●週刊チャオ サークル掲示板
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃チャットへ ┃編集部HPへ  
1668 / 1841 ツリー ←次へ | 前へ→

【魔法少女になれなかった日】 ホップスター 12/12/23(日) 0:04
感想です スマッシュ 12/12/23(日) 3:32
ありがとうございます ホップスター 12/12/23(日) 12:16
感想です ろっど 12/12/23(日) 22:21
ありがとうございます ホップスター 12/12/23(日) 23:13
感想 ダーク 12/12/23(日) 22:24
ありがとうございます ホップスター 12/12/23(日) 23:29
かんそうです ぺっく・ぴーす 12/12/24(月) 0:40
ありがとうございます ホップスター 12/12/24(月) 1:05

【魔法少女になれなかった日】
 ホップスター WEB  - 12/12/23(日) 0:04 -
  
『…ほ◎らちゃん、ごめんね。あたし、魔法少女になる』
『ま◎か…そんな…!?』

巨大な魔女を前にして、廃墟となった街。
その一角で、2人の少女が対峙する。1人は、傷つき血を流しながら横になっている。

『あたし、やっと分かったの。叶えたい願い事を見つけたの。だからその為に、この命を使うね』
『やめて…!それじゃ…それじゃあ私は、何の為に…っ!』

…もちろん、これは画面の中の話である。現実には魔法少女は、(たぶん)存在しない。


       【魔法少女になれなかった日】


「…はいはい、そろそろ部屋掃除したいからどいてー。っていうか何回見るのよそれ…」
緊迫したシーンを遮り、部屋の主である女の子が掃除機を持ち出す。
テレビを熱心に見ていたチャオは不満そうにしながら、しぶしぶリモコンの停止ボタンを押し、そのままテレビを消した。
「折角いいところだったのに、酷いチャオ〜…」
と愚痴のようにこぼしながら。

「まったく、まどかだかマギカだかマジカだか知らないけどさぁ…それにしても魔法少女ねぇ…そりゃ私も小さい頃は憧れたけども、もうハタチだよ、はぁ…」
掃除機をかけながら彼女はぶつぶつとつぶやく。
かつての少女も、既に大学生。講義、レポート、ゼミ、サークル、友達付き合い、趣味、バイト、コンパ、その他いろいろ…更にもう少しすると、「シュウカツ」という名の魔物が待っている。
大学生ほど自由を謳歌できる頃もない、と一般的には言われてはいるが、これはこれで忙しいのである。少なくとも、魔法少女に熱狂している暇は無い。

「チャオ〜…」
チャオは不機嫌そうに、買ってもらった某魔法少女アニメに登場する杖(のおもちゃ)をベッドの上で振り回した。これも元はといえば彼女のなけなしのバイト代である。
「掃除終わったら買い物いくわよ!休みのうちに色々やっとかないといけないんだから!」
掃除機を止め、今度はテーブルの上を片付けながら彼女は言った。この日は大学もバイトもなく、珍しくその他の予定もない完全な休日だが、だからこそやることは多い。
なお、それを聞いたチャオはある思惑を走らせるが、
「お留守番…」
「だめっ!」
口にした瞬間、即座に否定された。


…という訳で、買い出しの為に近くのスーパーに寄る。
収入が少ない割に何かと支出が多い大学生にとって、真っ先に削るターゲットになるのは食費が多い。彼女もまた例外ではなく、1人で食事をする時はギリギリまで切り詰める。その代わり、友人と食事に付き合ったりする際には(当然限度はあるが)惜しまない。
「お、特売発見!ちょっとカート持ってて!」
とつぶやくと、彼女はカートを置き去りにして小走りで特売コーナーへ向かう。チャオはというと、ショッピングカートの子供/チャオ用椅子に座りっぱなし。持つというより乗ってるだけである。
で、当のチャオはというと、
「相変わらず、チャオ使いが荒いご主人様チャオね〜」
と愚痴りながら、やっぱり魔法少女の杖を振り回していた。
(※あぶないのでよい子、よいチャオのみんなはマネしないでね!)

