていたチャオとそこへ引っ越します。

この作品は、純文学と女性作家の作品に強く影響を受けています。
2011年からの活動で得た経験値の全てが投入されており、チャオ小説以外からの影響をストレートが反映されています。
そのため他のチャオ小説とは毛色がはっきりと違い、そこが当時は斬新に映りました。
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2013年 三つの波
 スマッシュ  - 17/12/21(木) 2:03 -
  
この年には大きな流れはありませんでした。
しかしこの先のチャオ小説の流れを生み出す力となった作品が三つも登場しました。


つづきから
作・冬木野

本作は構成に工夫があり、それが一種のトリックになっています。
しかしそのトリックへの評価はいまいちでした。
一方で、以前の作品から評価されていた冬の描写についてはこの作品でも高く評価され、冬を書くのがうまいことを知らしめました。

この作品の影響もあってか以降のチャオ小説では、
工夫を凝らしたプロットではなく、文章や言葉を研ぎ澄ますことにより重きが置かれるようになったと感じます。


そんなにブロッコリーのことが嫌いなら殺せ
作・ぺっく・ぴーす

ギャグ小説です。凄まじいギャグです。
あまりにも荒唐無稽な本作のギャグに影響を受けて、
以降の作品がコメディ要素を強めていくきっかけになったと感じます。


爆誕!次世代チャオブリーダー! 〜それがしの実家編
作・それがし

まさかのノンフィクション。
それでいてとても面白い内容に仕上がっていたものだから、チャオ小説作家たちは非常に驚きました。
そして、とあるノンフィクション作品が投稿されるきっかけとなりました。
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2014年 覚醒
 スマッシュ  - 17/12/21(木) 2:04 -
  
2011年からの流れは落ち着きを見せていました。
それでも2014年はいくつかの名作が生まれ、一連のムーブメントが最後の光を見せた年という印象を抱かせます。

これ以降、チャオ小説に限らず小説を書き続ける者と、チャオ小説を含む小説から離れる者に大きく分かれました。
休刊してもなおチャオ小説から離れられなかった人たちにとって、これまでの活動は残っていた熱を使い果たす絶好の機会だったのかもしれません。


ろっどの物語
作・ろっど

共感できないけれど面白い、というのがこの作品に対しての一般的な評価です。
チャオ小説ではありませんが、チャオラーの一風変わったノンフィクションとして、非常に人気のある一作です。
あまりにも人気があるため、後に『ろっどの物語を書こう!』という、この作品をパロディ元としたオリジナルの物語を作る企画スレッドが作られることとなりました。
まさに狂気。


ヘルメタル・クラッシュ
作・だーく

どこに向かって進んでいけばいいのか。
自分の人生を決めあぐねている少年が、ダークガーデンに預けられていたチャオと、その飼い主でありながらチャオを引き取らずに放置している女性に出会う、という物語。

チャオ小説界隈に純文学を持ち込んだ人物、それがだーくさんです。
ゆえに本作もそれを意識したものになっており、暗喩的な表現が光ります。

その一方でチャオの名前が「ホップ」であるなど、随所に遊び心を散りばめる工夫がだーくさんの作品の特徴です。
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現在 チャオ小説はまだ続く
 スマッシュ  - 17/12/21(木) 2:05 -
  
現在のチャオ小説界隈では、
チャオBBS時代の荒唐無稽な物語を再評価し、当時のような切れ味鋭いコメディを書こうとする動きがあります。
懐かしさから古いチャオ小説を読み返してみたところ、笑いどころがあまりにも多く、残存するチャオラーに衝撃を与えました。(月と太陽の物語など)
そして幼さゆえの常識外れなネタを自在に扱えたら最強のギャグが書けるという期待が生まれたのです。


ステンドグラス
作・だーく

ヘルメタル・クラッシュと比べると、コメディ要素がはっきり濃くなっており、チャオ小説の流れの変化を感じられます。
コメディの他にもバトルや大会といった、昔のチャオ小説ではおなじみの要素を持ちながらも、純文学の影響を受けた語り口は健在。
古い作品の良さまで取り込むという、もう一段階新しいチャオ小説の誕生を感じさせる作品です。


真実の冒険
作・土星

チャオBBS時代から連載している冒険ものチャオ小説です。
見覚えのあるタイトルかもしれませんね。まだ連載続いています。
10年以上続いているという点で異色のチャオ小説です。
たまに投稿をしては残存するチャオラーを驚かせている、終わらない話題作。
特に2015年の突然の大量投稿の衝撃は凄まじいもので、お祭り騒ぎとなりました。

この作品のもう一つの特徴。
それはこれまで紹介したチャオ小説界隈のムーブメントの影響を一切受けていないことです。
完全なる独自路線。
時と共に文体は変化しているものの、昔のチャオ小説のノリを色濃く残している貴重な作品です。
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