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五章 DARK
 ろっど  - 18/10/1(月) 19:29 -
  
ろっどは暗黒時代に突入しました。

覚醒ができない。

それは今まで一度もなかったことです。

ぼくを特別な人間たらしめているのは、ひとえに「覚醒」があったからです。

それが使えないろっどは逆境を力に変えることができない。

しかし悲観はしていませんでした。

必殺技の封じられた主人公。それが当時のぼくの立ち位置だった。いずれできるはずだ。自分を追い込んで、それをバネにする。

「覚醒」とはそもそも何だったのでしょうか?

覚醒している時、ぼくは不思議な万能感に包まれています。何でもできる。絶対にできる。どんな困難でも乗り越えられる。

あまり自信のない状態から、一気に自信に満ち溢れている状態に変化する。

100%集中するための自己暗示のようなものなのかもしれない。

逆境の最中、折れそうな心を奮い立たせて立ち上がった時、ぼくは誰にも負けない自信を身に付けます。

だから、今回もそのサイクルのひとつだろう。

ところがいつまで経ってもできるようにはなりませんでした。

「覚醒」さえ使えればもっと活躍できるはずだ。今の俺は必殺技が使えない状態で戦っているだけだ。

だけど、本当にそうだろうか?

「覚醒」なんて最初から存在していないんじゃないか。今の自分は常に実力を発揮できている状態なんじゃないのか。

そんな焦燥とは裏腹にSplatoon2では実績を積み重ねて行きました。

準優勝、準優勝、そして準優勝。優勝はできなかったものの、安定して大会で入賞することができました。

いつしかぼくはSplatoonというコミュニティにおいて「少し名前の知れた存在」になっていました。

だけど覚醒はできるようにはならなかった。

かつてあれほどあった情熱が、薄れて行くのを感じていました。

色々なものに触れて感動しては影響を受けて、次々と新しいものを身に付けて行くはずの「ろっどの物語」は、信念を捨て情熱が薄れたことにより途端に失速します。

気が付いた時、ぼくはただ偏屈なだけのサラリーマンになっていました。

引用なし
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ろっどの物語2バトル ろっど 18/9/24(月) 22:21
一章 きっかけ ろっど 18/9/25(火) 18:57
二章 あらすじ ろっど 18/9/26(水) 22:02
三章 つづきから ろっど 18/9/29(土) 13:10
四章 挫折 ろっど 18/9/30(日) 22:38
五章 DARK ろっど 18/10/1(月) 19:29
六章 夢 ろっど 18/10/2(火) 20:59
終章 さようなら ろっど 18/10/3(水) 22:08
感想コーナー ろっど 18/10/3(水) 22:10
Re(1):感想コーナー スマッシュ 18/10/4(木) 2:28
感想ありがちょ ろっど 18/10/4(木) 5:45
感想です。 ホップスター 18/10/5(金) 8:07
感想ありがとうございます! ろっど 18/10/5(金) 10:58
感想、及び、帰らざる日々についての短い考察。 それがし 18/10/7(日) 23:33
感想ありがとうございました! ろっど 18/10/8(月) 2:49
感想 だーく 18/10/7(日) 23:41
ありがとう ろっど 18/10/8(月) 2:59
Re(1):感想コーナー チャピル 18/10/9(火) 0:23
ありがとうございます。 ろっど 18/10/9(火) 1:19

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