「ふーっ、これでしばらくは大丈夫かな」
と、カートに特売品を入れて、レジへ向かう。
「い、い、いらっしゃいませっ!」
偶然並んだレジに立っていたのは、明らかに自分より年下、高校生ぐらいの女の子。素人目に見ても慣れない手つきで商品をレジに通していく。
(大丈夫なのかな、この子)
と飼い主・チャオ共々思ったところで、バイトの女の子の手が止まった。

「あ、あ、あれ…?」
バイトの子は商品であるペットボトルのジュースをくるっと回しながら見回す。どうやら、バーコードが見当たらないらしい。
彼女はしばらく黙って見ていたが、さすがに見かねて、
「あの、ここですよ」
と、バイトの女の子が右手でペットボトルを持っている、まさにその場所を指した。
彼女はいつもこのジュースを飲んでいるので、バーコードの位置も(なんとなくではあるが)把握していたのだ。
それを指摘されると、バイトの子ははっと気付いたように慌ててペットボトルを左手に持ち替え、
「あ、あ〜っ!ご、ごめんなさい!」
とほぼ素の状態で謝りながらジュースをレジに通した。

…が、飼い主とチャオがほっと一安心した、次の瞬間。
ジュースのペットボトルをレジを通した後のカゴに入れようとした瞬間、ペットボトルが彼女の手から滑り落ち、さらにカゴの当たり所が悪かったのか、カゴごとひっくり返り、商品が辺りに散らばり、周囲に「ガッシャーン」的な大きな物音が響き渡り、周囲の客やレジ係が一斉にこちらを振り向く。
何もしていないのに、何か物凄く悪いことをしでかした気分になる飼い主とチャオ。

「あ…あ…あ〜っ!!」
そして、バイトの女の子の声にならない声の後、上司と思われる店員の怒鳴り声が響いた。


「はーっ、えらい目に遭った…」
帰り道。あんなトラブルがあったせいで、既に真っ暗である。
結局、お詫びとして値下げしてもらったので、なんだかんだでラッキーな出来事ではあったのだが、彼女の表情はやや暗い。
「あれがいわゆる『どじっこ』チャオね!アニメにはたくさんいるけど、現実では初めて見たチャオ!」
その飼い主とは正反対の明るい表情で、チャオはおもちゃの杖を振りながら話す。それに対し飼い主の女の子は、相変わらず溜息混じりにこう返した。
「私だって初めてよ、あのレベルの本物は…」

彼女は20年間というそれまでの人生の中で、様々な友達付き合いをしてきて、いわゆる「どじっこ」に分類される『キャラ』を『演じている』女の子を何人か知っていた。
だがそれは結局、同性・異性に関わらず、他人に好かれようとやっている『演技』。それが『本物』であったことは、一度たりともなかった。
ある程度親しくなってから「ここだけの秘密」などと言って打ち明けてきたケースもあれば、傍から見ていても明らかに演技だと分かるケース、酷いものだと好意を寄せる男性相手にだけ演じているというケースもあったのを覚えている。
最も、人間であれば誰しも多少なりともヘマをするものではあるが、その範疇を超えた「本物のどじっこ」は、今日スーパーのレジで出会うまでは見たことがなかった。

(ったく、バイト中に客の前でドジを踏むメリットがどこにあるのよ…)
どこにも無い。それが彼女がバイトの女の子を「本物」と見た理由である。

「とにかく、帰ってご飯食べたら掃除の続きするから、くれぐれも邪魔は…って、あれ?」
その瞬間、世界が止まった。世界が歪んだ。世界の色が、黒と白になった。


「ここ、なんかちょっとおかしいチャオ〜…」
「ちょっとどころじゃないわよ!」
状況が飲み込めずにうろたえていると、目の前の空間がさらに少し歪み、やがて白と黒の大きな怪物、人のような形をしながら、明らかに人ではない怪物が現れる。そのサイズは、目測でおよそ10mぐらいだろうか。
「………っ!」
あまりの衝撃に、言葉を失う1人と1匹。

そして、その怪物がその右手(のようなもの)を振り上げ、1人と1匹に対し振り下ろそうとした瞬間、目の前で光が走った。
すると怪物は腰のあたりから上下に裂け、うなり声のような、かつ叫び声のような音を立てて、粉々になっていき、崩れ落ちるようにして消えていった。

「た、助かった…」
そして、怪物の代わりに1人と1匹の目の前に現れたのは、1人の少女。それも、
「魔法少女チャオ!!」

日常ではあまりお目にかからないようなヒラヒラの服を着て、チャオが持ってるおもちゃのそれとは全く違う、独特の質感が溢れる杖を持つ。紛れも無い、魔法少女だった。

「だ、大丈夫ですか………って、あああーっ!?」
そして魔法少女が、1人と1匹に対し声をかけて、目を合わせた瞬間、全員一斉に驚きの声をあげた。

その魔法少女とは、ついさっきスーパーのレジでドジをやらかしてた、あの女の子だったのだ。

「え、えっと…コスプレイベント?」
あまりの混乱で、微妙にツッコミが入りそうなセリフを発してしまう飼い主の女の子。
「あ、いえ、えっと、これは、その、うーん…」
それに対し説明しようとするも、どこから説明すればいいのかという迷いとその天然っぷりでセリフになってないセリフを発してしまう魔法少女。
「えっとつまり、あの怪物を倒すために魔法少女をやってるってことチャオね!」
この状況で一番冷静なのがチャオだったりする。

