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まず謝罪から入りますが、三回くらい読み返してもテーマがよくわかりませんでした。ごめんなさい。今回はその辺を度外視して簡単に感想書いてみるですよ。
ざっくばらんに言ってしまうと、なんていうか淡白でした。地の文における表現から色彩が感じ取れない、とでも言いましょうか。厚みがないみたいな。
前述の通りテーマについては置いておくとして、もっと場景を感じることのできる表現が欲しかったところです。知る、ではなく、感じる。
稚拙ながらも自分なりに改変してみますと、こんな風になりました。
>チャオがこちらを振り向いた。僕と目が合うが、なんとなくこちらを向いただけという風に、また外を向いた。
>>ふと、チャオが僕の方を振り向いた。微かにすれ違うように目を合わせ、またすぐに外を向いてしまう。特に用はないらしい。
>チャオを連れてきたのは、チャオの食料が少なくなってきたので食料を選ばせるためだ。だが、実際はあまり意味がない。チャオは何でも食べるからだ。まさに一応連れてきただけなのだ。
>>今日はチャオも一緒だ。というのも、チャオの分の食料が尽きかけなことに気付き、たまには世のお母さんの真似事でもしてみるかと思っただけだ。特別な意向はない。チャオが僕の懐に多大な影響を与えない限りは。
二つ目かなり脚色してる感じが自分でもしますけど、見逃してくださいな。
ですが、折角の一人称ですので、主人公の主観というヤツをもっと意識してみるとしっくりくるものが書けると思います。主人公が見たものだけでなく、思ったこと、感じたことを書いてナンボですから。脚色し過ぎたなと思ったら手直しすりゃいいわけですし。
それとどうしても気になったのが、なんといいますか、文章の不自然な繋がりです。
>なんとなくこちらを向いただけという風に、また外を向いた。そろそろ買い物にでも出かけようかな、と思った。
>チャオの晩ご飯のリンゴをテーブルに置くと、動き始めた。僕は野菜炒めを食べ、チャオはリンゴを食べた。
>リンゴとバナナを自分の買い物カゴに入れた。少し驚いた顔をしながら、僕にいう。
全体的に淡白が過ぎるせいか、読んでて「ん?」と思ってしまう文章がところどころに生まれてしまっている。これはとても見過ごせないポイントだと思います。
複数の出来事は一文にまとめず、間に事と事を繋ぐ文章を書くようにして無くしたほうがいいでしょう。ちゃんと見直して書いていけばこういうのは生まれなくなりますので。
ではこの辺で締めさせていただきます。また次があれば読ませてもらいますね。
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