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めちゃくちゃチャオ小説じゃないですか!!
書き出し読んだ瞬間に、
「あ、これチャオ小説だ」
って感じました。
チャオBを思い出す文章なんですよね。
僕やだーくさんは、
「当時のチャオBのノリを今の小説に反映させたら、めちゃくちゃ面白くなるんじゃないか?」
みたいなことを考えて、ここ最近のチャオ小説を書いていました。
でもホップさんの小説は、
そういう目論見以前に、
綺麗にあの当時のチャオ小説でした。
きっとホップさんのことですから、
「進歩がない」とかそういうふうに捉えているんでしょうけども、
そうではないということを僕は言いたいです。
その人だからこそ出せる小説の色や光というのがあると私は確信していて、
ホップさんはその自分の色というものを出して書ける人だと評価しています。
ホップさんからしてみりゃ、
「チャオBで好き勝手に書いてたら勝手にこうなって、そこからなにも変わらないだけ!」
とかだったりするんでしょうけれども、
アマチュアでここまではっきりと自分の色を出せるのって、珍しいわけですよ。
普通はここまで色を出せません。
で、その人特有の色が求められる場やタイミングって、
どこかにあったりするわけじゃないですか。
その1つが今回の週チャオだったわけですけども。
だから今回、間に合わせてくれて本当にありがとうございます。
この20周年に、ホップさんの小説があるというのは大きな大きな意味があると思います。
このタイミングじゃなきゃダメだと思います。来年じゃダメだったんです。
今回投稿されているチャオ小説は、
チャピルさんもホップさんも自分事で書いているのが、
すごく面白くて魅力的だと感じます。
ホップさんは、とことん自分事の作家だと思っています。
彼女の病室もそうでしたけれども。
表紙を書いてくれって、おねだりした理由もそこにあるんですけど。
ホップさんはちゃんと「自分たちのお話」をしてくれるんですよね。
僕も本当は自分事の作家に憧れているんですけれども、
どうやら僕にそのスタイルは向いていないみたいです。
僕は他人事で書いた方が、多くの人から評価されるタイプのようだと、最近気付かされました。
だからホップさんのことがかなり羨ましかったりします。
その自分事に加えて今回は、未来への祈りみたいなものも感じて、面白かったです。
僕が未来って感じたのはチャオB時代に「大人のチャオラー」との付き合いがなかったからで、
それがあったホップさんにとっては「その人たちが今、こうなっていてほしい」という祈りでもあるのかなって思います。
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