「う、うん!世界の歪みがあぁいう形で現れるらしいんだけど、とにかく、…!まだ来る!下がってて!」
何かを感知したようで、魔法少女は話を遮り前方に飛び込む。
そして間を置かずに、先ほどの怪物が10体程、次々と現れた。

「なんというか、夢…じゃないよね…?」
怪物相手に(たまにずっこけながら)立ち回る魔法少女を遠めに見ながら、飼い主の女の子は頬をつねっていた。痛い。夢じゃない。
そしてふとチャオの方を見ると、魔法少女が戦っている様子を食い入るように見つめていた。さっきまで大事そうに握っていたおもちゃの杖は、地面に転がっている。
あれだけ憧れていた(?)魔法少女が、目の前に本当に現れて戦っているのだ。当たり前といえば当たり前である。

戦う魔法少女と、それを食い入るように見ているチャオ。
1人と1匹を見ながら、彼女はなんとなく過去のことを思い出していた。
(私も小さい頃は、あんな風に魔法少女に憧れてたんだよねぇ)


『あたしね、おーきくなったらね、まほーしょーじょになる!』
…幼稚園ぐらいの頃だったろうか。チャオみたいにおもちゃの杖を振り回しながらそんなことを言っていたのを、彼女はかすかに覚えている。

いつからだろう、魔法少女に夢を見なくなったのは。
いつからだろう、現実しか見えなくなったのは。

誰しも、魔法少女になれないと悟る日がやってくる。
それは悪いことじゃないし、むしろ必要なこと。
でも、それを悟ると同時に、人は何か大切なものを忘れてしまうんじゃないか―――

彼女はそんなことを考えながらふと前を向くと、既に怪物は全て消え失せて、前方では魔法少女がただ1人、息を切らしていた。
こちらに戻ってこようとするが、足取りが覚束ない。

「だ、大丈夫?」
飼い主の女の子が駆け寄り、魔法少女を軽く支える。
すると魔法少女は、肩で息をしながら、小声で語り始めた。
「…あたしさ、何をやってもうまくいかなくて。…勉強も、運動も、バイトやってもあぁだしさ。…でも、こんなあたしでも、できることがあるんだって。人知れずだけど、みんなの役に立てるんだって。それを、魔法が教えてくれたの…」
「………」
無言で聞く飼い主の女の子。
やがて世界は元の色と形を取り戻し、世界が動き出した。魔法少女も、気がつくと変身が解け、普通の私服を着た、普通の女の子に戻っていた。
飼い主の女の子は、思わずその「普通の女の子」を、ぎゅっと力強く抱きしめた。
「ありがとう…本当に、ありがとう…!」
そんなつもりじゃなかったのに、気がつくと、涙が溢れていた。


あれから数週間。
休日の午後、飼い主の女の子は自室のPCでレポートを執筆中。
チャオは隣でアニメを観ている。但し、魔法少女のそれではない。

『エ◎シア、目標を破壊する!』

「…で、何で今度はロボットアニメなの?」
「この前のアレで気付いたチャオ。チャオは魔法少女にはなれないチャオ。」
「…だから今度は巨大ロボットのパイロットってこと?」
「よく分かったチャオね!」
ポヨをハートマークにして、ニッコリと笑うチャオ。

彼女ははぁ、と半分呆れながら溜息をついた。
そして立ち上がり、あの日以来無造作に置かれていた魔法少女の杖のおもちゃを取り出して、
「アンタはもうちょっと現実を見なさいよ…という訳で、」
「どういう訳チャオ?」
「少し…頭冷やそうか…?」
杖をチャオに向けて、冷たく言い放った。

「ひいいいいっ!それだけは勘弁チャオ〜!!何枚隔壁があってもブチ抜かれるチャオ〜!」
狭い部屋を逃げ回るチャオ、追いかける飼い主。
しばらくの間、彼女のレポートは完成しそうになかった。


