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自分の冒険 〜自分ならこう書く〜 冬木野 12/4/26(木) 11:03

純チャオ小説・死織の物語 スマッシュ 17/12/3(日) 22:32

純チャオ小説・死織の物語
 スマッシュ  - 17/12/3(日) 22:32 -
  
 ある日、僕は組長に呼び出された。
 組長っていうのは、暴力団の組長で、僕は組の人間じゃないのだけれど弱みを握られていたので、時々えげつないお使いを頼まれるのだった。
「今日お前を呼んだのは他でもない。最近世界征服を企んでいる悪の組織、悪い会のボスを倒してこい」
「暴力団なのに悪の組織を倒すんですね……」
「世界征服など許せるものか」
「ああ、支配されるなんてまっぴらってことですか」
「世界はみんなのものだ。誰のものでもない」
「はい、そうですか。でもなんで僕なんでしょうかね〜。組の人に行かせた方が確実なのでは?」
 僕はこの人たちに比べたらだいぶ弱いのだ。
 当たり前のことを言ったつもりなのだが、組長は激怒した。
「馬鹿かお前。誰が家族を危険な場所に行かせるつもりだ、馬鹿か、馬鹿じゃねえのか馬鹿。家族を大切にしないような馬鹿だから借金五億円とか作って暴力団に拾われるんだよクソが」
「借金のことまで言わなくたっていいじゃないですか」
「とにかく借金のことがあるんだからお前が行くんだよ」
「は〜〜い」
 いやあ、困ったことになっちゃったぞ。
 悪い会といえば、けっこう殺人とかテロとかしているのだ。
 僕がそんなところに戦いを挑んだら、すぐ殺されちゃうだろう。
 ついに僕の人生もおしまいかあ。
 五億円の時点でやべえって思ったけどね、やべえアゲイン。
「大丈夫!?」
 組長の屋敷の門を出た途端、ダッシュして女がぶつかってきた。
 僕は三メートルくらいぶっ飛んだ。
「今大丈夫じゃなくなりました」
「私はあなたを心配する異性の幼馴染、死織!とてもあなたのことが心配だから、悪い会を倒す旅に私も一緒に行くわ!」
 きらきらと周囲に薔薇などを咲かせて女は笑顔を見せた。
 確かによく見ると僕の幼馴染の死織だった。
「オッケー、わかりやすい自己紹介ありがとう。帰ってください」
「どうして!」
「悪い会を敵に回せば死んでしまう。君が一緒に来たら、君も無駄に死ぬだけだ」
「そんなことないわ!私は片手でりんごを握りつぶしながら、もう片方の手で人間の頭を頭蓋骨ごと砕くことができる!きっと役に立てるはずよ!」
「お前とんでもない戦力だったんだなあ」
「私を一緒に行かせないと言うのなら、ここであなたの頭を砕くわ!」
「ういーっす、よろしくお願いしゃーっす」
 死織が仲間になった!
「楽しいハネムーンにしましょうね!」
「いやハネムーンじゃねえから。そもそも結婚もしてねえし」
「えいっ」
 死織は海の水をすくって僕にかけた。
「うわっ」
「えいっ、えいっ、えいっ」
「やったなあ〜!」
 僕は逃げる死織を追いかける。
「うふふ!」
「ははは、待てよ〜!」
「捕まえてごらんなさ〜い!」
 逃げる死織を追いかけているうちに町についた。
 町では大量虐殺が起きていた。
「悪い会のボスの命令だあ!皆殺しだあ!逃げても無駄だあ!」
「うわあ、物騒なところに来ちゃったなあ」
「はっはっは、次に頭を砕かれるのは誰かなあ?」
 大量虐殺をしているのは死織だった。
「死織!」
「見られてしまったのね、私の正体」
「死織……お前だったのか」
「そう。私は悪い会の幹部。その名も大量虐殺の死織よ」
「やめるんだ死織、こんなこと!君らしくない!」
 人殺しはけっこう死織らしいけど、なんとなくそう言ってみた。
 次に殺されるの僕かもしれないし。
「そうね、そうよね。私、殺すのやめりゅ!」
「よかった〜〜。話早くて助かるわ〜〜」
「お、俺は生き残りのモモカンだあ!助けてくれたのはお前かあ!」
