|
> 今までのチャピルさんの繊細な小説のイメージ
うーん、今までの小説も別に繊細ではなかったと思いますけども。
大きく印象を変えた部分があったとしたら、登場人物同士が自分の気持ちをはっきりぶつけあうようにしたことかなと思います。
こうしたのは恋愛や結婚を書きたかったからです。
自分の中での恋愛観がはっきりしてきた、ともいえるかも知れません。
人間同士の関係性をとにかく具体的にしようという意志を持った一木という人物がいて、彼がぐいぐい曖昧な部分を排除していく。
そういう具体性が大事だな、というふうに最近思うようになりました。
これは、今まではどちらかというとろっどさんの小説によくあった要素かもしれないですね。
> チャピルさんの描く世界にぼくというキャラクターが上手くハマっていない
なんなんでしょう……
僕もろっどの物語を書いていて、このキャラは自分には扱えないと思いましたし、根本的に何かが違う感じがします。
もっと具体的に掘り下げれば、いろいろ出てきそうな気もしますけど、それはちょっとこの感想コーナーでは語りきれないですねー。
> 田舎くさいオーラ、結婚の話
ひたすら取材ベースで構築した部分ですね。
阿蘇に関しては全力で描写できた感じがあったんですが、結婚についてはもっと掘り下げようがあったなあと思っています。
今回は登場人物をきっちり削りすぎたせいで、ちょっとリアリティに徹しきれない部分がありました。
次回挑戦するとしたら、そこになるでしょう。
まあ、それはたぶんチャオ小説ではないですが!!
|
|
|