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チャオアパートという変な場所に住む女の子について書いてみよう、が僕の中での始まりで、それがまさかチャオと人との境界が曖昧になっていくように働くとは思ってもいませんでした。
途中から狙いとして生まれましたが、最初から考えていたメインの狙いではなかったのです。
僕の中で真ん中にあったのは「主人公の心」であって、それ以外のものは「彼女の近くにあるがために彼女の反応があるもの」という性格が強いと思います。
彼女が孤独になることについても、深い理由はなさそうです。
集団の中で孤独になる人は少なからずいて、彼女もそうなったに過ぎません。
もしかしたら孤独になることには理由があるのかもしれませんが、その理由を明確なものにする作業は僕には難しそうです。
どうやらそうなるみたいだ、というのを反映しただけなのです。
というわけであまり理詰めの作品というわけではないのです。
これから理詰めで書く時は、チャピルさんの惹きつけられたという点を利用してみます。
この作品は、チャオアパートという環境に身を置いた人が考えていたこと、くらいのノリで見てやってください。
最後のオレンジ、常夜灯はチャオのためのものであって、彼女のためにあるものではないので、邪魔者なのです。
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