 モヒカンの男が僕に話しかけてきた。
「ああ、うん、まあ」
「なんて熱い男だ!ぜひ俺も一緒に行かせてくれ!親も兄弟も恋人もみんな殺されちまった!俺にはもう復讐しかねえ!」
「うん、いいよ」
「ヒュウ!感謝するぜ!」
 モヒカンのモモカンが仲間になった!
 僕、死織、モモカン、忽然と消えたチャオの四人で僕たちは次の町に向かった。
 四人旅はとても楽しかった。
「懐かしいな、君と死織は昔から仲良くて一緒にいたもんな」
 忽然と消えたチャオが嬉しそうに言った。
「おいおいどうした、まるで昔一緒に遊んだやつみたいなことを言って」
「ははは。それもそうか。ただそんな気がしたんだよ」
 次の町でモモカンは我に返った。
「そもそも俺の親と兄弟と恋人を殺したのこいつじゃねえか!」
 死織を指さして言った。
 そのとおりだ。
「人を指で指すのはよくないよ」
 忽然と消えたチャオが言った。
「うるせえ!」
「うるせえのはてめえだ!頭砕くぞ!」
 死織が言い返して喧嘩になった。
「こんなやつらと一緒に旅ができるか!俺は一人で行動させてもらう!カオスコントロール!!」
 モモカンがカオスコントロールをしたせいで、モモカンと死織が僕たちの目の前から消えてしまった。
「うわあ、まじかよ」
「困ったものだね」
 忽然と消えたチャオがやれやれといった感じに言った。
「困っているようだね!」
 と第三者の赤ちゃんが話しかけてきた。
「困ってます」
「なら仲間と再会させてあげるよ!カオスコントロール!」
 赤ちゃんと僕と忽然と消えたチャオは、死織のすぐ傍にワープした。
「私を追っかけてきてくれたのね!」
「そうみたいですね」
「ありがとう!!」
 死織は僕に抱きついた。
 その五十メートル先で、モモカンが悲鳴を上げた。
「うわあああ!誰か助けてくれええ!無差別殺人だあああ!」
 見ると、ナイフを持った黒い覆面の男が通行人を刺していた。
 モモカンは腰を抜かしている。
「殺されるううう!助けてくれええ!」
「しょうがないやつ。私たちがいないと駄目なんだから☆」
 死織が走って、黒い覆面の男に襲いかかった。
「死ねええ!!」
「お前は、死織!?」
「そうよ、大量虐殺の死織よ!」
「なぜ悪い会を裏切った!!」
「私はもう人を殺すのをやめたのよ!!」
 死織は黒い覆面の男の頭を砕いて殺した。
「ありがとう!ありがとう!死織!!俺が悪かったよう!」
 モモカンは泣いて詫びた。
「全く、調子がいいんだから」
「あっはっは」
 みんなで笑う。
 そして僕たちは旅を続けた。
 だけど僕は自信をなくしていた。
 正直僕、なんの役に立っているのかわからない。
 っていうか死織だけでよくないか?
「落ち込むこともあるよね。がんばがんば!」
 死織は僕を励ました。
 僕は立ち直った。
「しゃーねえな!がんばるか!ぶっちゃけ悪い会のボスの拠点も近いしな!」
「そうだそうだ!」
「イエーイ!!」
「立ち直ったところ悪いけど、二人きりで話をさせてほしい」
 忽然と消えたチャオが言った。
「どうした?」
「実は俺が悪い会のボスなんだ。そして君と死織が幼い頃に一緒に遊んでいたけれど忽然と姿を消したチャオも俺なんだ」
「え〜〜、マジで〜?」
「だけどこのことはみんなに内緒にしていてほしい」
「じゃあなんで話したんだ……」
 そして僕たちは悪い会のボスの拠点に着いた。
 すると忽然と消えたチャオが言った。
「実は俺が悪い会のボスだったのだ!!」
「マジで〜〜!?」
 みんなは驚いた。
「みんな今日までご苦労だったな!実はいろいろあって自力ではこの拠点に帰れなくなっていたのだ!しかし君たちのおかげでここに帰ることができた!ありがとう!!」
「よかったね!」
「うん!!」
 めでたしめでたし。
引用なし
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