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本当に面白いことになったな、と思いました。
なんなんでしょうね。
同じようなテーマを書いていながら、それに対するアプローチの仕方はまるきり異なるという。
わかりやすさに全振りしたガーデン・ヒーローと、小難しいライカ記念日。
20年目を書こうとしたガーデン・ヒーローと、そこに至るまでの過程を描こうとしたライカ記念日。
物語の構造とか、登場人物の配置の仕方とかも、真逆と言っていいレベルで似てないですよね。
これはスマさんと僕の素の作風の違い……だけではなさそうですね。
書き始めの頃は、「ガーデン・コール」を結構意識してました。
だってライトカオスをテーマに据えるなら、僕の方がもっとうまく書けると思いましたし(笑)
僕にとってもチャオガーデンは気にくわない作品だったので、なんとしてもやっつけたかったのです。
それから「チャオアパート」も意識しました。
なんというか、「チャオアパート」は一点突破的な作風、極北さというのが特徴だったので、比較せざるを得ませんでした。
正直、表現のディティールという点では、今も劣っていると感じています。
でもおかげでライカ記念日も別の意味での極端さを追求できました。
> ライトカオスや優花や莉音とは、チャピルさんにとってなにを指しているのか
そうですよねー。このあたりのダブルミーニングが、ライカ記念日を決定的に読みにくくしてますよねー。
こんなに正確に読み解いて頂けると思ってなくて、ちょっと感動しています。
スマさんも仰っているように、作中の登場人物には僕が知っているチャオラーの要素をそれとなく混ぜています。
なので、人によってどこが刺さるかは変わってくるんじゃないでしょうか?
どんな感想がくるか気になるので、読み方を限定するようなヒントを書くのは止めておきます(笑)
まあでも、一点だけ質問に答えておくと、一木も自分だと思います。
チャオから離れることが正しいと思っている自分、世間の評価に従順な自分、といった側面が投影されています。
> 僕の小説のスキルアップ
そうですね。僕は今後小説が本業になるとも思えないので、僕の持っているノウハウはスマさんに吸収してもらうべきだと思います。
今回は制作日誌をつけながら小説を書く、ということをやっていました。
技術的な部分についてはかなり明文化されています。
こちらを後日お渡ししたいと考えています。
といっても、ライカ記念日を真似て書くと8ヶ月かかるので、実用性があるかどうかは疑問ですが!
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