                          おしまい。

===

こちらが前々から聖誕祭に向けて準備してた作品です。今回のテーマは魔法少女。

魔法少女といえば冒頭でも引用した最近話題のあれに始まって古今東西色々ありますし、チャオ小説界でもいくつかありますが(私の作品でいえば魔術師狂想曲の女性キャラとかも広義での魔法少女になるのかな?)、今回の魔法少女は特に細かい設定は考えてません。
(冒頭のあれに影響を受けていることは否定しませんが…)
#ちなみに冒頭のシーンはTV版最終話(私が本放送を録画していたもの)からの引用です。

さて、聖誕祭にお話を投稿するのはなんと3年振り。
ここ数年は短編をほぼ年1ペース、になってますが、正直今の私ではこれが限界っぽいです。
(ちなみにこのネタを思いついたのが今年の8月、完成が1ヶ月ぐらい前なので、たったこれだけ(本文は10KB弱)の文章の執筆に3ヶ月ぐらいかかってます)
まぁそれでも、想像力と文章力と時間が許す限りはこれからも投稿していきたいと思っています。今年みたいに咄嗟の思いつきでもう1作できちゃったりしますし!
#なんか某所でフラグも立てちゃったし!w

それでは、何かあればレスにてどうぞ。詩とか崖とかの感想をまとめて書いてもらっても構いません!
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0; rv:17.0) Gecko/20100101 Firefox/17.0@58x158x46x216.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

感想です
 スマッシュ  - 12/12/23(日) 3:32 -
  
僕たちの世界も『現実には魔法少女は、(たぶん)存在しない』ですよね。
それでも実は存在しちゃっている。

そんな話を僕も書いたことがあります。
(ラノベの新人賞に送って、一次選考ではねられました)

その時の僕は「きっと魔法使いを見つけてしまったら、悔しく思うはずだ」と考えました。
もし実在していると小さい頃にわかっていれば、自分も魔法使いになれたかもしれない、と。
だから僕の作品の高校生の少女は、魔法使いに嫉妬しました。

この作品では、大学生の主人公は忘れていた大切な何かを取り戻して「ありがとう」と涙を流していて、それが僕にとっては衝撃でした。
確かに大学生くらいになると、その存在が一種の希望だと感じられるようになるのかもしれませんね。

自分に可能性がない、ということが悔しい。
世界に可能性がある、ということが嬉しい。

それ以外にもまだまだ別の感じ方があるのでしょうね。

その作品を書いていたことを記憶の片隅においやっていたのですが、この作品のおかげで自分の作品を思い出しました。
もう一度、魔法使いが(たぶん)存在しない現実を見つめてみたいと思います。
ありがとうございました。


それから、子供を座らせることのできるショッピングカートにチャオを座らせる、という発想も僕にはありませんでした。
チャオアパートの世界では、チャオと一緒に外出することはあまりないことです。
それはチャオを単にペットの一種として考えているか、それ以上のパートナーとして考えているかの差なのでしょう。
そのように考えると、ショッピングカートの設定はパートナーとしてのチャオを象徴するいい設定なのではないかな、と思いました。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.11 (KHTML, like Gecko) Chr...@p040.net059084242.tokai.or.jp>

ありがとうございます
 ホップスター WEB  - 12/12/23(日) 12:16 -
  
この手の世界観は割とベタですよね。
ただ私の作品中では「どうすれば魔法を使えるようになるか」を示していないので、今からでも魔法を使えるようになる可能性があるのかも…?(すいませんその辺考えてません!)

ただ恐らく、彼女はそういう可能性を完全に忘れていたからこそ、それを目の前で見せてくれたことに感謝したんでしょうね。
多少なりとも未練的なものがあれば、悔しがっていたりしたかも知れません。


>ショッピングカート
チャオと一緒に買い物に出かけるとなれば、あそこに収まるのが自然なはず!

実際、今作ではチャオは普通に人間の言葉を喋ってほぼ完璧にコミュニケーションを取ってますし、そこら辺でもチャオに対する差がありますね。
今作の場合はチャオがアニメをある程度理解する必要がある(しかもまどマギを!)という設定上の事情から、そういう「1段階上」の扱いになったというのはあると思います。

それでは、感想ありがとうございました。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0; rv:17.0) Gecko/20100101 Firefox/17.0@58x158x46x216.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

感想です
 ろっど  - 12/12/23(日) 22:21 -
  
何でしょう、ホップさんの小説はこういった方向性が適している気がします。
マジシャン・ラプソディのときも感じたことですが、ホップさんの文体・文章はライトノベルのそれと言われても、大衆小説のそれと言われてもしっくりきません。
強いていうなればチャオ小説でしょう。

