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真実の冒険 「8章」 105話 オキス修行編 『... 土星 10/3/29(月) 17:25

真実の冒険 「8章」 115話 『世界政府』 土星 15/9/21(月) 11:53

真実の冒険 「8章」 115話 『世界政府』
 土星  - 15/9/21(月) 11:53 -
  
真実の冒険 「8章」 115話 『世界政府』 

-----DN帝国本部_総裁室-----

ヴォルストは世界政府から届いたとさせる手紙を読む
その内容にはDN帝国の存亡を脅かす内容が記載されていた。


---手紙の内容---
DN帝国総帥_ヴォルスト君。
久しぶりだね。
君達DN帝国が今までどんな悪事を働いているか今まで何もしらなかった。
私のところに大量のDN帝国に関する機密文書が届いてね。
内容に驚愕したよ。
表では良い顔をしているDN帝国。裏ではただの容赦ない殺人集団であることを。
機密文書には世界政府でDN帝国と裏と通じていた奴のリストが載っていた。
リストに載っていたチャオを全て捕獲し尋問させて頂いた。
中々口を割らなかったが次第に割って行ったよ。君の所の幹部の名前が良く飛び出した。
我々は機密内容が本物であることを確信したんだ。

ヴォルスト君。
今まではマスコミや商社・インフラなど自分の帝国にとどまらず幅広く経営をし、
この世界トップレベルの帝国を築いた君の才能は本物だ。
しかしだな。
世界の秩序を守るため我々世界政府も手を打たなければならん。
軍事力でDN帝国は世界一なのは間違いない。
ただ政治力や経済力では他の国のほうが優れている国もある。
すなわちDN帝国の解体を考えている。
そこで、軍事力以外の部分は全て一旦世界政府が統治させて頂く。
また資金も全て世界政府が凍結させて頂いた。
3日後あたりに君の所へ向かうことにしよう。
戦争をしたくなければすぐにでも出頭しなさい。
また、どうしても全面戦争を望むのならば我々も世界政府として【手段】を行使しなければならない。
よく考えてくれ。

世界政府長官 グローリー
---手紙の内容終わり---


世界政府とはこの国の最高機関である。
世界の情報を全て操ることも可能であり、犯罪等の処罰は国際犯罪等に限り全て管理をしている。
また、国ひとつ作る時も世界政府に申請書を提出しなければならず国籍等を変える場合も手続きが必要となる。
基本的に国と国の戦争が発生した場合に軍事力による行使及び介入はできない規定がされており
世界政府自体も軍隊を用いていない。 
しかしながら軍事力以外の部分を差し押さえる特権があるため
事実上世界最強の組織である。
今までも世界政府へ戦争をけしかける国は多々存在したが
世界政府の【手段】と呼ばれる行使により沈静ができるのが現状である。


「タイダル、、、ただちにDN帝国幹部をこの本部へ集結させろ。早急な作戦会議および【宇宙への準備】が必要となる」
「かしこまりました。」
「あとDN帝国内部にスパイが存在する。スパイがいるか裏で調査を頼む。
 世界政府が介入したとなればすぐにDN帝国は崩壊する。DN帝国が崩壊する前に宇宙へ行きチャインを倒し、3幻神による世界征服をする必要がある」
「かしこまりました。」


タイダルはすぐ総帥室を出て、幹部達を大会議室に集まるよう呼びかけた。
タイダルが出た後、ヴォルストは頭をかかえた。
まさか世界政府がDN帝国に介入してくるとは。。
なぜ機密情報が世界政府に渡った!?だれが一体!?
確実にDN帝国内にスパイがいることは間違いない!!
今まで俺がやっていたことが全て崩れていく。
全ては復活したチャインとガイア達のせいだ!!
世界政府が介入したとなればマスコミを利用したガイア達の大犯罪者としての報道も誤報となりもみ消されるだろう。
他にも裏でやってきたことが公となり信用全て失い、DN帝国との取引が消滅する。DN帝国は崩壊してしまう!!


ヴォルストはDN帝国の世界支配を考えた数年前から誰が一番厄介な敵は何かわかっていた。
世界政府である。
現状世界政府がこの世界を支配しているのは間違いない。
世界政府にばれないように計画するためヴォルストはDN帝国を表では良いように表現し、
裏では世界政府の裏役人を金の受け渡しにより証拠をもみ消していた。
世界支配計画は世界政府にばれた瞬間に破綻なのである。
しかし、ヴォルストの頭の中は怒りよりも冷静さが際立っていた。
それは既にやることは決まっており、後は計画を実行するだけなのだから。


「グローリーの手紙の内容では【手段】を行使すると書いてあった。そこだけが気になる。
 世界政府といえど我々の軍事力へ抵抗できないはずだ。迎え撃つまでだ」
 
 
続けてヴォルストはこう言い放つ


「ジェノム0の完成・試験を考えると3日後には充分間に合う。
 一度宇宙へ向かう前に世界政府との戦争が始まるわけだ。
 全てを失う前に世界を支配させてもらおうじゃないか。」
 
 
世界政府を巻き込んだDN帝国との全面戦争
崩壊の危機にあるDN帝国に残っているのは武力による抑制と破壊だけであった。
ヴォルストは世界政府に電話をかけた。


「世界政府長官に1つ伝言をさせて頂きたいが宜しいかね。
 警告状を読み我々のやることは決まったよ。
 全面戦争をさせて頂きましょう。このDN帝国が崩壊するのはわかっている。ならばその前に君達最高機関を破壊する」


第8章完 第9章 DN帝国戦争編へ突入する。
引用なし
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