そういった独自の方向性を持っているホップさんの小説なのですが、昔から今まで、
童話的(子供から大人までだれでも楽しめる作品)な雰囲気が印象深いです。
文章から読み取る雰囲気が、どことなく柔らかい(言葉のチョイスという問題ではない気がします)。
文章やストーリーに、特にこだわりがない、というのも大きな理由のひとつでしょう。漫画のシナリオを書かせたら天下取れるなーと思いました。

また、「崖」でも同じようなことを感じました。
笑うセールスマンじゃないですが、そういう一話完結の漫画チックな雰囲気が、ホップさんの小説の一番の強みでしょう。小説よりも漫画・アニメのほうが親しみが強く、持ちやすいから、自然と雰囲気が柔らかくなる。
じゃあ、それを狙って出すにはどうしたらいいのか、ということまでは……ちょっとわからないですね(笑)。

それでは、次回作!も楽しみに待ってます。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:17.0) Gecko/20100101 Firefox/17.0@p4206-ipbf1505souka.saitama.ocn.ne.jp>

感想
 ダーク WEB  - 12/12/23(日) 22:24 -
  
ぶっちゃけ「魔法使いになりたい」とか「ヒーローになりたい」だとか言ってる子どもに出会ったことはないのですが、でもやっぱり非現実に憧れる気持ちというのは大人でも持ちうる大事な気持ちですよね。
チャオもそういった対象でもありますよね。現実にチャオがいたら飼ってこうしたいああしたいだとか想像を膨らませたりして、現実に密かな期待を抱く。そういった気持ちって好きです。

今回の作品は、魔法少女に憧れてるのが女の子ではなくチャオなんですよね。そこはなんとなく意外性を感じました。というのも、以前スマさんの作品で魔法少女に憧れた女の子に視点を置いた作品を見たせいで、その印象が強いからかもしれません。(ちなみにその作品はクセこそはありましたが、なかなか面白かったです)
でも女の子もチャオ(と魔法少女)をきっかけに、憧れの気持ちを思い出した。やはり無邪気さというのはこういった作品で鍵になりうるものですね。
個人的には無邪気さの見当たらない人の内面に潜む非現実的な感情、といったものが好きで、そのきっかけにも無邪気さを使わないとすごく好みだったりします。作品に関係ないこと言ってごめんなさい。
あと、スマさんも言ってますがショッピングカートの子供用の椅子を描写したのは良かったと感じました。素朴な現実感ですね。

執筆お疲れ様でした。また今度余裕ができて作品を投稿することがありましたら、その時も読ませていただきます。
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; GTB7.4; SLCC1;...@124-144-255-140.rev.home.ne.jp>

ありがとうございます
 ホップスター WEB  - 12/12/23(日) 23:13 -
  
>ホップさんの文体・文章はライトノベルのそれと言われても、大衆小説のそれと言われてもしっくりきません。
>強いていうなればチャオ小説でしょう。

私にとって一番嬉しい言葉かも知れませんねー、これは。
最近の私は「チャオ小説らしいチャオ小説」を執筆の際の1つの目標としてるので。
正直そのおかげで超チャオ小説の方はやる前から私には無理そうな雰囲気が漂ってますが(苦笑)

あと、私は個人的に「折角お話を創るんだから、楽しくなくちゃ」みたいなことも思ってます。
その方向性と「チャオ小説」的な文章が掛け合わさった結果が「童話的」ということなのかも知れません。
あと今作の場合はストーリー自体もそういう方向性なので、余計そういう面が強かったっていうのもありそうです。

>じゃあ、それを狙って出すにはどうしたらいいのか、ということまでは……ちょっとわからないですね(笑)。

文章は本人は無意識のうちに打ち出してるので、残念ながら私にも分からないです!w
ただ今考えると、魔術師狂想曲を全編ですます調で押し切ったのが大きいかも知れません。もう6年以上も前ですが、あの影響が微妙に残ってるのかも…

それでは、ありがとうございました。次回作は期待しないでください!w
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0; rv:17.0) Gecko/20100101 Firefox/17.0@58x158x46x216.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

ありがとうございます
 ホップスター WEB  - 12/12/23(日) 23:29 -
  
子供に限らず、例えば中二病だとか、あるいは憧れのあの娘と…的な妄想も「非現実的なものに対する憧れ」の一種ですよね。
そして小説って、書く側はもちろん読む側もそういうものの発露、的な意味合いもありますよね。

>今回の作品は、魔法少女に憧れてるのが女の子ではなくチャオなんですよね。

チャオはゲーム中の描写を見る限り、子供ぐらいの知能は持っているよね、って話が昔からあって(実際に「チャオ幼稚園」がありますし)、だったらチャオが魔法少女に憧れてもいいんじゃないか、っていうのが発想のはじまりですね。
今作のチャオは普通に人間と会話できてるので、もう少し知能がありそうですけども。

崖に続いて感想ありがとうございました。また余裕ができたら頑張ります。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0; rv:17.0) Gecko/20100101 Firefox/17.0@58x158x46x216.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

かんそうです
 ぺっく・ぴーす  - 12/12/24(月) 0:40 -
  
るるかるふうりn・・・いえなんでもありません
かんそうかんそう

・この作品を読んでいると
 チャオが子供くらいの知能、といっても、
 チャオ小説でよく描かれるチャオたちの知能は
 まるきり子供のそれではないなあと思います
 女子大生と1:1で暮らしている等
 チャオ同士のコミュニティというものが描かれる事が少なくて、
 それよりもその飼い主からの影響が大きいという育ち方の差もあるかもしれませんが
 変な事に造詣が深いけれど子供っぽい、知識が狭く深くといった感じ
 みたいなキャラクターを見るとチャオ的に感じます
 チャオは飼い主の鏡というのを利用した裁判がありましたし
 立場的にも不思議な生き物ですね
 魔法少女に憧れているのも、飼い主の深層意識をばっちり受け継いでいるせいでしょうか
 つまり主人公にはロボットモノにハマる素質が・・・

・そのアニメの最終話を見ているという事は、
 あのいろいろと有名なシーンをいろいろと見たと言う事ですね
 それでもなお魔法少女に憧れるあたり有望な子ですね

・このチャオは自分の事を人間だと思っているフシがありませんか、人間のキャラクターに憧れるあたり
 同種どうしのコミュニティを持たないペットが自分の事を人間の一種だという認識でいるのも実際ありますが
 それに近い感じがします

・ドジっ子店員が実は魔法少女で助けてくれると言う展開が楽しいです
 いっぱいドジやったらまほうつかえるようになりますか?

インキュベーターがチャオの姿をしていたら凶悪ですね 絶対断れない
むしろ真相を知ってもチャオのためならいいやってなりますね
かわいいは兵器
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_7_5) AppleWebKit/536.26.17 (KHTML, l...@pl972.nas811.yokkaichi.nttpc.ne.jp>

ありがとうございます
 ホップスター WEB  - 12/12/24(月) 1:05 -
  
そういえば私の持ちキャラであるエルファ嬢が出てましたね某るるかる。
書いた後に思い出しました。

> 女子大生と1:1で暮らしている等
> チャオ同士のコミュニティというものが描かれる事が少なくて、
> それよりもその飼い主からの影響が大きいという育ち方の差もあるかもしれませんが

この辺は恐らく、少なくとも私の作品群ではパートナー制という設定を作ったのが原因ですね。
あれに引っ張られて「1:1」という構図ができて、(少なくとも私の中では)チャオ同士のコミュニティを描きにくくなったというのはあります。

>・そのアニメの最終話を見ているという事は、
> あのいろいろと有名なシーンをいろいろと見たと言う事ですね
> それでもなお魔法少女に憧れるあたり有望な子ですね

きっと概念的存在になりたいんじゃないですかね!
あとはたぶん怖いもの見たさというのもあるんじゃないでしょうか。分かりませんけども。

>・このチャオは自分の事を人間だと思っているフシがありませんか

100%ではありませんけど、2〜3割ぐらいは、あるいは「魔法少女になれば人間になれる」的な思いはあると思います。
巨大ロボのパイロットならまだチャオにも可能性はありそうなので、方向転換は幸いだったと見るべきかもしれません。

>インキュベーターがチャオの姿をしていたら凶悪ですね 絶対断れない
>むしろ真相を知ってもチャオのためならいいやってなりますね

チャオの姿であの声で「僕と契約してry」
…だめだ!絶対契約してしまう!
実際QBさんもあの容姿が理由で契約に至った少女が結構いそうな気が。

それでは、感想ありがとうございました。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0; rv:17.0) Gecko/20100101 Firefox/17.0@58x158x46x216.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃チャットへ ┃編集部HPへ  
1668 / 1841 ツリー ←次へ | 前へ→
ページ:  ┃  記事番号:   
56295
(SS)C-BOARD v3.8 is Free